8年ぶり全面刷新! 日産「“新型”ジューク」世界初公開! 218馬力のパワフルモデルに!?斬新デザインに“激変”の新たな「コンパクトSUV」どんなモデルに?
日産が2026年4月14日に行った長期ビジョンの発表で、あっと驚くアンヴェールがありました。それが新型「ジュークEV」と新型「エクストレイル/ローグ」です。このうち、新型ジュークEVは、どのようなクルマであるのかを考えてみます。
長期ビジョンの発表で、あっと驚くアンヴェール
日産は、2026年4月14日の長期ビジョンの発表において、2台の新型モデルをアンヴェールしました。それが新型「ジュークEV」と、新型「エクストレイル/ローグ」です。このうちの「ジュークEV」は、どのようなクルマなのでしょうか。
ジュークは、2010年にデビューした、個性派のコンパクトクロスオーバーです。バンパー内にヘッドライトを構えたユニークな顔つきと、後席ドアドアハンドルを窓の端に巧みに隠してクーペのように見せたボディを持つ、ユニークなデザインが特徴となります。
日本においては初代モデルのみの販売となりました、欧州においては個性派コンパクトクロスオーバーとして、2代目モデルが登場しています。
そんな個性派「ジューク」の次の新型として、今回紹介されたのが新型「ジュークEV」です。

アンヴェールに際して、日産の社長であるイヴァン・エスピノーザ氏は、「俊敏、コンパクトで、ひとめで日産と分かる存在感を持っています。個性と感情を失うことなく、知能化と独特のキャラクターが両立することを体現しています。常に大胆で、常に個性的なジュークがEVになりました」と紹介しています。
欧州での発表された新型ジュークEVの内容
日本における新型ジュークEVの紹介は、そのデザインとEVになったということのみ。まさに最小限度の内容でした。しかし、欧州では、もう少し詳細な内容が発表されています。
その発表では、新型ジュークEVは、英国サンダーランド工場で生産される予定で、今後、数週間以内に同工場において試作が開始される予定と明かされています。機能的には、現行「リーフ」と同じく、V2G(ビークル・トゥ・グリッド)機能を備えているとか。2027年春には欧州で発売されるということで、8年ぶりの全面刷新となります。
ちなみに、今回の日産の長期ビジョンでは、日産は今後、商品ファミリー戦略を導入し、ファミリー単位でクルマの開発を共通化する方針だと説明しています。それを踏まえて考えてみれば、同じ工場で生産される2台のEV、つまりリーフとジュークEVは、ほぼ兄弟車のような内容であることが推測できます。
リーフの兄弟車とすると、どんなスペックになる?
では、英国生産のリーフは、どのような内容なのでしょうか。英国での「リーフ」は、160kW(218馬力)のモーターで走行するFFという点は日本と同じ。
ただし、英国リーフの搭載バッテリーは、52kWhと75kWhと説明されており、日本仕様の55kWh 78kWhとは微妙に異なります。もしかすると中身は同じで、ルール上、数字が異なるのかもしれません。とはいえ、基本的なリーフの内容は、日本もイギリスも同じようなものでしょう。
その兄弟車となるジュークEVも当然、モーターやバッテリーの内容は変わらないはず。それよりもクーペ風のドアや、角ばったボディデザインなど、大胆なデザインがジュークEVの特徴となるはずです。保守的なデザインを好む人にリーフ、個性派を好む人にジュークEVというように使い分けるのでしょう。
最後に気になるのが、新型ジュークEVが日本で発売されるかどうかという点です。まず、2026年4月14日の日産の発表では、ひと言も「ジュークEVを日本で売る」という言葉はありませんでした。日本市場での販売の計画でも「スカイライン」「エルグランド」「パトロール」「キックスe-POWER」「ムラーノ」「コンパクトカーシリーズ」という名前だけ。残念ながら、ジュークEVは触れられていません。
ただし、可能性がゼロではありません。マーケットから「ジュークが欲しい」という声が大きくなれば、日産が国内での導入を検討することもありえます。ジュークについて、今後のユーザーの要望や日産の動きに注目が集まります。
Writer: 鈴木ケンイチ
1966年生まれ。國學院大学経済学部卒業後、雑誌編集者を経て独立。自動車専門誌を中心に一般誌やインターネット媒体などで執筆活動を行う。特にインタビューを得意とし、ユーザーやショップ・スタッフ、開発者などへの取材を数多く経験。モータースポーツは自身が楽しむ“遊び”として、ナンバー付きや耐久など草レースを中心に積極的に参加。見えにくい、エンジニアリングやコンセプト、魅力などを、分かりやすく説明するように、日々努力している。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。
著書「自動車ビジネス」(クロスメディア・パブリッシング)














































