ホンダ「“新”超快適マシン」発表! 1084ccエンジン×極楽「電子制御サス」搭載の「NT1100」シリーズ2027年モデルを欧州で発表!
ホンダ・ヨーロッパが、ツーリングモデル「NT1100」および「NT1100 Electronic Suspension(電子制御サスペンション)」の2027年モデルを欧州市場向けに公開しました。
欧州で高い評価を受ける万能ツアラー
ホンダ・ヨーロッパが、ツーリングモデル「NT1100」および「NT1100 Electronic Suspension(電子制御サスペンション)」の2027年モデルを欧州市場向けに公開しました。
新たなカラーバリエーションを追加することで、2023 年から 2025 年にかけて欧州で最も人気を集めたツアラーとしての魅力をさらに引き上げています。
NT1100は2022年に登場したモデルで、パフォーマンスとハンドリング、長距離走行時の快適性、そして先進的な電子制御技術を高い次元でまとめあげたツーリングマシンです。
「CRF1100L Africa Twin(CRF1100Lアフリカツイン)」のフレームと並列2気筒エンジンをベースとしており、2026年2月時点で欧州における累計販売台数は2万5000台を超えています。
2027年モデルは、2025年モデル時に実施されたエンジンや電子制御、快適装備に関する大規模な刷新をすべて引き継いだ上で、新色を加えたモデルとなります。
搭載されるエンジンは排気量1084ccの並列2気筒で、2025年モデル時には吸気・燃焼・排気の各部を見直した結果、最高出力75kW(7500rpm)を維持しながら最大トルクを従来の105Nm(6250rpm)から112Nm(5500rpm)へと高めることに成功しています。中回転域でのトルク向上率は7%に達しており、ツーリング時の扱いやすさという点で大きな恩恵をもたらします。
電子制御面では6軸慣性計測装置(IMU)を採用しており、Hondaセレクタブル トルク コントロール(HSTC)にウイリーコントロールが統合されているほか、コーナリング ABSやリアリフトコントロールとも連携して動作します。ライディングモードは「URBAN」「RAIN」「TOUR」の3種類をプリセットとして用意し、さらに任意の設定を保存できる「USER」モードを2系統備えています。

上位バリエーションとなる電子制御サスペンション搭載モデルには、「Africa Twin Adventure Sports(アフリカツイン・アドベンチャースポーツ)」での実績を持つShowa EERA(Electronically Equipped Ride Adjustment)サスペンションが採用されています。
車速・車体姿勢・フォークストロークという3つの情報をもとに、15ms(0.015 秒)以内に減衰力を自動調整する仕組みです。走行中にリアスプリングのプリロードを24段階で変更できる機能も備えており、路面状況や荷物の積載量に応じた細かなセッティングが可能で、快適な乗り心地を実現します。
標準仕様にはShowa製43mm倒立カートリッジフロントフォーク(トラベル量150mm)とShowa製リアショックが採用されています。
外装についてはエンジン同様、2025年モデル時にフェアリングがよりアグレッシブなデザインへと一新されており、デュアルヘッドライトはデイタイムランニングライト(DRL)とウインカーを統合したLEDプロジェクター式となっています。
スクリーンは乗車したまま片手で操作できる5段階調整式(調整幅167mm)で、上下のディフレクターとの連動設計によって風雨からの保護性能が向上しました。フロントマッドガードは後方へ150mm延長され、防泥・防水性能も強化されています。
標準装備のパニアケースはフルフェイスヘルメットを左右それぞれ収納できる容量(左 37L・右36L)を持ち、6.5インチTFTタッチスクリーンはApple CarPlayおよびAndroid Autoに対応しています。クルーズコントロール、グリップヒーター、オートキャンセルウインカー、エマージェンシーストップシグナル(ESS)、センタースタンドも標準装備されています。
ホンダの6速デュアルクラッチトランスミッション(DCT)も2025年モデル時にアップデートされており、10km/h以下での低速コントロール性が向上したほか、IMUとの連携によってコーナリング中のシフトスケジュールが最適化されています。NT1100の欧州購入者のうち66%がDCTを選んでいるというデータは、その完成度の高さを示すものと言えるでしょう。
2027年モデルで新たに加わるカラーは「マットバリスティックブラックメタリック」と「マットベータシルバーメタリック」の 2 色で、従来からラインアップされている「パールホークスアイブルー」と合わせた 3 色展開となります。
車両重量は6速マニュアルトランスミッション仕様で238kg、DCT仕様で248kgとなっており、電子制御サスペンション仕様はそれぞれ1kg増となります。欧州での価格や販売開始時期については、現時点では明らかにされていません。
2027年モデルは外装カラーの刷新にとどまるアップデートですが、2025年モデルで大きく進化した内容を丸ごと受け継いでいることを踏まえると、その完成度は十分に高い水準にあると言えます。
累計2万5000台超という販売実績が示すとおり、NT1100は欧州ツアラー市場において確固たる存在感を持っており、今後もその立場を維持していくことになりそうです。
Writer: くるまのニュース編集部
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