【最高かよ】今どき「500円」の絶品ランチが食べられる千葉の「ドライブインときわ」に行ったら、常連さんの優しさとコスパに泣きそうになった! ~昭和のドライブイン巡り~
昭和という時代の“空気感”を色濃く残すドライブインは、ある種のノスタルジーや普段は見過ごしがちな大切なモノを思い出させてくれる気がします。今回は、令和から昭和へ、物価がタイプスリップしたかのような「ドライブインときわ」(千葉県)に立ち寄ってみました。
週末ドライブのスタート地点に立つ「昭和のドライブイン」
高度経済成長期のマイカーブームとともに激増したドライブインは、現在ではその役割を「道の駅」やサービスエリアに譲り、全国で200店舗程度にまで減少していると言われています。
その一方、現存するドライブインは、素朴ながらも温かみのある料理や独自のサービスによって、多くのファンから根強く支持されているのです。
東京湾アクアラインの「木更津金田IC」を降り、田園風景が広がる「フラワーライン」を走った先にある「ドライブインときわ」(千葉県袖ヶ浦市)は、サクサク&ジューシーな本格とんかつを楽しめる“昭和のドライブイン”。
時と場合によっては「袖ケ浦フラワーライン」とも呼ばれるフラワーラインは、いわゆるバイパス道路として機能。全国的にも有名な「房総フラワーライン」ほどの“映え”は無いものの、春には菜の花や桜、秋にはコスモスが咲き誇るようです。
そんなフラワーラインの始点あたりに佇む同店は、すぐ脇で大手コンビニが幅を利かせていることもあり、うっかりすると見落としてしまう可能性があります。
とはいえ、コンビニの駐車場からは、コンテナ風の日本家屋と、壁にペイントされた「お食事処」や「ドライブイン」といった文字がはっきりと見えるはずです。
![「餃子メンチ定食」これで500円は驚異的![Photo:のぐちまさひろ]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2027/04/20260430_DRIVE-IN-TOKIWA_chiba_021.jpg?v=1777534926)
物価が昭和にタイムスリップ!? 令和に「500円定食」を出す心意気に感動
ご夫婦で切盛りしている同店は、平日は11時30分から15時00分、土日祝は11時30分から20時00分まで営業していて、毎週木曜が定休日になっています。
開店の10分ほど前から駐車場で待機していると、11時30分ぴったりに「準備中」から「営業中」へとシフト。“3番乗り”で入店した筆者は、厨房を担う大将の仕事ぶりを垣間見れる、カウンター席に陣取ってみました。
店内はカウンター席×3のほか、テーブル席と小上がりの座敷席があり、20人超で満席になる感じです。この日も、開店直後から次々にお客さんが入ってきて、瞬く間に半数以上の席が埋まっていきました。
メニューは「とんかつ」や「ひれかつ」といった定食系を中心に、麺類や丼ものもラインナップ。
爆盛りと噂の「三種盛り」1250円(生姜焼+唐揚げ+クリームコロッケ!)がある一方で、小食の方やダイエット中の方には、3分の2ぐらいのボリュームに抑えた「小定食」も用意されています。
筆者が狙っていたのは、インフレの荒波をものともせず、令和から昭和へと“物価スリップ”している「500円ランチ」です。
500円ランチは日替わりで2種類が用意され、各10食限定となります。この日のメニューは、「餃子メンチ定食」と「豚バラ炒め定食」でした。
お隣の席に「神」がいた!? 予期せぬ“ほんわかサプライズ”発生
どちらにしようか悩みつつ、「餃子メンチ定食」をオーダー後、再びメニューに目を落とし、「もしも呑みに来たら何を頼むかな」と妄想してみました。
まずは「瓶ビール(キリン・550円)」で、ぐぃっと一杯。アテには、串焼きのモモ(150円)&とり皮(150円)/マカロニサラダ(50円)/チーズフライ(3個・250円)を頼んで、めでたく“せんべろ”の完成です。
そんなことを妄想しているうちに、「餃子メンチ定食(500円!)」が到着。お会計は、到着と同時にそのまま席で済ませるスタイルです。
ここで、予期せぬ“ほんわかサプライズ”が発生。取材と知った隣の席の方が、「僕の豚バラの写真も撮りますか?」と提案してくれたのです。
悩んだ末に諦めていた「豚バラ炒め定食(500円!)」は、レンズ越しにもやさしい味わいが伝わってきます。
その場では思い付きもしませんでしたが、「一口もらってもいいですか?」と図々しくお願いしたら、おそらくOKをもらえたような気がしています(笑)。
500円ランチが神すぎた結果 → 定食を2つ食いする猛者が現る!?
さて、「餃子メンチ定食」の食レポです。餃子のタネを衣で包み上げた餃子メンチは、さすがは「とんかつ屋さん」という絶妙な揚げ加減。サクサクの衣と、ジューシーかつ噛むほどに味が染み出てくるタネのコラボは、思わず天井を見上げるほどの美味しさです。
もちろん、ほかほかご飯や味噌汁との相性もバツグン。また、付け合わせのキャベツやポテトサラダ、箸休めの漬物からは、手仕事ならではの繊細さや温かみが伝わってきます。
500円とは思えない満足感に浸っていると、今度は文字どおりのサプライズが発生しました。
なんと、後から入ってきたお客さんのひとりが、「変なオーダーでも良いですか……」と前振りしつつ、「餃子メンチ定食」と「豚バラ炒め定食」を“ダブルオーダー”したのです!
たしかに2つ合わせても1000円なので、コスパも美味しさも2倍と言えそうですが、そもそも食べ切れるのがスゴすぎる……。旺盛な食欲と強靭な胃袋をうらやましく感じつつ、思わず笑顔になってしまいました。
想定外なはずの“ダブルオーダー”にも気軽に応えていた「ドライブインときわ」は、お財布にやさしいだけでなく、訪れるお客さんを含めたすべての要素が、やさしさに包まれていると感じました。
永久に変わらないという意味を持つ「ときわ」は、時代の移り変わりとは無縁の、人情味あふれる“昭和のドライブイン”と言えそうです。

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■ドライブインときわ
所在地/千葉県袖ケ浦市野里462-1
営業時間/11時30分~15時00分(月曜~水曜・金曜)、11時30分~20時00分(土日祝)
定休日/木曜
Writer: のぐち まさひろ
ゴルフとサウナと愛犬のチョコをこよなく愛するライター&ディレクター。20年ほど従事したクルマ系メディアの編集者からフリーランスになり、これから何をしていこうか色々と妄想中。SAJスキー検定1級/国内A級ライセンス/小型船舶2級/サウナスパ健康アドバイザー所持。ホームコースは「南総カントリークラブ」で、直近1年間のハンデ推移は「7.7」→「8.6」→「7.1」→「5.6」。










































































