“4年ぶり大刷新”の新型「“ちいさい”SUV」初公開! 全長4.2mの“ヤリスクロス”サイズ&精悍な新デザイン採用! “Gemini”も搭載した新たなルノー「メガーヌ E-Tech」仏国で登場

ルノーは2026年6月22日、大幅改良を施した新型「メガーヌ E-TECH エレクトリック」を世界初公開しました。2022年に登場した電動コンパクトSUVは、デザインや走行性能、コネクテッド機能などを刷新し、どのように進化したのでしょうか。

Google Geminiも搭載した改良新型モデル!

 仏ルノーは2026年6月22日、大幅改良を施した新型「メガーヌ E-Tech エレクトリック(Megane E-Tech electric)」を世界初公開しました。

 メガーヌ E-Tech エレクトリックは、2022年に登場したルノーの電動コンパクトモデルです。

 ルノーの新世代EV(電気自動車)の先駆けとして登場した同モデルは、個性的なデザインや先進的なコックピット、電動車ならではの走行性能を特徴とし、コンパクトEV市場における同ブランドの主力モデルとして展開されてきました。

 今回発表された新型では、競争が激しさを増すコンパクトEV市場に対応するべく、エクステリアデザイン、電動パワートレイン、コネクテッド機能、運転支援機能、グレード構成などを中心に改良が図られています。

 ボディサイズは全長4200mm×全幅1782mm×全高1522mm、ホイールベースは2685mmです。

 これは日本でも人気のコンパクトSUVであるトヨタ「ヤリスクロス」(全長4200mm×全幅1765mm×全高1590mm)と全長がほぼ同じという、日常使いにも適したサイズ感を持っています。

 なお、新型は大型化されたバッテリーを搭載したことにより、従来モデルより全高が20mm高められました。最低地上高は空車時で124mm、積載時で105mm。車両重量は1772kgとされています。

 荷室容量は通常時で440リットルを確保し、後席を倒すことで最大1332リットルまで拡大します。

 エクステリアでは、フロントまわりを大きく刷新しました。ヘッドライトを除くフロントまわりの構成部品は新しくなり、ボディ同色部分を拡大したフロントバンパーによって、よりスポーティな印象を強めています。

 従来のサイドエアインテークに代わり、バンパー外側にはチェッカーボードパターンのように配置された8つのダイヤモンド形状のライトシグネチャーを採用。車体をよりワイドに見せるとともに、路面に踏ん張るようなスタンスを演出します。

 グロスブラック仕上げのクローズドグリルにもダイヤモンドパターンを取り入れ、ルノーの新しいビジュアルアイデンティティを表現。ルノーロゴはボンネット下に配置され、前傾姿勢を強調するデザインとしました。

 リアでは、横一文字に広がるライトレイアウトを維持しながら、レンズカバーを持たない3D形状のリアライトを採用。ひと目で改良モデルと分かる、特徴的なライトシグネチャーを与えています。

横一文字のライトレイアウトを継承しつつ3D形状のリアライトを採用
横一文字のライトレイアウトを継承しつつ3D形状のリアライトを採用

 一方で、長いホイールベースや19インチまたは20インチの大径ホイール、張り出したホイールアーチ、クーペ風のルーフライン、高めのウエストライン、フラッシュドアハンドルなど、従来モデルの特徴的なプロポーションは受け継がれています。

 グレード構成は「テクノ(Techno)」と「エスプリ アルピーヌ(Esprit Alpine)」の2種類に整理されました。

 テクノは、ボディ同色のフロントバンパートリムや新デザインの19インチアルミホイールを採用。20インチホイールもオプションで設定されます。

 上級仕様となるエスプリ アルピーヌでは、専用の20インチアルミホイールや独自のデザインディテールが与えられ、よりスポーティかつ上質な雰囲気を高めています。

 ボディカラーは、新色「サテンブルースレート(Satin Blue Slate)」を含む7色を設定。ブラックまたはシストグレーのルーフを組み合わせる2トーン仕様も用意されます。

 インテリアでは、テクノにTEP仕上げのダッシュボードを採用し、質感を向上。ライトグレーまたはチタニウムブラックのTEP電動シートもオプションで用意されます。

 エスプリ アルピーヌでは、ダークグレーからブルーへと変化するスペクトラルグレー仕上げのドアパネルトリムなどを採用し、スポーティで洗練された印象を強めています。

 パワートレインには、レアアースを使用しないタイプの同期モーターを搭載。フランスのクレオン工場で生産されるこのモーターは、最高出力220馬力・最大トルク300Nmを発揮します。

 組み合わされるバッテリーは、実用容量67kWhの新世代LFPバッテリーです。新型では、セル・トゥ・パック構造を採用し、232個のセルを高密度に配置。エネルギー密度と実用容量を最適化しています。

 航続距離はWLTPモードで最大500kmを実現。充電性能も向上しており、DC急速充電は最大165kWに対応します。これにより、バッテリー残量15%から80%まで、約24分で充電できるといいます。

 AC充電は11kWに対応し、22kWのAC充電器もオプションで設定。さらに、220Vの外部機器に最大3700Wまで給電できるV2L機能のほか、市場によっては電力をグリッドに戻すV2G機能にも対応します。

 最高速は160km/h、0-100km/h加速は7.6秒、0-50km/h加速は3.4秒です。

 プラットフォームには、専用EVプラットフォーム「RGEV medium 1.0」を採用。バッテリーを床下に配置することで低重心化と前後重量配分の最適化を図り、正確なハンドリングと快適性の両立を目指しました。

 リアサスペンションにはマルチリンク式を採用し、高速走行時の安定性やコントロール性を向上。新しいバッテリーに対応するため、スプリングやダンパーは再設計され、ステアリングもよりダイレクトな応答性を目指してチューニングされています。

 さらに、新型ではワンペダル機能も採用。アクセルペダルだけで加速から停止までをおこなうことができます。回生ブレーキはステアリングホイールのパドルで4段階に調整でき、走行シーンや好みに応じて減速度を選択できます。

 コックピットには、12.3インチのデジタルメーターと12インチのマルチメディアスクリーンを組み合わせた、逆L字型のツインスクリーンレイアウトを採用。全グレードに「openR link」システムを標準装備します。

 Googleを内蔵したopenR linkでは、GoogleアシスタントやGoogleマップを利用可能。EV向けルートプランニングにも対応し、充電の必要性を考慮しながら最適なルートを提案します。

 さらに、新型ではGoogle Geminiも導入。自然な会話によって車両機能を操作できるようになり、リクエストの意図を理解しながら、文脈を維持した応答をリアルタイムでおこなえるといいます。

 新機能として、フロントガラス左側ピラー部のカメラを使ったドライバー認識機能も採用されました。

 このほか、運転支援機能は30種類以上を用意。インテリジェントアダプティブクルーズコントロール、緊急停止アシスト、予測型エコドライブアドバイス、セーフティスコア、セーフティコーチ、セーフティモニターなどが設定されます。

 車両とバッテリーは、フランス北部ドゥエにあるエレクトリシティ工業拠点で組み立てられ、モーターはフランス・ノルマンディーのクレオン工場で生産されます。

※ ※ ※

 なお、新型メガーヌ E-Tech エレクトリックの価格や発売時期などは明らかにされていません。

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Writer: くるまのニュース編集部

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