圏央道「4車線化工事」がほぼ“終盤”に!? 久喜白岡〜坂東まで「28km」完成 ポツンと“2車線区間”「五霞〜境古河」が7月24日に運用開始 最高速度も引き上げへ
NEXCO東日本と国土交通省は、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の久喜白岡JCTから大栄JCTの間で進めている4車線化事業について、五霞ICから境古河ICまでの区間が令和8年7月24日に4車線で運用開始されると発表しました。この開通に合わせて、久喜白岡JCTから境古河ICまでの区間において最高速度が100km/hへと引き上げられ、さらなる利便性向上が期待されます。
圏央道・五霞IC〜境古河ICがいよいよ4車線化
NEXCO東日本 関東支社 さいたま工事事務所と国土交通省 関東地方整備局 北首都国道事務所は、共同で整備を進めているC4首都圏中央連絡自動車道(通称「圏央道」)の4車線化事業に関して新たな進捗を発表しました。
久喜白岡ジャンクション(JCT)から大栄JCTに至る整備区間のうち、茨城県内の五霞インターチェンジ(IC)から境古河ICまでの延長6.9kmの区間が、2026年7月24日の午前6時から4車線での運用を開始します。
この4車線化の運用開始に伴い、交通ルールの変更も実施されます。久喜白岡JCTから境古河ICまでの区間において、最高速度がこれまでの基準から100km/hへと変更されることになります。これにより、該当区間を走行するドライバーの移動時間の短縮や、より円滑な交通の流れが形成されることが見込まれます。

圏央道では、広域的な交通の円滑化を目的として、久喜白岡JCTから大栄JCTまでの約92.2kmにわたる区間で4車線化事業が段階的に進められてきました。これまでに埼玉県内を中心とした複数の区間で事業が完了しています。
例えば、2023年3月31日には久喜白岡JCTから幸手IC間、および境古河ICから坂東IC間で4車線での運用が始まりました。さらに、2025年3月14日には幸手ICから五霞IC間が4車線化されています。
茨城県内の区間においても整備は着実に進行しており、直近では2026年2月27日につくば中央ICからつくばJCTまでの延長4.3kmが4車線での運用を開始しています。
今回の五霞ICから境古河IC間の完成により、久喜白岡JCTから坂東IC間の28.7kmが4車線となり、交通のボトルネック解消に大きく寄与することが期待されます。
先行して4車線化された区間では、すでに具体的な効果が表れています。
2026年2月27日に運用が開始されたつくば中央ICからつくばJCT間のデータによると、4車線化後の平均断面交通量は日量2万6600台となり、開通前と比較して約8%増加しました。これは、道路の容量が増えたことで、より多くの車両がスムーズに通行できるようになったことを示しています。
また、円滑な交通の確保だけでなく、安全性の面でも大きな改善が見られます。同区間における総事故件数は、4車線化前と比較して約8割減少しました。これまで車線減少によって生じていた事故多発地点が解消されたことが、重大事故を含む総事故件数の大幅な低減につながっています。
さらに、工事や事故が起きた際、車線規制のみで対応が可能となったことで、通行止め回数も減少し、長時間の交通麻痺を防ぐことができるようになりました。
なお、久喜白岡JCTから大栄JCTまでの全線4車線化に向けては、茨城県内および千葉県内の区間で引き続き工事が進められています。
未完成の各区間では舗装工事や上部工工事などが進行中であり、パーキングエリアの整備も並行して行われています。NEXCO東日本および国土交通省は、残る茨城県・千葉県区間の4車線化について、安全を最優先としながら早期の運用開始に向けて事業を推進していく方針を示しています。
今後も段階的な開通が期待されており、圏央道全体がさらに強靭で利便性の高いネットワークへと進化していくことが見込まれます。
Writer: くるまのニュース編集部
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