トヨタ「最新カローラ」がスゴい! HEV専用でリッター30km走れる実力派! まもなく60周年を迎える“ロングセラー車”の特徴は?
まもなく誕生60周年をトヨタ「カローラ」。2025年にHEV専用車へと進化し、リッター約30kmの低燃費を実現しています。最新のカローラとはどのようなモデルなのでしょうか。
「最新カローラ」がスゴい!
トヨタ「カローラ」は、2026年10月20日に誕生60周年を迎えます。国民車として長年支持されてきた同社を代表するセダンで、ほかにもステーションワゴンの「ツーリング」のほか、近年はハッチバックの「スポーツ」やSUVの「クロス」、スポーツモデルである「GR」も加わり、多彩なバリエーションを擁するカローラシリーズを形成しています。
日本自動車販売協会連合会の「乗用車ブランド通称名別順位」によると、2026年上期(1月~6月)の登録車販売ランキングでは、6万2778台を登録して3位を記録。移り変わりの激しい自動車市場において、カローラは常にランキングの上位をキープし続けており、今なお多くのユーザーから支持を集めるロングセラーとしての存在感を示しています。
1966年に「プラス100ccの余裕」を掲げて誕生したカローラは、時代のニーズに合わせて進化を重ねてきました。環境規制やオイルショックを乗り越え、5代目(1983年)でのFF化や、バブル期の高級化、その後の実用・安全路線の強化など、常に日本のモータリゼーションを牽引。
10代目からは「アクシオ/フィールダー」の名を冠し、11代目では5ナンバー枠の扱いやすさを追求するなど、生活に寄り添う国民車として長く愛され続けています。

そして、2018年に登場した現行の12代目では、先行発売された5ドアハッチバックの「スポーツ」に続き、セダンとワゴンの「ツーリング」が2019年9月に発売されました。
現行モデルではグローバル共通の「TNGA」プラットフォームになり、日本仕様のサイズは、セダンが全長4495mm×全幅1745mm×全高1435mm(ツーリングは全高1445mm)となり、ついに3ナンバー化されました。
ただし、グローバルモデルの全幅1780mmに対し、サイドの外板パネルやドアのインナーパネルなどを日本専用に作り直し、ナロー化することで、日本の道路や駐車場事情に配慮しています。
さらに、ドアミラーの配置を工夫することで、格納時の全幅を先代アクシオよりも10mmプラスに抑えました。
パワートレーンは、主力の1.8リッターハイブリッド(2WD/4WD=E-Four)、1.8リッターガソリン(CVT/2WD)のほか、1.2リッターターボと6速MT(FF)の組み合わせも用意されるなど、多彩なラインアップでスタートしました。
先進安全装備の「Toyota Safety Sense」が標準装備されるほか、衝突被害の軽減に寄与する「インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ/静止物)」、「リヤクロストラフィックオートブレーキ(パーキングサポートブレーキ/後方接近車両)」が設定されています。
そのほかの装備では、トヨタブランド初となる「ディスプレイオーディオ(DA)」が全車に標準化され、スマホ連携機能などが用意されました。
カローラシリーズは、2025年5月の一部改良によって主要ラインアップの純ガソリン車が廃止され、パワートレーンが1.8リッターハイブリッド(2WD/E-Four)に一本化されています。
これにより環境性能がさらに引き上げられ、セダンの「G」グレード(2WD)ではWLTCモード燃費で最高29.8km/Lをマークしています。
さらに、最新となる2026年5月の一部改良では、新たなボディカラーの設定や、エントリーグレードである「X」の標準装備(スマートエントリー、ナビレディパッケージ)の拡充といった仕様変更が行われました。
この改良に合わせ、セダンとワゴン(ツーリング)には、誕生60周年を彩る特別仕様車「ACTIVE SPORT」がアップデートされてラインナップに加わりました。
ACTIVE SPORTには、60周年記念ロゴステッカー(フロントフェンダー左右)をはじめ、レーザー加工の60周年記念ロゴを施した合成皮革巻きインパネが特別装備されています。
足元は、ブラック塗装のセンターオーナメント付17インチアルミホイールで精悍に引き締められました。さらに、走りもブラッシュアップされており、2WD車には専用チューニングサスペンションが採用され、特別感のある仕様となっています。
※ ※ ※
まもなく60年を迎えるカローラは、時代ごとのニーズや環境規制に合わせてその仕様を柔軟に変化させてきました。
直近の一部改良によるパワートレーンのハイブリッド一本化や、特別仕様車の追加も、現代に求められる環境性能と実用性を反映した施策といえるでしょう。
節目を迎えた現在も、カローラは国内市場における中核モデルとして、安定した実績を残し続けています。
Writer: 塚田 勝弘
中古車の広告代理店に数ヵ月勤務した後、自動車雑誌2誌の編集者、モノ系雑誌の編集者を経て、新車やカー用品などのフリーライター/フリーエディターに。軽自動車からミニバン、キャンピングカーまで試乗記や使い勝手などを執筆。現在は最終生産期のマツダ・デミオのMTに乗る。































































