新型「“4WD”スポーツセダン」まもなく登場! 大幅パワーアップした3リッター「直6ターボ」エンジン搭載! FRでも走れる新たなBMW「3シリーズ」独国仕様どんなクルマに?
BMWは2026年9月8日、新型「3シリーズ」のガソリンエンジン搭載モデルが、量産開発の最終段階に入ったと発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。
443馬力の「直6」モデルが新たな頂点に!
BMWは2026年9月8日(現地時間)、新型「3シリーズ」の内燃機関を搭載するモデルについて、量産開発の最終段階に入ったと発表しました。
現在、南フランス・ミラマスにあるBMWグループのテスト施設で、最終段階となる夏季の走行テストを実施しています。
新型3シリーズはこれまで、スウェーデン・アリエプローグの雪上テスト施設や、ドイツのニュルブルクリンクなどでも走り込みを重ねており、今回のミラマスでは高速オーバルやハンドリングコース、さまざまな路面を使って、走行性能や乗り心地の最終調整を進めています。
新型3シリーズでは、2026年3月にデザインが世界初公開されたBEV(バッテリー式電気自動車)の「i3」に加え、4気筒および6気筒エンジンを搭載するモデルもラインナップされます。
内燃機関モデルには48Vマイルドハイブリッド技術を採用し、駆動方式が異なっても、すべての新型3シリーズでBMWらしいスポーティな走りや正確なハンドリング、長距離走行時の快適性を追求するといいます。
デザインには、i3と共通する新世代の「ノイエ・クラッセ」のデザイン言語を導入。BMW伝統の4灯式フェイスを新たに解釈したフロントデザインに加え、長いホイールベースと短いオーバーハング、スポーツセダンらしい「2.5ボックス」スタイルを特徴とします。
一方、今回公開されたカモフラージュ仕様の新型3シリーズを見ると、先に公開されたi3と比べて全体的にスリムな印象です。
低く長く見えるボンネットからキャビン、トランクへと続くシルエットは、現行のG20型3シリーズを思わせるオーソドックスなスポーツセダンのプロポーションにも見えます。
BMWは、i3と内燃機関を搭載する3シリーズの違いについて、基本的なデザインを共有しながら、それぞれの駆動システムに合わせて細部を変更すると説明しています。
ちなみに先行して公開された新型i3は、全長4760mm×全幅1865mm×全高1480mm、ホイールベース2897mmです。
これに対して、現行G20型のM340i xDriveは全長4725mm×全幅1825mm×全高1440mm、ホイールベース2850mm。新型の内燃機関モデルについてボディサイズはまだ公表されていませんが、BMWは先代よりホイールベースを延長するとともに、前後のトレッドも拡大するとしています。
シャシも大幅に進化します。フロントにはダブルジョイント・スプリングストラット式、リアには5リンク式サスペンションを採用。前後アクスルのスタビライザー取り付け部も見直し、ロールをより適切に抑える設計としました。
標準サスペンションには新開発のリフト・リレーテッド・ダンパーを採用し、アダプティブサスペンションやアダプティブMサスペンションも用意されます。さらにステアリングギア比や統合ブレーキシステムも改良され、より正確なハンドリングを目指しています。
そして、内燃機関を搭載する新型3シリーズの頂点に位置するのが、新たなMパフォーマンスモデル「M350 xDrive」です。
パワートレインには、3リッター直列6気筒BMWツインパワーターボエンジンと48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載。エンジンとモーターを合わせたシステム最高出力は443馬力、最大トルクは580Nmを発揮します。
トランスミッションには8速ATを組み合わせ、四輪駆動システム「xDrive」を標準装備。0-100km/h加速は4.1秒、最高速度は250km/hに達します。
なお、これらの性能値は開発段階の暫定値です。現行G20型の高性能モデル「M340i xDrive」が、3リッター直列6気筒ターボで最高出力387馬力・最大トルク500Nmを発揮することから、新型M350 xDriveでは56馬力、80Nmも強化されることになります。
足回りにも専用のチューニングが施され、アダプティブMサスペンション、Mスポーツディファレンシャル、バリアブルスポーツステアリングを標準装備します。

さらに、新型M350 xDriveで注目されるのが、新機能「Drift Moment(ドリフト・モーメント)」です。
センターディスプレイからこの機能を選択すると、エンジンの駆動力をすべて後輪へ送り、四輪駆動のM350 xDriveをFR(後輪駆動)のように走らせることができます。
Drift Momentは2027年中に提供される予定で、それ以前に納車された車両についても「リモート・ソフトウェア・アップグレード」によって利用可能になる予定です。
インテリアにも新世代のデザインを採用し、「BMW Panoramic iDrive」と最新の「BMW Operating System X」を搭載。ドライバーを中心とした新たな操作環境を構築します。
新型M350 xDriveは2026年後半に生産を開始する予定です。現時点では価格や販売開始時期、日本への導入については明らかにされていません。
Writer: くるまのニュース編集部
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