三菱「“新型”パジェロ」まもなく登場? 20年ぶり全面刷新で「200馬力超えターボエンジン」&「高性能4WD」採用? 価格は560万円超え? 新たな本格的SUVどんなモデルに?

三菱自動車のフラッグシップとなる本格的SUVの登場は間近です。どんなクルマなのかを考えてみましょう。

2026年の新型クロスカントリーSUV投入を予告

 2026年1月上旬に開催された「東京オートサロン2026」において、三菱自動車は「今年2026年には、本格的なオフロード性能を持つ新型クロスカントリーSUVを投入する計画です」と新型モデル投入を予告しました。

 また2026年4月10日には、「オートモビルカウンシル2026」で歴代「パジェロ」が展示される中、三菱の岸浦恵介 代表執行役社長兼 COOが、「年内に“新型クロスカントリーSUV”を導入する」と発言しています。

 ここで言う「本格的なオフロード性能を持つ新型クロスカントリーSUV」とは何でしょうか。

 ちなみに三菱自動車は2023年3月に中期経営計画「チャレンジ2025」を発表しています。そこでは、「アセアンにおけるフラッグシップモデルPPV(ピックアップパッセンジャービークル:ピックアップトラックをベースにしたSUV)も商品強化を進めます」と説明されていました。

 中期経営計画のフラッグシップPPVと、2026年1月の東京オートサロンやオートモービルカウンシルの新型クロスカントリーSUVが同一であると仮定すれば、おのずと浮かび上がってくるのは、やはり現在廃版となっているパジェロでしょう。

 つまり、世界屈指の過酷なダカールラリーで何度も優勝した三菱自動車のフラッグシップが復活するのではないかという話です。

堅牢なボディに4輪独立懸架サスペンションを採用

 パジェロは、1982年にライトトラック「フォルテ」をベースに生まれたSUVです。ライトトラックがベースなので、堅牢なラダーフレームをシャシーに使用していました。

 三菱自動車には、当時、より堅牢で歴史ある「ジープ」も販売されていたため、パジェロは、よりライトな感覚のSUVとして登場したのです。

 それでいてパジェロは、デビュー直後の1983年にダカールラリーの無改造クラスで優勝。翌1984年には改造クラス優勝、1985年には総合優勝を果たします。ライトなイメージなのに、走らせれば、世界屈指のオフロード走行性能を備えていることを証明しました。

新型パジェロまもなく登場!?
新型パジェロまもなく登場!?

 また、1980年代はスキーやキャンプにクルマで向かうRVブームが沸き起こっていました。その追い風も受けてパジェロはヒットモデルに成長してゆくのでした。

 そして、パジェロは1991年に第2世代、1999年に第3世代、2006年に第4世代へと続きます。世代を重ねる中で、パジェロは、ラダーフレームをモノコックボディに溶接するラダーフレーム・ビルトイン・モノコックボディに、フロント・ダブルウィッシュボーン・サスペンション&リア・マルチリンク・サスペンションという形式を採用するようになっています。堅牢なボディに、よく動くサスペンションです。これに三菱自動車が得意とする4WD技術を組み合わせるのが、パジェロを成立させる方程式となりました。

 卓越したオフロード走行性能と、快適なオンロード走行性能の両立を実現していたのです。

トライトンとデリカD:5の良いとこどり

 では、具体的に新しいパジェロの内容を考えてみましょう。

 そこで重要なヒントとなるのが、現行型で同じラダーフレームを使う「トライトン」の内容です。エンジンは、最高出力150kW(204馬力)・最大トルク470Nmを発揮する2.4リッターディーゼル・ターボを搭載します。現在の三菱自動車として最強のエンジンですから、当然、フラッグシップとなる新型パジェロには、このエンジンが採用される可能性が高いでしょう。

 そして、もうひとつの最新の三菱車が、マイナーチェンジしたばかりのデリカD:5です。こちらは、トランスミッションに8速ATが採用されています。パドルシフトもありますから、8速ATとパドルシフトという組み合わせも、新型パジェロに採用される可能性大です。

 4WDシステムは、トライトンには手動で2駆と4駆をセレクトできる「スーパーセレクト4WD-II」が搭載されていますが、デリカD:5は、4輪それぞれの駆動力と制動力をコントロールする車両運動統合制御システムの「S-AWC」が採用されています。堅牢性なら、オーソドックスな「スーパーセレクト4WD-II」の方がいいでしょうけれど、運動性能では「S-AWC」が一枚上手。走りを重視する新型パジェロには、「S-AWC」が採用されるのではないでしょうか。

 そして気になる価格は、当然、トライトンやデリカD:5よりも上になるはず。一方で、高額なバッテリーをパジェロは積みませんから、「アウトランダーPHEV」よりも高くなるのは考えにくいもの。

 となると、新型パジェロの価格は560万円スタートの650万円ほどになるのではないでしょうか。決して安い価格ではありませんが、パジェロというビッグネームの復活は、インパクトが大きいもの。欲しい方は、なるべく早くディーラーに駆け込むのが良いはずです。様子を見ていると、とんでもなく長い納車待ちになる可能性があるからです。

 2026年にパジェロが登場するとなれば、2021年に終了して以来5年ぶりの復活、2006年の4代目登場以来20年ぶりの全面刷新となる同車。どのようなモデルとなるのか注目です。

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Writer: 鈴木ケンイチ

1966年生まれ。國學院大学経済学部卒業後、雑誌編集者を経て独立。自動車専門誌を中心に一般誌やインターネット媒体などで執筆活動を行う。特にインタビューを得意とし、ユーザーやショップ・スタッフ、開発者などへの取材を数多く経験。モータースポーツは自身が楽しむ“遊び”として、ナンバー付きや耐久など草レースを中心に積極的に参加。見えにくい、エンジニアリングやコンセプト、魅力などを、分かりやすく説明するように、日々努力している。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。
著書「自動車ビジネス」(クロスメディア・パブリッシング)

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中古車価格(税込)

109万円〜963万円

新車価格(税込)

552万円

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