予期せぬトラブルの強い味方「JAF」でも運べない…うっかりで対象外となるクルマとは?
バッテリー上がりやパンク、予期せぬ不具合などで、JAFのロードサービスにお世話になった経験がある人も少なくないでしょう。自然災害であっても、JAFは助けに来てくれる心強い存在です。しかし、そんなJAFでもロードサービスやレッカー車などでの移動が対象外となるクルマがあります。
自然災害であっても必ず助けに来てくれる心強い存在JAFも対応できない!?
バッテリー上がりやパンク、予期せぬ不具合などで、JAFのロードサービスにお世話になった経験がある人も少なくないでしょう。
大雪でスタックした場合など、損保会社の無料ロードサービスでは対応不可能な自然災害であっても、JAFは助けに来てくれる心強い存在です。しかし、そんなJAFでもロードサービスやレッカー車などでの移動が対象外となるクルマがあります。どんなクルマなのでしょうか?
自動車保険の無料ロードサービスは契約車だけが対象となりますが、JAFは「人(会員)に掛かるサービス」となるため、会員証を持っている人がいれば自分のクルマではなくても、ロードサービスを受けることができます。
例えば、レンタカーやカーシェアリングのクルマ、また会社の営業車などでも対象となります。パンクやバッテリーが上がったりした場合も、マイカーと同様の会員サービスを受けることができます。ちなみに、かつてはロードサービス対象外だった2輪車(原付から大型二輪まで全車対応)は2005年から、タクシーなど事業用車両と大型車も2010年から対象となっています。
JAFが、1963年に東京地区でロードサービスを展開し始めて55年が経過しました。その間、ロードサービスの対象地域はもちろん、対象車種の種類や車両総重量なども拡大していますが、現在でも対象とならないクルマも存在します。
JAFでは、ロードサービスの対象車両を「車両重量3000kg以下(最大積載量2000kg以下)の自動車・バイク」としているため、3001kg以上のバスやトラックは「燃料切れ」「キーの閉じ込み」のみロードサービスの対象となっており、レッカー車での牽引や積載車に載せて運ぶことはできません。
筆者(加藤久美子)は20年以上前、フォード「ブロンコ」というフルサイズの4×4(1ナンバーの普通貨物車登録。車両重量2280kg)に乗っていた時期があり、当時、1ナンバー車は原則対象外でしたが、個人使用でなおかつ車両重量2300kg以下のクルマなら対象となるため、ギリギリだったという記憶があります。