ジムニー、Gクラスに続き「Jeepラングラー」も11年ぶり全面刷新 なぜ今年は本格四駆車が発売ラッシュ? クロカン4WDの新時代へ

車内空間も快適に! フルタイム4WDモード導入は大きなニュース

 運転席のレッグスペースも拡大しています。前輪軸を前方に3mm移動させると同時に、ペダル類の配置も変更。ミッションによって膨らんだフロアトンネルも、若干ですが張り出しが抑えられていました。

新型「Jeepラングラー」の運転席まわり

 旧型ラングラーユーザーにとって、後部座席の「直角シート」は悩みのひとつでした。国産商用車に装着されているようなシート角度で、とても長時間座っていることができません。ここもやはり、サードパーティ製のパーツで改善していた人が多かったと思いますが、そこも新型ではきちんと改善。シートの角度だけでなく、後輪軸を後方に25mm移動させて、後部空間の見直しを実施しています。

 またロールバーに取り付けられていたパッドを、樹脂製のものに変更することで、頭上の圧迫感が解消されていました。

 ATのセレクターレバーがゲート式からストレート式に変更されたことも、美点のひとつです。ゲート式は誤操作がない分、操作がスムーズにできません。また従来はマニュアル操作が左右方向でのシフトだったため、アップダウンを間違えることがありました。新型ラングラーは上下の操作になったので、直感的にシフトアップ&ダウンができます。

 パワートレインで言えば、ついにラングラーにもフルタイム4WDモードが導入されたことは大きなトピックです。4WDにシフトするタイミングが分からず、タイトコーナーブレーキング現象さえを知らないユーザーにとっては、走行安定性や走破性を向上し、イージードライブができるようになるフルタイム4WDの存在は心強いはず。また、多人数乗車や荷物満載で出かける場合は、たとえ乾燥した舗装路でも四輪駆動になっていれば安心です。

 その他、配線ひとつとっても11年ぶりに作りかえると、品質が大幅に向上します。各部を見ながら、旧型オーナーとしてはつい舌打ちが出てしまいます。

 筆者(山崎友貴)が買うとしたら、間違いなく「アンリミテッド・スポーツ」。日本の道路事情にマッチした走行性能、JC08モード燃費11.5km/hというスペックを考えたら、非常に乗りやすいアメリカ車だと言えます(ちなみにレギュラー仕様です)。

 新型Jeepラングラーは、間違いなく新しいユーザー層の獲得に成功するでしょう。見た目はマイルドになりましたが、クルマはやはり乗りやすさ。買い物や通勤でも気軽に乗れるようになった新型は、スズキのジムニーと並んで、クロスカントリー4WDの新時代を築くのではないでしょうか。

【了】

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Writer: 山崎友貴

自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に転向。登山やクライミングなどアウトドアが専らの趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて現在も連載中。昨今は車中泊にもハマっており、SUVとアウトドアの楽しさを広く伝えている。

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