全長4.6mの三菱「“最新”3列SUVミニバン」に注目! 新車239万円で後席広びろ! 9年目でもなお進化する「エクスパンダー」インドネシアモデルが現地ショーで展示 どんな車?
本格クロスカントリーSUV「パジェロ」の復活に湧く三菱自動車ですが、最大の市場であるアジアに目を向けると日本にはないミニバンも販売されています。そのうちの「エクスパンダー」について、インドネシア最大級の国際オートショー「GIIAS2026」で見た実車の詳細を解説します。
日本では売っていないコンパクトSUVミニバン「エクスパンダー」とは?
世界で販売される三菱自動車ですが、その中で最も大きな市場はアジア地区で、それらの地域のニーズを組んだ世界戦略車も積極的に投入されています。
その中で大活躍しているのが、ファミリーや仕事のいずれでも活用しやすいMPV(ミニバン)であり、インドネシア発の世界戦略車の第一弾モデル「エクスパンダー」です。
今回は、故郷でもあるインドネシア最大級の国際オートショー「GIIAS2026」で、筆者(大音安弘)が実車を確認してきました。現地での人気など、詳細を合わせて紹介します。
新興国では、家族移動が可能な3列シート車の人気が高く、各社にとって重要なモデルとなっています。
そのニーズを受けて、2017年8月にインドネシア国際オートショー「GIIAS2017」で世界初披露されたのが、3列クロスオーバーMPV「エクスパンダー」でした。
同年より販売開始され、翌年より、アセアン地域を中心に輸出を開始。現在では、インドネシア以外のアジア各国で生産されるようにもなっています。
今やロングセラーモデルとなっているエクスパンダーですが、発売以来、アップデートを重ねており、インドネシア仕様も、2025年5月に改良を加え、最新仕様となっています。
エクスパンダーには、標準車となるエクスパンダーとSUVルックの「エクスパンダークロス」の2タイプがあり、いずれも最低地上高が220mm(CVT)である点も同様。そのため、シリーズそのものがクロスオーバーモデルといえます。
さらに仕様や装備を比較してみると、エクスパンダーの各モデルよりも上に位置するのが、エクスパンダークロスであり、SUVルックに加え、専用チューニングリアダンパーやCVT車のみ遮音性を高めるなど、快適性能向上がキーとなっています。
改良を受けた最新仕様の特徴は、T字型ライトデザインに象徴されるフェイスリフトや新形状のリアバンパーなどのエクステリアデザインの改良に加え、機能強化が図られています。

ボディサイズは、エクスパンダーが全長4595mm×全幅1750mm×全高1750mm(※全高のみ一部仕様や仕向地で異なる)で、エクスパンダークロスがデザインの違いから若干ワイドとなり、全長4595mm×全幅1790mm×全高1750mmです。乗車定員が、7人となることは共通です。
またパワートレインも共通で、他の地域に展開が始まったHEV(ハイブリッド)はなく、ガソリン車のみ。
「MIVEC」仕様の1.5リッター直列4気筒DOHCを搭載し、最高出力105ps/6000rpm、最大トルク141Nm/4000rpmを発揮。トランスミッションは全グレードで5速MTかCVTが選択可能。駆動方式はFFのみとなります。
今回の展示車のエクスパンダーは、最上級グレード「アルティメット」のCVT車なので、最も高価な仕様です。
改良型モデルでは、新たにLEDフォグランプ、ヘッドライトのブラック加飾フレーム、ツートンカラー仕様の17インチアルミホイール、新デザインのステアリングホイール、ブラック仕様のインテリア、2列目中央席用ヘッドレスト、8インチデジタルメーターパネル、10インチのセンタータッチスクリーン付きインフォテイメントシステム、マルチアラウンドビューモニターなどを標準化。
さらに安全機能ではエアバックを6つに拡大し、エクスパンダーへ三菱独自の「AYC(アクティブヨーコントロール)」の搭載などが挙げられます。
今年で9年目となるだけに、やや古典的なスタイリングですが、フェイスリフトにより三菱車共通のテーマ「ダイナミックシールドマスク」に加え、新世代モデル同様にT字型ライトデザインを取り入れることで、若返りが図られています。
さらに堅牢かつシンプルなコクピット回りでも、デジタルメーターパネルやインフォテイメントシステムのアップデートにより、最新モデルさが加わりました。
特に最上位の「アルティメット」ではミニバン感の強いデザインながら、AYCを装備することで、走りの良さにも磨きが掛けられたことがポイントでしょう。
シリーズのフラッグシップモデルに当たるエクスパンダークロスは、最も高価なCVT搭載車「CVT プレミアムパッケージ」を展示。
改良型ではよりSUVルックが磨き上げられたことが特徴です。機能面では、アルティメットの新装備を全て押さえるだけでなく、内装色がブラックとバーガンディーのツートンカラーに変更されています。
エクスパンダークロスでは、5速MTとCVT車で装備や仕様に若干変化があるのが興味深いところ。
例えばプレミアムパッケージを名乗るCVT車では、シート生地が高機能合皮となるに対して、5速MT車だと上級ファブリックに。さらにCVT車に採用される電動パーキングブレーキやクルーズコントロール、前席用USBソケットも非採用。
ただシート生地以外は、MT車とCVT車の機能の違いも影響しているといえます。また走行性能を高めるAYCも、エクスパンダークロスでは以前より標準化されており、最上位グレードかつクロスオーバー感を強めたモデルの特徴でもありました。






















































