国道4号の「大渋滞」ついに解消へ! 栃木の重要路線「親園佐久山バイパス」5月31日開通! “狭くて急勾配”な難所はどう変わる?
栃木県が整備を進めてきた主要地方道大田原氏家線の「親園佐久山バイパス」が、2026年5月31日午後3時に開通します。大田原市からさくら市に至るこの路線は、国道4号を補完する重要な幹線道路ですが、現道は幅員が狭く渋滞が課題となっていました。今回のバイパス開通により、どのような効果がもたらされるのでしょうか。
国道4号を補完する重要路線がアップデート
栃木県が2013年度から整備を進めてきた、主要地方道大田原氏家線の「親園佐久山バイパス」が、2026年5月31日午後3時に供用を開始します。
県道大田原氏家線は、栃木県大田原市を起点としてさくら市に至る延長約24kmの幹線道路です。
西側を並行して走る一般国道4号を補完する役割を担っており、沿線には複数の産業団地が立地していることから、県北部地域における物流や、通勤をはじめとする日常生活を支える極めて重要な路線として機能してきました。
しかし、これまで利用されてきた大田原市佐久山地内の現道にはいくつかの課題がありました。
交通量が1日あたり約1万1000台と非常に多いにもかかわらず、道路の幅員が6.2mと狭小で線形が悪いうえ、急な勾配が続いているという環境。
さらに、県道矢板那珂川線と交わる交差点には右折車線が設けられていなかったため、朝夕の通勤時間帯を中心に慢性的な渋滞が発生し、円滑な通行の妨げとなっていました。
また、車を運転するドライバーだけでなく、歩行者にとっても危険な状況がありました。
現道は地元の佐久山小学校に通う児童たちの通学路に指定されていますが、一部の区間で歩道が未整備となっており、自動車と歩行者が近接して通行せざるを得ない安全上の懸念が指摘されていました。
こうした現道の課題を抜本的に解決するため、箒川を渡り、大田原市の佐久山地区と親園地区を新たなルートで結ぶ「親園佐久山バイパス」の整備を計画。
新たに開通するバイパスは、大田原市の親園から佐久山に至る全長2.2kmの区間です。道路の標準幅員は11.75mとゆとりを持たせた設計になっており、片側に幅3.25mの歩道が確保された2車線道路として生まれ変わります。
設計速度は60km/hに設定されており、ドライバーはこれまでよりも快適に走行することができるようになります。

この親園佐久山バイパスが開通することによって、地域にどのような変化がもたらされるのでしょうか。
まず、ドライバーにとって最も分かりやすい恩恵が所要時間の短縮です。現道を経由する場合と比較して、バイパス部を走行することで車両の通行時間は約2分30秒短縮される見込みです。
これまで県道矢板那珂川線との交差点で悩まされていた渋滞が緩和され、よりスムーズな移動が可能になります。
さらに、物流の効率化も見逃せません。大田原市内の中田原工業団地や野崎工業団地といった産業拠点へのアクセスが劇的に向上することで、輸送効率が高まり、地域経済や産業活動のさらなる発展に大きく寄与することが期待されています。
そして何より重要なのが、交通安全の確保です。これまで狭い道で肩を寄せ合うように歩いていた通学児童や自転車の利用者は、バイパスに整備された広い歩行者空間を通行できるようになります。
これにより、自動車と歩行者がしっかりと分離され、地域の誰もが安心して利用できる交通環境が整います。
Writer: くるまのニュース編集部
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