トヨタ「センチュリー」級の新型「高級セダン」発表! 全長5.3m級“ロング”も設定&「直6ターボ」搭載! “温まるシートベルト”も魅力のメルセデス・ベンツ「S 500 4MATIC」登場
メルセデス・ベンツ日本は2026年9月15日、新型「Sクラス」に、3リッター直列6気筒ガソリンターボを搭載する「S 500 4MATIC」と「S 500 4MATIC long」を発表しました。ロングボディも用意される新モデルは、どのようなクルマなのでしょうか。
「センチュリー」級の全長5.3mロングも設定
メルセデス・ベンツ日本は2026年9月15日、フラッグシップモデルである新型「Sクラス」に「S 500 4MATIC(ISG)」と「S 500 4MATIC long(ISG)」の2モデルを追加すると発表しました。
Sクラスは、メルセデス・ベンツのフラッグシップセダンです。新型は2026年6月に日本で発表され、1886年の自動車の特許取得から140周年の節目に、過去最大規模の大幅改良を受けました。
“官能的純粋”を意味するデザイン思想を追求し、内外装やデジタル機能を刷新。直列6気筒ディーゼルの「S 450 d 4MATIC(ISG)」とV型8気筒ガソリンの「S 580 4MATIC long(ISG)」に、今回の直列6気筒ガソリン2モデルが加わりました。両モデルとも3リッターエンジンを積み、標準ボディとロングボディを用意します。
ボディサイズは、S 500 4MATICが全長5195mm×全幅1920mm×全高1505mmで、ホイールベースは3105mm。S 500 4MATIC longは全長5305mm×全幅1920mm×全高1505mmで、ホイールベースは3215mmです。
ここで、トヨタの最高級セダン「センチュリー」と比べてみます。センチュリーのボディサイズは全長5335mm×全幅1930mm×全高1505mmです。
S 500 4MATICはセンチュリーより全長が140mm短く、全幅は10mm狭い一方、全高は同じです。
さらに、S 500 4MATIC longは全長がセンチュリーよりわずか30mm短いだけで、全幅は10mm狭く、全高は同じ。ほぼセンチュリー級といえる堂々としたボディサイズとなっています。
搭載される3リッター直列6気筒ガソリンターボエンジン「M 256 Evo」は、最高出力449馬力・最大トルク600Nmを発揮します。
特に部分負荷領域でのトルクを増やし、追い越しや加速など特定の走行状況でトルク値を短時間増加させる“オーバートルク”時には、最大640Nm(欧州参考値)を発揮します。
高出力化した電動アシストコンプレッサー、改良型のシリンダーヘッドやインテークカムシャフトを採用。燃焼・排気後処理の最適化と追加の遮音対策も施しています。
また、車名にもあるメルセデス・ベンツの4輪駆動システム「4MATIC」を採用します。
エクステリアでは、従来比約20%拡大した大型のラジエターグリルを採用。クローム仕上げのルーバーは3本から4本に増え、Sクラスの歴史上初めて「イルミネーテッドラジエターグリル」を備えました。リアには、片側3つのスターデザインを持つ新型リアコンビネーションランプを採用しています。
ヘッドライトはマイクロLED技術を用いた新世代の「DIGITALライト」。サイドには「Mercedes-Benz」のレタリングが浮き出る「ブランドロゴプロジェクターライト」を採用し、S 500 4MATIC(ISG)ではオプションとなります。
インテリアでは、インストルメントパネル、ドアトリム、センターコンソールを新設計しました。メディアディスプレイ14.4インチ、助手席用ディスプレイ12.3インチの「MBUXスーパースクリーン」を標準装備し、ステアリングは一部に物理ボタンを採用して操作性を高めました。
換気モードに応じて吹き出し口を自動調整する機能も採用。新しい電動フィルターは微細な粒子をイオン化して除去し、約90秒ごとに車内の空気を浄化します。
内装色は「ブラック」「マキアートベージュ/マグマグレー」に加え、新色の「ビーチブラウン/ブラック」を設定。ウォールナット材のウッドトリムも標準装備します。
前席には、シートヒーターと連動して乗員を温める「ヒーテッドシートベルト」を採用し、標準ボディではオプションとなります。
内外装を個別に仕立てる「マヌファクトゥーア メイド トゥ メジャー(MANUFAKTUR Made to Measure)」も導入。ボディカラーは100色以上、内装色は400色以上から選べ、担当者との1対1の相談を通じて仕様を決められます。
自社開発のOS「MB.OS」は、無線によるソフトウェア更新に対応。第4世代「MBUX」のバーチャルアシスタントは「ChatGPT」「Microsoft Bing」「Google Gemini」を統合し、ナビゲーションは「Google Maps」がベースです。
利用には、アカウント連携や通信サービスの申し込みなどが必要です。
運転支援・駐車支援システム「MB.DRIVE」には、10台の外部カメラ、5台のレーダーセンサー、12台の超音波センサーを搭載。ただし発表時点の日本仕様では、外部カメラのうち2台は使用されていません。
「AIRMATICサスペンション」は、対応車両が検出したスピードバンプの情報をクラウドで共有し、通過前に減衰力を調整します。情報の保存期間は最大14日間です。

安全面では、前席の「PRE-SAFEインパルス(前面衝突被害軽減機能)」を全車に標準装備。新型Sクラスは最大15個のエアバッグを搭載可能です。
リアベルトバッグは全モデルでオプションです。S 500 4MATIC long(ISG)には、助手席側後席のクッションエアバッグと、側面衝突時の車体の変形軽減に役立つ「E-ACTIVE BODY CONTROL」をオプション設定します。
価格(消費税込、以下同)は、S 500 4MATIC(ISG)が1708万円、S 500 4MATIC long(ISG)が2136万円。既存のS 450 d 4MATIC(ISG)は1598万円、S 580 4MATIC long(ISG)は2365万円です。
4モデルとも左右のハンドル位置を選べます。今回追加されたS 500の2モデルは、発表と同日に全国の正規販売店で発売されました。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。























