トヨタ「“最強”ランクル」がスゴイ!!専用“黒バンパー”&「カーボン調内装」採用! 走りを極めた最高峰「ランクル300 GR SPORT」の圧倒的存在感とは!
本格的なオフロード性能を備えたSUVは根強い人気を誇るジャンルですが、なかでも走破性能そのものを個性とするモデルには、独特の存在感があります。トヨタのフラッグシップSUV「ランドクルーザー“300”」において、その走破性能を象徴するグレードが「GR SPORT」です。同グレードはどのような一台なのでしょうか。
悪路の頂点へ、ランドクルーザー“300”のフラッグシップ
本格的なオフロード性能を備えたSUVは根強い人気を誇るジャンルです。なかでもトヨタのフラッグシップSUV「ランドクルーザー“300”」において、その走破性能を象徴するグレードが「GR SPORT」です。いったいどのような一台なのでしょうか。
ランドクルーザーのルーツは1951年8月に発売された4輪駆動車「トヨタBJ型」にまでさかのぼります。
悪路走破性の高さから警察や消防など公的機関にも採用され、以来「どこへでも行き、生きて帰って来られるクルマ」を目指して信頼性・耐久性を磨き上げてきました。現在では世界170以上の国と地域で親しまれるモデルへと成長しています。
ステーションワゴンタイプとしては50系から200系まで代を重ね、2021年8月に登場した“300”シリーズは200系の後を継ぐ現行モデルにあたります。
基本構造にはラダーフレームを継承しつつ、TNGAの思想を取り入れた新開発プラットフォーム「GA-F」を採用。高い剛性を確保しながら約200kgの軽量化を実現しました。
あわせて新開発の3.5L V6ツインターボガソリンエンジン及び3.3L V6ツインターボディーゼルエンジンを搭載し、電子制御10速オートマチック「Direct Shift-10AT」と組み合わせることで、悪路性能とオンロードでの快適性を高次元で実現しました。
その後、2023年8月にはランドクルーザーブランドそのものが「70」「250」「300」の3シリーズ体制へと再編され、“300”は最新技術を積極的に取り入れる役割を担うモデルへと位置づけが明確化されています。
現在のランドクルーザー300のグレード展開は、シンプルな装備の「GX」を入り口に、バランス重視の「AX」、質感を高めた「VX」、上質さを追求した「ZX」、そして頂点に位置づけられる「GR SPORT」までと幅広く用意されています。

ラインナップの中で、GR SPORTは走破性能そのものを高めたモデルです。
GR SPORTには専用チューニングを施した足まわりに加え、「E-KDSS(エレクトロニック キネティック ダイナミック サスペンション システム)」を搭載しています。
悪路走行時にはスタビライザーの連結を電子制御で切り離し、タイヤの接地性を高める一方、オンロードでは通常通り連結して安定した走行を実現します。これはGR SPORTのみに与えられた装備です。
駆動系についても、電動デフロックをフロント・リアの両方に備えるのはGR SPORTだけで、ZXはリアのみの設定となります。
ドライブモードには、ECO、NORMAL、COMFORT、SPORT S、SPORT S+、CUSTOMを設定。走行シーンに応じて特性を変更できます。
外観ではGR専用グリルやGR専用バンパーを前後にあしらい、18インチアルミホイールにはマットグレー塗装を採用。ホイールアーチモールやロッカーモールもGR専用のブラック仕上げとし、精悍な表情を演出しています。
ボディサイズは全長4965mm×全幅1990mm×全高1925mm、ホイールベース2850mm。オーバーフェンダーの採用により、他グレードよりも全幅が10mm広くなっているのも特徴です。
ステアリングホイールには切削カーボン調の加飾とGRエンブレムをあしらい、走りへのこだわりを内装にも反映しています。
パワートレインは、ガソリン車に3.5リッターV型6気筒ツインターボエンジン、ディーゼル車に3.3リッターV型6気筒ツインターボディーゼルエンジンを設定しています。
最高出力・最大トルクは、ガソリン車が305kW(415PS)・650N・m、ディーゼル車が226kW(307PS)・700N・mを発揮。いずれも電子制御10速AT「Direct Shift-10AT」とフルタイム4WDを組み合わせています。
WLTCモード燃費はガソリン車が7.9km/L、ディーゼル車が9.7km/Lです。
価格(消費税込)は、ガソリン車が783万6400円、ディーゼル車が813万6700円の設定です。上質さを追求したZX(ガソリン車743万6000円・ディーゼル車773万6300円)と比較すると、両パワートレインとも約40万円高い設定となっており、専用の足まわりや駆動系装備の差が価格にも表れています。
走破性能そのものをフラッグシップの証とするGR SPORTは、日常の快適性以上にオフロードでの走りにこだわりたいユーザーにとって、最もふさわしい選択肢といえるでしょう。
Writer: 本城庵
自動車分野を専門とするWebライター。軽オープンカー、輸入車、EV、バイクまで幅広い車種経験を活かした記事を執筆。運行管理者資格を保有し、交通事情や物流業界など専門性の高いテーマにも対応。




















































