トヨタ「プリウス」オーナーも「抵抗あり」 ブランド復活へ新型はどう評価される?

米国LAショーで先行デビューした新型「プリウス」が日本でも発表となりました。今回はフロントデザインと同じくらい評判が悪かったリアデザインも大幅に手直しされました。事前のウワサだと「プリウスPHVと同じようなデザインになるらしい」といわれていたため、大いに期待しましたが果たしていかに?

新型「プリウス」のデザインはどう評価される!?

 アメリカのLAショーで先行デビューした「プリウス」のマイナーチェンジモデルが日本でも発表となりました。最も大きな変更点は写真を見てもわかるエクステリアです。御存知の通り、現行「プリウス」は世界的な規模でエクステリアデザインが不評でした。私(国沢光宏)ですら、現行(前期型)モデルを見た瞬間に「これはダメでしょうね!」と思ったほど。なかでもヘッドライトまわりのデザインが最悪でした。

新旧プリウスどこが変わった? (左:新型プリウス/右:旧型プリウス)

 どうやったらここまでアグリーなデザインになるのかと驚くレベルです。同じボディでフロントとリアのデザインだけが違う「プリウスPHV」が素晴らしくカッコ良いのと好対照でした。もちろんカッコ悪いクルマなど売れるワケありません。

 現行「プリウス」と同じハイブリッドシステムを使うSUVの「C-HR」にお客を奪われ、直近では1万2000台という販売目標の半分にも届いていなかったほどです。

 そこで今回はフロントデザインと同じくらい評判が悪かったリアデザインも大幅に手直ししてきました。事前のウワサだと「プリウスPHVと同じようなデザインになるらしい」といわれていたため、大いに期待しましたが果たしていかに? なぜ大幅なテコ入れをしたのかトヨタに確認すると、「従来のプリウスオーナーからも『デザインには抵抗がある』という声が聞こえていました。そこで今回のマイナーチェンジでは、デザインを変えなければと、歴代プリウスでも初となる大幅なデザイン変更を実施しました」とのことです。

 結論から書けば、現行プリウスは最初からこのレベルなら全く問題無かったと思います。しかしダメなデザインといわれた前期型イメージも少し残してしまっています。

 新型「プリウス」のデザインはユーザーからどう評価されるのでしょうか? 個人的には「プリウス」をベースに変更するので無く、「プリウスPHV」をベースにしたらよかったと考えます。また、キャビンスペース(特にリアシート)の狭さに代表される基本スペックは変えようが無いため、来年投入予定の新型カローラのハイブリッド車などが出てくると、正直、厳しくなっていくと思います。

 ちなみにトヨタもこのあたりは認識しているらしく、販売目標を1万2000台から6600台に落としてきました。現行プリウスは、マイナーチェンジじゃ対応出来ないほどの課題を抱えてしまっており、企画段階からいろんな意味で失敗したのかもしれません。今では燃費が良いだけのクルマじゃ魅力も無く厳しいと思います。次期型となる5代目「プリウス」は大きく攻めないとジリ貧になってしまう可能性もあるかもしれません。

新型「プリウス」の詳細を画像でチェック(28枚)

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