マツダ「ロータリースポーツ復活」なるか!? 370馬力の「美しすぎるクーペ」公開から3年…! 謎の特許で期待高まるマツダ「ICONIC SP」とは!
2023年の「ジャパンモビリティショー」で世界初公開されたマツダ「ICONIC SP(アイコニック エスピー)」は、ロータリーエンジンを採用した次世代スポーツカーとして大きな話題を集めました。あれから約3年。ICONIC SPはその後、一体どうなったのでしょうか。
マツダ「ロータリースポーツ復活」なるか!?
「MAZDA ICONIC SP(以下、アイコニックSP)」は、2023年の「ジャパンモビリティショー(JMS)」で世界初公開されたマツダ ロータリースポーツのコンセプトカーです。
低く構えたロングノーズ・ショートデッキの美しいプロポーションを持ち、全長4180mmと比較的コンパクトなサイズながら、往年の「RX-7」を思わせる伸びやかなスタイリングを採用した2ドアスポーツクーペでした。
またリトラクタブルヘッドライトを思わせるデザインや、ドアが垂直に開くシザーズドアなど、コンセプトカーならではの見せ場も盛り込まれていました。
パワートレインも大きな注目を集めました。2基のロータリーエンジンを発電専用に使用し、モーターで駆動する電動スポーツという構成で、発表された最大システム出力は370PS。発表当初は、ロータリーエンジンを発電用として利用するレンジエクステンダー方式と説明されましたが、その後、マツダ幹部からは「将来的には駆動用途への展開も選択肢になり得る」という趣旨の発言があり、ロータリースポーツ復活への期待も高まりました。
あれから約3年が経過した現在、マツダから新たなアナウンスはなく、プロトタイプモデルの発表や、開発車両が公道で目撃されたという情報も確認されていません。

そんななか、2026年6月頃に中国で申請されたFRスポーツカーを思わせる車体構造の特許が明らかにされました。
公開資料には、低いボンネットやFRスポーツカーを思わせるレイアウトが描かれていたことから、「アイコニックSPがいよいよ市販化されるのではないか」と期待する声も上がっています。
ただこうした特許出願は、将来の技術開発に備えたり、知的財産を保護したりする目的で特許を出願するケースも少なく、必ずしも製品化を意味するものではありません。
今回のマツダの特許も、アイコニックSPの名称が記されているわけではなく、ロータリーエンジンについての具体的な記述もありません。
現時点ではアイコニックSPとの直接的な関係を示すものではありませんが、特許として技術を保護する動きがあることは、マツダがスポーツカー開発に向けた可能性を残していることを示すひとつの材料と考えることはできます。
マツダが既存の小型オープンスポーツカー「ロードスター」とは異なる、より高性能なスポーツモデルへの挑戦することは、同社のブランドイメージを支える要素のひとつです。
筆者(自動車ジャーナリスト 吉川賢一)は、アイコニックSPが「そのまま」量産モデルとして登場する可能性は高くないと考えています。
しかしながら、アイコニックSPのデザイン思想やパッケージング、そしてロータリー技術の研究成果を受け継いだ新しいスポーツカーが登場する可能性は十分にあるでしょう。
今後の展開に期待したいところです。
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単なるデザインスタディではなく、市販化も視野に入れたコンセプトカーと受け止められたことで、多くの来場者がその登場に期待を寄せたアイコニックSP。
ロータリースポーツ復活への道筋は現時点では明らかになっていませんが、その可能性が完全に消えたとも言い切れません。
次に私たちの前へ現れるのが、市販化に向けたアイコニックSPのプロトタイプなのか、それとも新たなFRスポーツなのか。マツダの次の一手が待たれます。
Writer: 吉川 賢一
日産自動車にて11年間、操縦安定性-乗り心地の性能開発を担当。スカイライン等のFR高級車の開発に従事。新型車や新技術の背景にあるストーリーや、作り手視点の面白さを伝えるため執筆中。趣味は10分の1スケールRCカーのレース参戦、クルマ模型収集、サウナなど



















































































