日野が「新型トラック」発表! 大排気量“5100cc”の「ターボエンジン」搭載! “6速MT”でタフに走る「新型レンジャー」登場! 中型トラック市場でさらに「存在感アップ」へ!
2026年8月26日、日野は中型トラック「日野レンジャー」に一部改良を施し、販売を開始しました。
日野が「新型トラック」発表!
日野は2026年8月26日、日本の物流を支える主力の中型トラック「日野レンジャー(以下、レンジャー)」の一部改良を発表し、同日より販売を開始しました。
今回のアップデートは、物流業界が直面している深刻なドライバー不足という課題に対して、トラックメーカーの視点からアプローチしたものです。
ドライバーが安全かつ快適に業務に取り組める環境を車両の機能面から整えることで、ドライバーの負担を減らし、ひいては運送事業者の安定した事業運営に貢献することを目指しています。

今回の改良における目玉となるのは、先進的な安全運転支援システムの充実です。
とくに注目したいのが、車両前方の画像センサーを用いて速度制限や車両進入禁止などの道路標識を自動的に検知する「標識認識システム」が全車に標準搭載された点です。
このシステムは、単に標識を読み取ってメーターに表示するだけでなく、非常に実践的な制御を行います。
たとえば、中型トラックの法定最高速度である90km/hを超えるような速度標識を検知した場合でも、メーター上にはしっかりと「90km/h」と表示されます。
さらに、自車の速度が制限速度を上回った際には、警告音を鳴らしてドライバーに注意を促し、速度超過を防ぎます。
くわえて、前走車との車間距離を保ちながら定速走行を行うスキャニングクルーズの作動中に制限速度の標識を検知すると、メーター画面を通じてドライバーに設定速度の変更を提案する「標識連動型車速制御システム」も導入されました。
ドライバーが手元のボタンで承認するだけで、クルーズコントロールの設定速度が自動的にその区間の制限速度へと切り替わるため、長距離の幹線道路などを走行する際のドライバーの疲労軽減と、コンプライアンスの遵守を強力にサポートします。
この機能は、一部の特殊な車両を除き、ほぼすべてのモデルに設定されています。
また、外観の一部であるアウターミラーの形状にも手が加えられました。
これまでは黒色だったミラーカバーを、ボディと同じ白色に変更(標準仕様)したことで、夜間走行時の対向車からの視認性が向上し、すれ違い時などの接触リスクを低減しています。
さらに、一部のミラーフレームをなくすことで、運転席からの死角になりやすい車両周辺の視界を広げるとともに、空気抵抗の少ない形状を追求して燃費向上にも寄与するデザインへと進化しました。
機能面においては、商用車の運行管理に欠かせないデジタルタコグラフが全車に標準装備されました。
時間、距離、速度という法定の3要素の記録に機能を絞り込んだ小型でシンプルな機器を採用し、SDカードでデータを電子化することで、運送事業者の安全管理業務の効率化を後押しします。
また、排気ガスの浄化に使用する尿素水を溜めるタンクの配置と形状が見直され、キャビン後方のスペースへ移設されました。
これにより、トラックの荷台部分(架装)を様々な用途に合わせて変更する際、これまで必要だった尿素タンクの移設作業が不要となり、特殊車両などを架装する際の作業効率が大幅に向上しています。
さらに、昨今の自動車において懸念される外部からのサイバー攻撃や、不正なソフトウェアの書き換えを防ぐための最新の法規にもしっかりと適合するようアップデートされています。
パワートレインは、代表的なモデルとして「車両総重量8トンクラス・広幅標準ルーフ・ウイングバン完成車」の場合、最高出力240馬力を発揮する5.1リッターのインタークーラー付きターボエンジンを搭載。
トランスミッションには6速MTが組み合わされ、排出ガス後処理装置としてDPRと尿素SCRシステムを採用することで、中型トラックに求められる力強い動力性能と環境性能を両立させています。
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なお、今回改良されたレンジャーのプラットフォームは、親会社を同じくする三菱ふそうトラック・バスへも供給されています。
両ブランドが持つ技術や強みを掛け合わせた統合プラットフォーム戦略の先駆けとなるモデルであり、中型トラック市場におけるさらなる存在感の強化が期待されています。
Writer: くるまのニュース編集部
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