激レアだけじゃなくロングセラーも 初代のみで消えたクルマ5選
初代が発売され、フルモデルチェンジすることなく販売を終えてしまうクルマがあります。最初から1代限りの限定車として販売されたものもあれば、決して短命ではなかったクルマも存在します。今回は、そんな1代限りで消えてしまった国産車5車種を紹介する記事の第2弾になります。
初代のみで消えてしまったクルマたち
クルマはいうまでもなく商品です。商品の魅力は発売してから年月が経つと薄れていくことが普通です。したがって、定期的に改良を行なったり、フルモデルチェンジして魅力の刷新を狙います。
その一方で初代が発売され、フルモデルチェンジすることなく販売を終えてしまうクルマがあります。1代限りとはいえ、決して短命ではなかったクルマも存在します。
今回は、そんな1代限りで消えてしまった国産車5車種を紹介する記事の第2弾になります。激レアなものから、ロングセラーだったものまでピックアップしました。
●三菱「ピスタチオ」
三菱「ピスタチオ」というクルマをご存知の方は相当なクルママニアではないでしょうか。なぜなら「ピスタチオ」はわずか50台限定で、しかも、先駆的に環境保全に取り組んでいる自治体や公益企業などの法人で使われることが前提で販売されたモデルですから。
1999年12月に「ピスタチオ」は発売されました。当時世界最小となる直列4気筒1.1リッターの直噴エンジン(ガソリンを直接シリンダー内に噴射)を搭載し、ASG:オートマチックストップ&ゴー(アイドリングストップシステム) が採用され、ラインナップは5MTの1車種のみで燃費は30km/L(10・15モード)を達成しています。
30km/Lという燃費は純ガソリン車で世界初の快挙でした。
前述の通り、法人向けのクルマということもあり、中古車市場でもまず出回らない超希少車です。新車の販売価格は95万9000円と安いですが、装備も非常に簡素でした。
大量生産しなかった理由としては、三菱としても低燃費技術のスタディモデルだったのではないでしょうか。当然、フルモデルチェンジなどありえず、1代で販売を終えています。