なぜホンダ「新型スーパーワン」は名車「シティターボII」をモチーフにした? 担当デザイナーが語る「デザイン開発」の舞台裏とは!
ホンダ「Super-ONE(スーパーワン)」のデザインを担当したエクステリアデザイナーに取材し、独自のこだわりについて話を聞きました。
「よっしゃ!面白いことが始まるな」
ホンダ「N-ONE e:」をベースにした「Super-ONE(スーパーワン)」は、往年の名車「シティターボII」をオマージュしたデザインをまとっていますが、独自のこだわりもたくさんあります。
そこでエクステリアデザイナーに話を聞いてみました。
まずは“スーパーワン”という名称について聞いてみましょう。
エクステリアデザインを担当した中島英一さんによると、「英語でOnly One、One & Only、唯一無二というところからONEとしました。いまの市場にスーパーワンと同じようなクルマはありませんので、唯一無二なポジション。ホンダだけでなく、世界中の他メーカーも含めて存在感がある、かなり尖った価値観で開発しています」とのことです。

そんなクルマのエクステリアデザインを担当することが決まった中島さんは最初、どう思ったのでしょうか。
「“よっしゃ!面白いことが始まるな”と思いましたね。創業者である本田宗一郎の数々の逸話や、『CR-X』のような自分が生まれる前のホンダのプロダクトはすごく生き生きしていており、面白いなと思って憧れてホンダに入社したんです。ですから素直にこういうのをやりたいと思っていましたので、最初から最後までとてもモチベーションが高かったんです」と笑顔で教えてくれました。
「シティターボII」がオマージュになったわけ
その時にはもうシティターボIIのオマージュは決まっていたのでしょうか。
中島さんは「いえ」と否定します。
ただし、「個人的な思いとしてですが、N-ONE e:がスタートでしたので、最初に描いた絵はシティターボIIでした。他がベースであればそうはならなかったでしょうね」といいます。
その上で、「シティターボIIはホンダの楽しいクルマの象徴ですから、それを描いて、そのままなぞろうとしていたんです」と明かします。
しかし、開発責任者などから「確かに面白いクルマを作るんだけれど、このクルマは電気自動車なので、これまでのファンだけでなく将来のホンダファンも獲得していきたい。新しい人たちもホンダが好きだと思ってもらえるような商品を作りたいという話が出まして、そこで昔の価値観だけを追わないで、昔の世代だけではなく、新しい世代の人たちが喜ぶようなものを作りたい。そうするとシティターボIIそのままじゃダメだとなりまして、いろんな方向性を模索しました」と当時を振り返ります。
一方で、「若い人たちも昔のものが好きだということが、色々調べてわかってきました。また、いろんな世代がシティターボIIみたいな元気なクルマが好きだ、ピュアな世界観が好きだということから、シティターボIIをオマージュにして新しいものを取り入れながらやっていこうという決心につながりました」と述べます。
つまり、「最初の火が点いたのはシティターボIIのイメージで、そこから色々模索して寄り道して、やっぱりシティターボIIに戻ってきたストーリーです」とのことでした。





















































































