約106万円から! 全長4m以下のスズキ「スイフト“セダン”」!? 「5速MT」設定あり&“リッター24km“超え! “電動サンルーフ”も備えた「ディザイア」インドモデルとは
インドで2025年に最も売れたクルマは、スズキのコンパクトセダン「ディザイア」でした。全長4mを切るボディで累計販売300万台を突破した人気の1台とは、どのようなモデルなのでしょうか。
2025年に“いちばん売れたクルマ”はセダンだった
スズキがインドで販売する「ディザイア」は、全長4mを切る小さなボディが特徴のコンパクトセダンです。現地では2025年の暦年で最も売れた乗用車となりました。
インド子会社のマルチ・スズキ・インディアによると、ディザイアの2025年暦年の販売は21万4488台。2026年3月13日にはインドでの累計販売台数300万台到達を発表しました。2025年暦年にはインドで最も売れた乗用車となり、累計300万人超の顧客を持つ同国のベストセリングセダンとされています。
そのルーツは2008年に登場した「スイフト ディザイア」です。当初はその名のとおり、スイフトをベースとしたセダンとして登場。2017年の3代目への全面改良を機に、車名は「ディザイア」へと改められました。
現行モデルは2024年11月にインドで発売された4代目です。「Progressive Stylish Compact Sedan(先進的でスタイリッシュなコンパクトセダン)」をコンセプトに開発され、インド国内に続いて周辺国や中近東、アフリカ、中南米、アセアン市場への輸出も行われます。
プラットフォームには、スズキの第5世代「HEARTECT(ハーテクト)」を採用しています。
エクステリアは先代から一新され、セダンらしい伸びやかなシルエットと、精密なディテールのヘッドランプを組み合わせています。上位グレードにはLEDプロジェクターヘッドランプやLEDのリアコンビネーションランプ、15インチのダイヤモンドカットアルミホイールが備わります。
ボディサイズは全長3995mm×全幅1735mm×全高1525mm。全長はホンダ「フィット」とほぼ同じで、全幅も5ナンバー枠を35mm上回る程度と、日本の街なかでも持て余さないサイズ感です。
この“4m以下”には、インドの小型車向け税制も関係しています。2025年9月22日に施行されたGST改正では、全長4000mm以下かつ排気量1200cc以下のガソリン/LPG/CNG車などについて、GST税率が28%から18%へ引き下げられました。ディザイアの全長3995mm、排気量1197ccは、この小型車の要件に収まります。

インテリアには9インチのタッチスクリーン「SmartPlay Pro+」を用意し、ワイヤレス接続のAndroid AutoとApple CarPlayに対応。電動サンルーフや360度カメラ、クルーズコントロール、スマートウォッチ連携が可能なスズキコネクト(Suzuki Connect)なども設定されます。
安全面では全グレードに6エアバッグ、ESP(横滑り防止装置)、ヒルホールドコントロールを標準装備。グローバルNCAPでは成人乗員保護で5つ星、子ども乗員保護で4つ星を獲得し、Bharat NCAPでは5つ星評価を獲得しています。
パワートレインは新型「Z12E」型1.2リッター直列3気筒エンジン。ガソリン仕様は最高出力60kW(81.58PS)・最大トルク111.7N・mを発生し、S-CNG仕様では最高出力51.3kW(69.75PS)・最大トルク101.8N・mとなります。
トランスミッションは5速MTが基本で、ガソリン仕様には2ペダルの5速AGS(オートギヤシフト)も選択可能。駆動方式は前輪駆動です。
燃費はガソリンの5速MTが24.79km/L、5速AGSが25.71km/L、S-CNG仕様のCNGモードが33.73km/kg。マルチ・スズキは、クラスで最も燃費の良いモデルだとアピールしています。
グレードは下から「LXi」「VXi」「ZXi」「ZXi+」の4種類。価格は62万5600ルピー(1ルピー=1.7円換算で約106万円。8月中旬時点、以下同)からで、最上級のZXi+AGSは93万1300ルピー(約158万円)です。
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現時点でディザイアの日本導入はアナウンスされていません。とはいえ、全長3995mmの扱いやすいサイズに、5速MTと24km/L超えの低燃費、全グレード6エアバッグを備え、現地価格が約106万円からという中身は、日本のユーザーが見ても十分に魅力的な1台といえるでしょう。
Writer: くるまのニュース編集部
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