“軽自動車”より安い!? “200万円以下”の「“MR”スポーツカー」どんなモデル? 全長4.3m級ボディに水平対向6気筒エンジン搭載! 走りが楽しそうな“格安”のポルシェ初代「ボクスター」とは
ホンダ「N-BOX」をはじめ、軽自動車でもターボ車は新車価格が200万円を超えるモデルがあります。一方、輸入車の中古車市場に目を向けると、200万円以下で狙えるポルシェの2シーター・オープンスポーツカーがあります。どのようなモデルなのでしょうか。
N-BOXより安い価格帯で手に入る“ミッドシップ・ポルシェ”!
新車の軽自動車にも200万円を超える仕様があるなか、ポルシェの2シーター・オープンスポーツカー、初代「ボクスター(Boxster)」(986型)は、複数の大手中古車情報サイトで車両本体価格(諸費用除く)200万円以下の個体が見つかります。
比べる相手は、軽四輪車新車販売台数で11年連続No.1のホンダ「N-BOX(エヌ ボックス)」です。2026年7月にマイナーモデルチェンジを受けた現行モデルの価格(消費税込、以下同)は、FF(前輪駆動)のN-BOXが176万8800円です。
シリーズのターボ車で最も安いN-BOX CUSTOM(エヌ ボックス カスタム)ターボ(FF)でも243万6500円です。
新車価格と中古車の車両本体価格という違いはあるものの、200万円以下で流通する初代ボクスターは、N-BOXのターボ車を下回る価格帯から狙えます。
この価格帯のボクスターは1998年〜2004年式が中心です。走行距離は個体差が大きいものの、5万〜9万km台の車両も複数掲載されています。いずれも諸費用を除く車両本体価格のため、支払総額はこれより高くなります。
ボクスターは、1993年の北米国際オートショー(デトロイトモーターショー)にコンセプトカーとして初めて出展されました。市販モデルの販売開始は1996年で、911(996型)と多くの部品を共用しています。
1996年には約3万2000台のポルシェが販売され、その約半数をボクスターが占めました。996型911の初年度には約2万3000台、同じ年の986型ボクスターも約2万2000台を販売し、ポルシェの年間販売台数は初めて4万台を超えたとされています。
登場当初のエンジンは2.5リッター水平対向6気筒で、日本仕様では1999年後半以降のモデルで2.7リッターに拡大されました。また、3.2リッターエンジンを積む上位モデル「ボクスターS」も追加されています。
2003年モデルでは、新しいバリオカムの採用により、2.7リッター車とボクスターSの最高出力がともに8馬力向上。外観はフロントとリアのデザインが改められ、ウインカーはクォーツカラーのレンズの奥に配置されました。
2003年モデル以降のソフトトップには、ヒーター付きの安全ガラス製リアウインドウを採用。1998年〜2004年式の中古車には、2.5リッター車から、こうした改良を受けた2003年モデル以降までが含まれます。
2003年9月時点の諸元では、2.7リッターモデルのボディサイズは全長4320mm×全幅1780mm×全高1290mm、ホイールベースは2415mm。5速MT車の車両重量は1340kgです。
2.7リッター水平対向6気筒エンジンは最高出力228馬力・最大トルク260Nm、ボクスターSの3.2リッター水平対向6気筒エンジンは最高出力260馬力・最大トルク310Nmを発揮します。
駆動方式は、911が採用するリアエンジン・リア駆動(RR)ではなく、エンジンを車体中央付近に搭載するミッドシップの後輪駆動(MR)です。
トランスミッションは、ボクスターに5速MT、ボクスターSに6速MTを設定し、ステアリングで変速できる5速ATのティプトロニックSは両モデルで選べました。

2003年9月時点の日本仕様では、MT車は左ハンドルのみ、ティプトロニックSは左右どちらのハンドル位置も用意されていました。
燃費(10・15モード)は、2.7リッターの5速MT車が9.3km/L、5速AT車が8.3km/L、ボクスターSの6速MT車が8.5km/L、5速AT車が7.8km/Lで、燃料は無鉛プレミアムガソリンです。
2003年9月時点の新車価格(消費税抜き)は、2.7リッターの5速MT車が550万円、ボクスターSの5速AT車は710万円でした。
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新車のN-BOXも、日常での使いやすさや最新装備を備えた魅力的な選択肢です。いっぽう中古車まで視野を広げれば、その新車価格を下回る200万円以下の車両本体価格(諸費用除く)で、初代ボクスターも狙えます。
ミッドシップに水平対向6気筒エンジンを搭載する2シーター・オープンスポーツという、N-BOXとはまったく異なるクルマ選びができるのも中古車ならではです。
ただし、掲載車両は1998年〜2004年式が中心で、年式によってエンジンの排気量や外観が異なり、変速機とハンドル位置の組み合わせも個体ごとに違います。購入時には支払総額や整備状況なども含めて確認したいところです。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。























