超本格の新型「“後輪駆動”スポーツカー」初公開! 全長4.8mボディに斬新「サメ」デザイン採用! 超パワフルな「V12」エンジン搭載のアストンマーティン「ヴァレン」米国で披露
アストンマーティンは2026年8月14日、米国カリフォルニア州モントレーで新型「ヴァレン」を初公開しました。どのようなクルマなのでしょうか。
フロントエンジン車で“世界最強”!?
英国のアストンマーティンは2026年8月14日(現地時間)、米国カリフォルニア州モントレーで、新型スポーツカー「Valen(ヴァレン)」を初公開しました。
ヴァレンは、アストンマーティンのビスポーク部門「Q by Aston Martin(Q by アストンマーティン)」が手がけた最新のV12スペシャルモデルです。
同社はヴァレンについて「世界で最もパワフルなフロントエンジン量産車」とうたっており、さらに113年におよぶ同社の歴史において、最もパワフルなフロントエンジンV12モデルに位置付けています。
車名のValenは、「強い」「力強い」といった意味を持つラテン語「valens」に由来。アストンマーティンが長年受け継いできた“V”から始まるモデル名の系譜に加わります。
ヴァレンは2人乗りで、コーチビルドによるフルカーボンファイバー製ボディを採用しました。

ボディサイズは全長4830mm×全幅2044mm×全高1290mm、ホイールベースは2885mm。全長4.8mを超え、全幅も2mを上回るワイド&ローなプロポーションです。
エクステリアは、アストンマーティン伝統のフロントエンジン車のスタイルを大胆に再解釈したものです。
フロントには、深く奥まった位置に細身のヘッドライトを配置。角張った大型グリルや鋭いフロントスプリッターを組み合わせ、低く構えた迫力ある表情としました。
サイドには大型の機能性エアベントや大きく張り出したリアフェンダーを採用。さらに、サイドシル後端にはサメのエラを思わせるノコギリ歯状のボルテックスジェネレーターを備え、高速走行時の揚力を抑えながらダウンフォースを生み出します。
リアも独創的で、一般的なリアウインドウとトランクリッドに代えて大型のソリッドテールゲートを採用しました。
その上部には空力性能を高める形状を設け、下側には横一文字の専用ライトバーを配置。荷室容量は170リットルを確保し、専用ラゲッジセットを含む「Touring Pack(ツーリングパック)」もオプションで用意されます。
そして最大の注目ポイントとなるのが、強烈なパワートレインです。
フロントミッドに搭載されるのは、5.2リッターV型12気筒ツインターボエンジン。最高出力850馬力・最大トルク1000Nmを発揮し、駆動方式はFR(後輪駆動)です。
トランスミッションには専用チューニングを施したZF製8速ATを採用。レーシングカー「ヴァンテージ GT4」で培ったシフト制御を応用し、より素早くダイレクトな変速を実現しています。
0-100km/h加速は3.1秒、最高速度は345km/hに達します。
走行モードには「Wet」「Sport」「Sport+」「Track」「Individual」の5種類を設定。SportとSport+では鋭いアクセルレスポンスを実現する一方、Trackでは限界域での細かな操作性を重視した特性となっています。
軽量化も徹底され、カーボンファイバーやアルミ、チタン、マグネシウムなど、モータースポーツ由来の素材を多用。既存のV12プラットフォームと比べて最大110kgの軽量化を図っています。
さらにオプションのライトウェイトパックでは、削り出しアルミ製サスペンションアームやナックル、チタン製シャシーボルトなどを採用し、それだけで16.9kgの軽量化を実現します。
足元には21インチのマグネシウムホイールを標準装備し、専用開発されたピレリ「P ZERO R」を装着。ブレーキにはフロント410mm、リア360mmのカーボンセラミックディスクを採用しました。
また、専用開発のチタン製エキゾーストシステムを採用し、軽量化とともにV12エンジンならではのサウンドも追求しています。
4本のテールパイプは上下2本ずつに配置され、3Dプリント製のチタンフィニッシャーを採用。上側の排気口は常時開き、下側は走行モードに応じて開閉する仕組みです。
インテリアもヴァレン専用のデザインです。
スリムなセンターコンソールには3Dプリント部品を活用し、ミッドシップモデル「ヴァルハラ」で採用されたスイッチ類も導入。コンソールをドライバー側へ傾けることで、運転に集中しやすいコックピットを形成しています。
シートは、長距離での快適性にも配慮した新開発のスポーツプラスシートと、より走りを重視した軽量カーボンファイバー製パフォーマンスシートから選択できます。
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ヴァレンの生産台数は世界限定150台で、最初の納車は2027年第2四半期に予定されています。価格については、今回の発表では明らかにされていません。
Writer: くるまのニュース編集部
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