なぜホンダ「新型スーパーワン」は名車「シティターボII」をモチーフにした? 担当デザイナーが語る「デザイン開発」の舞台裏とは!
ホンダ「Super-ONE(スーパーワン)」のデザインを担当したエクステリアデザイナーに取材し、独自のこだわりについて話を聞きました。
「シティターボII」が格好良いわけ
その一方で、スタンスの良さを強調するために、若干空力を犠牲にしたところもあります。
それはタイヤの見せ方です。中島さんによると、「トレッドを広げて、タイヤも横浜ゴムのアドバン・フレバV701を採用していますので、タイヤも含めてスタンスを良く見せたいんです」。
そこで、真後ろから見てリアバンパーの後端部分を少しだけ内側に入れています。
当然真正面から見たときのフロントバンパーも少しだけ内側に巻き込み、タイヤが見えるようにしたのです。
そうするとタイヤに風があたり抵抗が生まれてしまいますが、「タイヤでクルマが踏ん張っている姿、それこそシティターボIIがなぜ屋根が高いのに踏ん張り感があって格好良いのか、じつはこういう工夫があったので、取り入れました」と説明しました。

そのほかにも、フロントでは片側にだけエアインテークが備わっています。
「80年代90年代くらいのボーイズレーサーのホットハッチみたいですよね。インタークーラーターボが備わっているような印象ですが、今回はEVなのに、なぜ開けたかというと、バッテリー冷却に効果があるからなんです」と機能に基づいていることを強調しました。
このように、新型スーパーワンのデザイン開発において、ホンダの楽しいクルマの代表として選ばれたのがシティターボIIでした。
ただし冒頭で中島さんが話したように、あくまでもベースがN-ONE e:だったからであり、他のクルマがベースであれば違ったかもしれません。
それでも、ブリスターフェンダーなどを上手く現代風にアレンジしただけでなく、水平基調のデザインはシティターボIIを彷彿させます。
さらに中島さんが実験車に乗った時に、ロールせずスムーズに旋回するなどの印象から生まれたものとのことだったので、その印象を素直に表現されてもいるのです。
こういったクルマの特徴がありのままに表現されているデザインには好感が持てますし、そこがスーパーワンが多くの人の共感を得ていることに繋がっているのでしょう。





















































































