日産「新型キックス」が激変! 高性能4WDでめちゃ曲がる&クラス超え上質インテリア採用! 先代の弱点を完全克服した「最新コンパクトSUV」のスゴさとは!
日産のコンパクトSUV「キックス」が2代目へと進化しました。すべての面において生まれ変わった新型は、どのようなモデルに仕上がっているのでしょうか。
「キックス」が激変!
6年ぶりのフルモデルチェンジで2代目に進化した日産「キックス」。筆者(工藤貴宏)もさっそく試乗してきたわけですが、実際に触れて運転して感じた新型の最大のポイントは「すべてがひとクラス上がったかのような仕上がり」でした。
具体的にいうと、まず車体サイズ。新型のボディは先代に対して長さを75mm延ばし、全幅を40mm拡大。全長4365mm×全幅1800mmと「Bセグメント」としては大きな車体となりました。

だけど、先代よりも立派に見えるのは車体サイズが大きくなっただけではないのです。デザインテイストが“ボクシー”になり、実際のサイズ以上に大きく見える。そして高級感もある。
というわけで見栄えが良くなったのが、新型キックスのひとつめのいいところ。やっぱり見た目は大事です。
でも、車体のサイズアップがもたらす“いい事”はそれだけじゃない。後席と荷室が広くなり、つまり実用性が高まったのです。
開発者に尋ねてみたところ「ファミリーで使うユーザーが多く、大人が後席で快適に座れるようにしたかった」、そして「となれば荷物もより多く積めるように荷室を拡大した」とのこと。
後席と荷室は先代でも広めでしたが、新型はさらに拡大。新しいキックスはBセグメントSUVのなかでも「より実用性を求める人たち」にアジャストしたといっていいでしょう。
そして驚いたのがインテリアの上質感。はっきりいってクラスを超えた作り込みです。「あのシンプルだった初代から大きく変わったな」というのが筆者の率直な印象で、正直にいえば新型キックスに触れて一番驚いたことでした。室内に乗り込んだ瞬間、冗談抜きで目を疑ったくらいに。
その上質感はタッチパネル式の空調操作パネルを組み込む「G」グレードだと最大限に感じられますが、旧型から受け継いだダイヤルを組み合わせる空調操作パネルを採用する「X」系でも十分といえる水準(それもうれしい)。
どちらを選んでもダッシュボードの一部に布をコーディネートし、センターコンソールにまでソフトパッドを巻いてあるのだから立派です。もはやプレミアムブランドのコンパクトカーかという勢いです。これにはびっくりさせられました。
びっくりといえば、乗り心地もすこぶるいい。実は、先代のキックスは乗り心地があまりよくなかったわけですが、そこはプラットフォームの刷新で一転。大きな衝撃や突き上げがなくしなやかに路面の凹凸を吸収し、誰を乗せてもクレームが出ない乗り心地といっていいでしょう。
新型は、プラットフォームが「CMF-B」と呼ばれるタイプ(先代は「Vプラットフォーム」)に刷新され、車体骨格的には現行型「ノート」と関連が深い設計となっています。その結果シャシの能力が高まったことも乗り心地の“大幅向上”を可能としたのでした。移動の快適さは劇的に良くなりました。
移動の快適さといえば、「e-POWER」と呼ばれる日産のハイブリッドはエンジンが掛かった際でも他社に比べて静かなのがいいところ(それ以前にライバルに比べると低速域走行中にエンジンが掛かりにくいのも美点)。
新型は発電専用エンジンを組み合わせているのですが、効率よく発電できるエンジン回転領域を低くし、エンジン回転数を下げたことでエンジン音を静かにできているのだとか。なるほど。
また、新型キックスはモーター、発電機、インバーター、減速機、そして増速機と5つの電動関連ユニットの主要構成部品を一体化した「5-in-1」という電動ユニットを搭載しています。一体化により剛性が高まったことによって細かい振動が減ったことも静粛性の向上に寄与しているようです。










































