全長5.3m! 斬新「超平たい“高級セダン”」実車展示! 「リッター3km」しか走らないV8搭載で速い! たった105台のみ生産のアストンマーティン「ラゴンダ」AMCで成約

日常ではお目にかかれないクルマがたくさん見られた「オートモビルカウンシル2026」。アストンマーティンの高級4ドアサルーン「ラゴンダ」も、まさにその一台といえました。

長くて低い超高級サルーンに熱視線

 2026年4月10日から3日間開催された旧車を中心とするイベント「オートモビルカウンシル2026」で、滋賀県甲賀市にショップを構えるGARAGE 88(ガラージュ・オッタントット)が展示したアストンマーティン「ラゴンダ シリーズ4」は、終始来場者に囲まれていました。
 
 その理由は、希少性が高いラゴンダが置かれていたという理由だけでなく、異様とも言える低くて長いプロポーションにあったのは間違いないはず。
 
 とくにスーパーカー世代は、“ラゴンダ”の名と姿は、強く心に刻まれているのではないでしょうか。

 実はこのラゴンダ、その名前を持つサルーンとしては2代目で、1976年に登場しました。

 いっぽう、初代であるラゴンダの「シリーズ1」は、クーペの「DBS」をベースとして1974年に発表された4ドアサルーンです。

 当時、マセラティ「クワトロポルテ」やデトマゾ「ドーヴィル」、イソ「リヴォルタ・フィディア」といった大排気量の高性能・超高級サルーンの市場に投入されたものの、生産は7台のみに終わってしまいました。

 そこで2年後に、完全新設計で開発された「シリーズ2」をリリース。

アストンマーチン「ラゴンダ シリーズ4」[オートモビルカウンシル2026/GARAGE 88ブース]
アストンマーチン「ラゴンダ シリーズ4」[オートモビルカウンシル2026/GARAGE 88ブース]

 DBSの外観を色濃く残すシリーズ1と異なり、こちらは流麗なスタイリングと滑らかなディティールを持ったそれまでのアストン・マーティンとは異なる、全長約5.3mの巨躯・平たくて驚くほど長いボンネットとその先端に備わるリトラクタブルヘッドライト、極めて薄いグリル、約1.3mしかない低い車高がもたらす独特のフォルムを持っていました。

 エクステリア全体が、手を切りそうなエッジで構成されていたのも特徴です。

 アストンマーティンらしく贅を尽くした内装は、外観にも劣らず個性的で、ドライバー正面にはデジタルメーターが置かれていました。

 シリーズ2のエンジンは、最高出力280ps以上を絞り出す5.3リッターのV型8気筒。クライスラー製3速ATを組み合わせ、車重2tオーバーながらも最高速度225km/hをマークしたといいます。

 1986年には、外観をそのままにエンジンの燃料噴射装置化・メーターをブラウン管TV(!)に変更した「シリーズ3」に発展。

 さらに1987年、カドを丸めて優しい印象となったシリーズ4が登場します。とはいえ基本的なフォルムは同じなので、先鋭的・前衛的な姿に変わりはありません。その異様こそが、オートモビルカウンシル2026での高い存在感につながったのです。

 搭載エンジンは同じく5.3リッターV8で、高性能ぶりは健在でしたが、店舗スタッフによると、燃費は「リッター3km」とのことです。

 今回GARAGE88が展示したラゴンダは、まさしくこちらのシリーズ4。

 全塗装が施されたという上品なグリーンメタリックの外装には痛みも一切なく、パイピングをアクセントとする豪奢で明るいインテリアにも使用感がほぼ見られません。

 シリーズ3に搭載されたブラウン管メーターはデジタル式に変わっていますが、未来的な雰囲気は強く残されています。

 後席上にサンルーフが備わるのも、後席優先のクルマらしいポイントです(ただし後席スペースはあまり広くありません)。

 販売価格(消費税込)は3480万円を掲げていましたが、シリーズ4の生産台数が105台しかないこと、コンディションが抜群に良いことを考えるとバーゲンプライス?

 実際、開催中に「SOLD OUT」となったそうです。なお1987年での新車価格は、驚きの3900万円でした。

 ところで、近年のアストンマーティンの4ドアモデルといえば「ラピード」が思い出されます。その車名は、1961年から1964年まで生産された4ドアサルーン「ラゴンダ・ラピード」から採られています。

 さらに「ラゴンダ」というネーミング自体も、アストンマーティン中興の祖であるディビット・ブラウンに買収されたスポーツカーメーカー、「ラゴンダ」に由来しています。

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Writer: 遠藤イヅル

1971年生まれ。自動車・鉄道系イラストレーター・ライター。雑誌、WEB媒体でイラストや記事の連載を多く持ち、コピックマーカーで描くアナログイラスト、実用車や商用車・中古車、知られざるクルマの記事を得意とする。

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