突然の“トラブル”を防ぐにはどうする!? 意外とみんなやっていない愛車の「日常点検」15のチェック項目とは? 9月・10月は“自動車点検整備推進運動”の強化月間
毎年9月と10月は、国土交通省や自動車関係団体などが中心となり、クルマの適切な点検・整備を呼びかける「自動車点検整備推進運動」の強化月間です。突然のクルマのトラブルを防止するために、どのような日常点検をおこなうと良いのでしょうか。
エンジンルームからタイヤまで! 自分でチェックできる“15項目”
毎年9月と10月は、国土交通省や自動車関係団体などが中心となって、全国の自動車ユーザーに対し、点検・整備の重要性を呼びかける「自動車点検整備推進運動」の強化月間です。
この運動は、自動車ユーザーの点検・整備に対する意識を高め、車両の適切な点検・整備をしてもらうため、1994年度から毎年実施されています。
自動車点検整備推進運動の強化月間中は、全国各地で啓発活動や自動車整備に関するイベントが開催されるほか、各運輸支局が警察などと連携して車両の「街頭検査」を実施し、自動車ユーザーに対して必要な指導や啓発をおこないます。
普段からクルマの点検・整備を怠っていると、突然エンジントラブルやタイヤのバーストなどが発生し、交通事故につながる危険もあります。法令で定められた定期点検だけでなく、普段から自分で日常点検をおこなうことが重要です。

なお、マイカーの具体的な日常点検に関しては、国土交通省が以下の15項目をチェックするよう推奨しています。
<エンジンルーム 5項目>
1. ブレーキ液の量
2. 冷却水の量
3. エンジン・オイルの量
4. バッテリ液の量
5. ウインド・ウォッシャ液の量
<クルマの周り 4項目>
6. ランプ類の点灯・点滅
7. タイヤの亀裂や損傷の有無
8. タイヤの空気圧
9. タイヤの溝の深さ
<運転席 6項目>
10. エンジンのかかり具合・異音
11. ウインド・ウォッシャ液の噴射状態
12. ワイパーの拭き取り能力
13. ブレーキの踏み残りしろと効き具合
14. 駐車ブレーキの引きしろ(踏みしろ)
15. エンジンの低速・加速状態
まずエンジンルーム関係では、ブレーキ液が不足するとブレーキの効きが甘くなるおそれがあるほか、冷却水が不足するとエンジンが異常に熱くなり、最悪の場合はオーバーヒートを起こしてエンジンが壊れるといった事態に発展する可能性があります。
クルマのボンネットを開けてエンジンルーム内をのぞき、ブレーキ液や冷却水、バッテリ液の液量などを目視で確認するようにしましょう。
次にクルマ周りについて、ヘッドライトやブレーキランプ、ウィンカーなどのランプ類が故障して正常に点灯・点滅しなかった場合、夜間の運転が困難になるほか、周囲の車両に自分のクルマの動きを伝えられず、事故につながるおそれがあります。
また、タイヤが適切な状態でなければ、運転中にバーストしたり雨天時にスリップしたりと、交通事故の原因となることもあります。
ランプ類の点灯や点滅については、運転席に座っていると直接は見えないため、他の人に確認してもらったり、駐車場の壁などに反射させたりしてチェックしましょう。
タイヤに関しては溝の深さが十分にあるか、損傷していないか、そのクルマに適した空気圧かどうかなどの確認が必要です。
そして上記にあるように、運転席でエンジンのかかり具合や音をチェックしたり、ブレーキペダルをいっぱいに踏み込んで、床面との隙間(踏み残りしろ)や踏みごたえを確認したりと、実際に操作して点検することも大切です。
このようなクルマの日常点検については難しいと感じてしまう人も少なくありませんが、JAF(日本自動車連盟)のウェブサイト「日常点検15項目(私にもできるマイカー点検)」では、点検のやり方を写真付きで解説しているため、慣れていない人でも点検ができるようになります。
※ ※ ※
自動車点検整備推進運動の強化月間中には、全国各地の道の駅や商業施設などでクルマの日常点検に関するイベントや啓発活動が開催され、中には無料のマイカー点検サービスを実施する地域もあります。
この運動をきっかけに、改めて自分のクルマの状態を確認し、必要な点検をおこなうと良いかもしれません。
Writer: 元警察官はる
2022年4月からウェブライターとして活動を開始。元警察官の経歴を活かし、ニュースで話題となっている交通事件や交通違反、運転免許制度に関する解説など、法律・安全分野の記事を中心に執筆しています。難しい法律や制度をやさしく伝え、読者にとって分かりやすい記事の執筆を心がけています。










































