トヨタ「プロボックス“スポーツ”」!? 25年目の進化遂げた「“営業車”の定番」にあった“純正”スポーティ仕様! 迫力エアロの「TRDスポルティーヴォ」とは
トヨタは2026年9月に「プロボックス」を一部改良し、全車にコネクティッド機能を搭載しました。ところで、この“働くバン”には、かつて純正のスポーティ仕様が存在したのをご存じでしょうか。
25年目の「プロボックス」がついに“つながる”クルマに
トヨタは2026年9月4日、ライトバン「プロボックス」の一部改良を発表しました。今回の目玉は、コネクティッド機能の搭載です。全車にDCM(専用通信機)を標準装備し、「T-Connect」のうちドライバーの安心に関するサービスが利用できるようになりました。

プロボックスの登場は2002年で、今回で25年目を迎えます。2014年8月にはマイナーチェンジを実施してフロントフェイスなどを刷新。以降も先進安全装備「トヨタセーフティセンス」の標準装備や、2018年12月のハイブリッド車追加など、商用バンとして改良を重ねてきました。
ボディサイズは全長4245mm×全幅1690mm×全高1525mm(4WDは1530mm)、車両重量は1090〜1170kgです。
パワートレインは1.5リッター直列4気筒のガソリン車とハイブリッド車を設定。ガソリン車は2WDが最高出力109PS・最大トルク136N・m、4WDが98PS・127N・mで、ハイブリッド車は1.5リッターエンジンにモーターを組み合わせます。
直近では2025年11月にも一部改良を実施し、予防安全装備を充実させたばかりです。安全と使い勝手を磨いた直後に、今度は“通信”が加わったかたちとなります。
新たに使えるようになったサービスのひとつが「ヘルプネット(エアバッグ連動タイプ)」です。事故や急な体調不良の際にヘルプネットセンターのオペレーターへつながるほか、あおり運転などの状況では、状況に応じて警察へ通報します。
さらに、警告灯が点灯した際にスマートフォンアプリ「My TOYOTA+」でeケアコールセンターへつながり、走行継続の可否や対処方法のアドバイスを受けられる「eケア(走行アドバイス)」も利用可能です。
離れた場所からクルマの状態を確認できる「マイカーサーチ」も備わります。運転席ドアロックやハザードランプの点灯状態をアプリで確認できる「リモート確認」と、閉め忘れ・消し忘れを検知してアプリやメールで知らせる「うっかり通知」を用意しました。
T-Connectの利用には契約とTOYOTAアカウントの取得が必要ですが、初度登録から5年間は無料です。
今回の一部改良モデルは2026年9月4日に発売。価格は、ガソリン車が2WDの「G」で196万5700円、「F」で203万3900円、4WDの「G」が212万7400円、「F」が219万6700円です。ハイブリッド車は「GX」が208万5600円、「GL」が225万7200円、「F」が230万8900円となっています。
ここで思い出したいのが、この実用一辺倒に見えるプロボックスに、純正のスポーティ仕様が存在したことです。その名は「TRD Sportivo(スポルティーヴォ)」。イタリア語で「スポーティ」を意味する、トヨタ純正アクセサリーによるドレスアップメニューでした。
中身はエアロパーツ中心です。2018年11月から2024年3月に設定された仕様では、フロントスポイラーが地上高を24mm下げ、全長を23mm延長。価格は塗装済が3万7400円、素地が3万3000円でした。ウィンカーバルブはフロント用・リヤ用ともに3300円、LEDクリアランスバルブは8800円です。
14インチアルミホイールは2種類で、1台分の「weds VICENTE 05」が5万2800円、「TOPY AZANE E10」が4万8400円。フロントスポイラーやランプ類、いずれかのホイールを組み合わせることで、スポーティな外観を演出できる仕様でした。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。
































