リッター18km超え! スズキ新型「キャリイ」に注目! 精悍フェイス新採用で「もう軽トラに見えない」カッコ良さ実現! MT×四駆の悪路性能向上も! 「最新軽トラ」の進化とは!
スズキの軽トラック「キャリイ」が2026年1月に一部仕様変更されました。精悍なデザインへの刷新や安全装備の強化に加え、MT車の悪路走破性も向上した最新モデルの進化に迫ります。
新型「キャリイ」に注目!
2026年1月23日、スズキは軽トラック「キャリイ」の一部仕様変更モデルを発売しました。
一部仕様変更の対象となるのはキャリイのほか、キャビンを広くとった「スーパーキャリイ」とその特別仕様車の「Xリミテッド」、ダンプや冷蔵車などのキャリイ特装車も含まれます。
どのような点が進化したのでしょうか。
キャリイの初代モデルが発売された1961年は、商用車の主流が軽三輪から軽四輪へ、そしてトラックからライトバンへと移り変わろうとしていた時代でした。
そんな転換期のなかで、キャリイは頑丈なフレームを持つ軽四輪トラックとして誕生。エンジンは初代から一貫して運転席の下に搭載されており、いわゆる「セミキャブオーバー」というタイプを伝統的に採用しています。
時代とともにエンジンは2サイクル2気筒から4サイクル3気筒へと進化を遂げ、排気量も軽規格の変更に合わせて拡大してきました。
また、現在の法規では不可能ですが、かつては幌付き荷台の補助座席に2名が乗車でき、合計4名で移動可能なモデルが販売されていた時期もありました。

こうした長い歴史を歩んできたキャリイの現行型は、2013年に発売された11代目にあたります。さらに、その発売から5年後の2018年には、新たなラインナップとしてキャビンを延長し、室内長を確保した「スーパーキャリイ」も登場しました。
現行モデルのボディサイズは、全長3395mm×全幅1475mmで共通しており、全高はキャリイが1765mm、スーパーキャリイが1885mm、ホイールベースはいずれも1905mmです。
荷台サイズについては、キャリイが長さ1940mm×幅1405-1410mm×高さ290-295mmを確保しているのに対し、スーパーキャリイでは長さ1480mm×幅1410mm×高さ290mmという設計になっています。
なお、荷物の積み下ろしのしやすさを左右する荷台床面の地上高は、どちらのモデルも650mmに統一されています。
パワーユニットは660cc直列3気筒エンジンを搭載。駆動方式は後輪駆動(FR)の2WDと、必要に応じて切り替えるパートタイム4WDの2種類です。
このパートタイム4WDには、さらに2つのタイプがあり、一つは通常の走行用、もう一つは、ぬかるみや急坂などの厳しい道でより強力なパワーを発揮できる「低速モード」を備えた、高低速2段切り替え式です。
トランスミッションは5速MTと4速ATの2種類から選択できます。特に5速MTの4WDモデルには、先述した「低速モード」への切り替え機能が備わっており、過酷な作業現場でも頼もしい機動力を発揮します。
また、燃費性能にも優れており、5速MT車ではWLTCモードで18.7km/Lという低燃費を達成しました。
直近の一部仕様変更では、フロントマスクのデザインが大きく刷新。これまでの親しみやすい雰囲気から、引き締まった精悍な表情へと様変わりしています。
特に、全車に標準装備となった「LEDヘッドランプ」は、その鋭い眼差しでフロントマスクをより力強く際立たせており、真正面から見ると軽トラックとは思えないほどの存在感を放っています。
安全面でも大幅な進化を遂げており、最新の衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートII」を採用しました。このシステムは、前方にある自動車やバイク、自転車、歩行者を検知し、衝突の恐れがある場合には警告や自動ブレーキで被害の軽減を図ります。
さらに、駐車時の安心感を高める「パーキングセンサー」もフロントとリアの両方に標準装備されました。
また、デフロック付車(4WDの5速MT車)に「ぬかるみ脱出アシスト機能」を追加。これは滑りやすいぬかるみなどで空転する駆動輪にブレーキをかけ、もう一方の駆動輪に駆動力を伝達するもので、力強い脱出をサポートします。
価格(消費税込)は、キャリイが117万2600円から158万1800円、スーパーキャリイが129万1400円から180万700円(特別仕様車含む)、特装車シリーズが161万8100円から265万8700円です。
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スズキは、商用車においても乗用車と同等の最新安全性能を追求しています。日々の仕事を支える軽トラックのキャリイだからこそ、誰もが毎日安心してハンドルを握れるよう、クラスを超えた高い安全性を実現したといえるでしょう。
Writer: 廣石健悟
1985年長野県生まれ。鉄鋼系物流会社や半導体パッケージメーカーの技術者を経てフリーライターとして独立。19歳で自動車に興味を持って以来、国産車を中心にさまざまな情報収集をしている。これまで乗り継いだ3台のクルマはすべてMT車。4台目となる現在の愛車はマツダ アテンザセダン(6速MT)







































