「涙腺崩壊級の感動…」とジャーナリストも絶賛! 日産の“元祖”「“最高峰”ミニバン」がスゴイ! 「三位一体の最新技術」採用で走りと快適性を両立した「新型エルグランド」“最上級仕様”の実力とは!
日産は「エルグランド」を16年ぶりにフルモデルチェンジしました。“元祖”PMV(プレミアム・ミニバン)の大復活に、「涙腺崩壊級の感動を覚えた」と語るのは、モータージャーナリストの南陽一浩さん。実際に街中から山道、高速道路までさまざまな道を走らせてみた印象を紹介します。
「走らせて気持ちいい」+「乗員が心地よく過ごせる」を両立させる“凄い技術”とは
まず運転席に乗り込むと、ダッシュボードからドアパネルにまで強調された水平基調の広がり感と、日産独自のテーラーフィット生地による、視覚的にも柔らかな質感の包み込み効果があります。
センターコンソールと助手席側ドリンクホルダーに、ワンプッシュ開閉式のフタがあること自体が好印象。プラスチックの固い触感は隠せないものの木目調の表面加工が施されており、Gグレードならではの14.3インチの大型統合インターフェイスディスプレイも相まって、モダンで落ち着いた高級感、デリカシーを感じます。
クロームメッキとか加飾パネルの面積で高級感や質感を稼ごうとしない、「SAS(サザンオールスターズ)」とか「湘南乃風」より、「ボズ・スキャッグス」でも似合いそうな、そういうアダルト・コンテンポラリーなところが新型エルグランドの世界観です。

走り出して即、気づかされるのは、大の男が3人も乗って緩やかな登り坂でストップ&ゴーをしているというのに、5m近い体躯とモノスペースに近い車型とは裏腹な、加速の滑らかさ、そして静けさ。
フロント330Nm、リア195Nmで合計525Nmという数値は日産的にはV型8気筒エンジン相当とのことで、トルクの立ち上がりが早くアクセルを踏み続けるほどリニアに伸びていく力強さです。
静粛性の高さは、フロア周りの遮音材やファイアウォールの吸音材、さらにはフロントから2列目まで高性能のラミネートガラスを採用していることが効いています。
が、そもそも3気筒1.5リッターターボエンジンが唸らないこと、5in1構成でコンパクトなだけでなく、振動剛性もマウント剛性も高めた第3世代e-POWERユニットであることがデカいです。
前者のエンジンは今回、新型エルグランドが初採用&初搭載となる発電特化型ですが、トルク要求が強まる領域でも熱効率を向上させたことで、高速巡航については後述しますが、発電に美味しい領域が広がっているといいます。
さらにドアスピーカーから繰り出される「アクティブノイズコントロール」、つまりロードノイズやエンジン音を積極的に打ち消すノイズキャンセリングの効きも、相当なレベルです。
オーディオ設定画面でオフにしたところ、確かにさっきまでなかったタイヤの転がり音、フロアのわずかな反響音が聞こえてきました。
ちなみにゼロ発進と制動を繰り返すような走り方でも、e-4FORCEが前後のトルク配分を制御して、加速時はスクワットを抑え車体をフラットに保ち、制動時はブレーキ圧をわずかに抜くことで、停止直前の前のめりカックンを防ぎます。
ドライバーが走らせて気持ちいいプラス、乗員が心地よく過ごせることにも最大限貢献する制御コンセプトなのです。


















































































