路上で見たら二度見しちゃう!? 変わり種オープンカー5選

ドイツならではの質実剛健なオープンカー

●BMW「2002 バウアーカブリオ」

ユニークな構造のオープンカー「2002 バウアーカブリオ」

 BMWは主にアメリカ市場を意識して、昔からオープンカーを数多く販売してきました。たとえば高性能モデルの「M3クーペ」にもオープンカーが用意されていたほどです。

 そのBMWがドイツのコーチビルダー(改造、架装を専門に行なうメーカー)「バウアー」に依頼して、1970年代に製造したのが「2002 バウアーカブリオ」です。

 ピラーや屋根の枠を残してオープン化した構造になっており、幌製の屋根に変えられています。同様な構造で、後席上部のみをオープンにした「ランドーレット」というタイプもあり、マイバッハやメルセデス・ベンツが販売していました。

 この作りだとボディ剛性を極端に落とすことなくオープン化できるメリットがありますが、反面、オープンカーとしての開放感は少なくなってしまいます。

 この「バウアーカブリオ」は後に初代と2代目「3シリーズ」でも製作されており、「バウアーTC(トップカブリオ)」という名前で販売されました。

 2代目の「3シリーズ」である「E30型」では「318 バウアーTC」が正規に日本へ輸入されていますので、極稀に中古車市場に出ることもあります。

【了】

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