トヨタ「プリウス」オーナーも「抵抗あり」 ブランド復活へ新型はどう評価される?

新型「プリウス」、注目のデザイン変更以外は何が変わった?

 エクステリア以外の変更も紹介しておくと、新型「クラウン」と新型「カローラスポーツ」で導入された“コネクティッド”は全ての車種に展開していくということで、今回のマイナーチェンジモデルの新型「プリウス」にも採用(プリウスPHVは最初からコネクティッド機能を持っているため、いつの間にかコネクテッド車になってます)。クルマと対話ができるこのコネクティッド機能は、新車時から3年間のコネクティッド利用料が無料です。

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新型プリウスはオプションで選べるようになった駐車場からバックする際、後方や左右に障害物あった時に警告出す「リアクロストラフィックアラート」

 自動ブレーキ系では「夜間の歩行者を検知出来る」という最新タイプの採用は見送られました。ここは非常に残念なところ。システム全体を変更しなければならず、開発コストの問題で諦めたんだと思います。また駐車場からバックする際、後方や左右に障害物あった時に警告出す『リアクロストラフィックアラート』はオプション設定ながら選べるようになりました。

 ハード面では全グレードにリチウムイオン電池を採用してきました。といってもトヨタの場合、ニッケル水素電池とリチウムイオン電池の性能を全く同じにしています。リチウムイオン電池になったから性能アップするというようなことはないです。また、寒さ対策のためか、4WD仕様はニッケル水素電池のまま。JC08モード燃費も変わらずです。

 価格(消費税込)は『A』グレードで284万2560円。前期型の同グレードが277万7563円だったので約6万5千円ほどの値上げとなっています。大きな装備差はコネクティッドの部分。ザックリいうと車載通信装備と通信代金ということになります。

 また、プリウスPHVに採用していた先進的な縦長の11.5インチのナビは35万5320円のオプション。新型「プリウス」を検討するなら、間もなく登場する新型カローラセダンも候補に挙げることもオススメします。

【了】

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Writer: 国沢光宏

Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。

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