「フツーに走っただけで“違反”」!? うっかり見逃しがちな「バスレーン」って何だ? 地域によってもルールが異なる? 運用にばらつきがある「路線バス専用/優先通行帯」とは
うっかり違反をしてしまいがちな「バス専用レーン」「バス優先レーン」を再確認します。
「バス専用レーン」と「バス優先レーン」の2種類があることを知るべし
普段使っている道が混んでいるので、別ルートで…と走った道が「バス専用レーン」だった…。そしてまさかの違反キップ。そんな経験はありませんか。
うっかりして見逃しがちな「バスレーン」について、おさらいしておきます。
駅周辺や国道など、交通量の多い道で見かける「バス専用レーン」および「バス優先レーン」。
時間帯や曜日、そして走行可否が乗りものによって異なるなど、ややこしい部分があります。
そもそも「バスレーン」とは、「路線バス専用通行帯」および「路線バス優先通行帯」の交通規制を実施した車線のことを意味します。
公共交通機関をより安全かつ円滑に運用することを目的に、路線バスの定時運行を確保するための車線、といっていいでしょう。

先述したとおり「バス専用レーン」および「バス優先レーン」の2種類があり、それぞれに意味があります。
まず「バス専用レーン」は、原則として「バス“のみ”が走行できる道路」であり、バス以外の車両は右左折等をするときを除き、専用レーンを通行すると違反になります。(道路交通法第20条第2項)。ただし、自動二輪、原付、自転車などの軽車両は通行が可能です。
また、バス専用レーンが設けられている道路の通行方法として、左折する際には交差点の30メートル手前からバス専用レーンに進入する方法を認めている場合もあります。
いっぽう、「バス優先レーン」は、バスなどの指定車両の通行が優先であり、一般車も通行が可能です(条件あり)。
ただし後方からバスが接近してきたときは、バスの正常な運行に支障を及ぼさないように速やかに他の通行帯に移動する必要があり、移らないと違反になります。
そして「バス専用レーン」および「バス優先レーン」のややこしいところは、規制時間帯・曜日・車線位置などが道路によって異なるため、全国一律ではないことです。
違反をしないために、まず「バス専用またはバス優先」なのかに気づき、車線や時間など、その運用方法についての標識・路面標示を見落とさないことが重要です。
また気を付けたいポイントとして、「左折・右折する交差点近辺では『交差点直前で専用レーンを通過してよいかどうか』が地域・道路によって異なる点」「道路が赤く塗られていたり、専用の表示があるか(取り締まりポイントになっていることも)」などがあります。
特に「左折・右折する交差点近辺では『交差点直前で専用レーンを通過してよいかどうか』が地域・道路によって異なる点」は、文字どおりローカルルールゆえに周知されていないことも多く、本人は大丈夫だろうと思っていても、実際には違反キップを切られてしまう可能性が充分にあります。
朝のラッシュ時間帯は「バス専用レーン」のみが空いていることもしばしばあり、「ホンのちょっとだけ」のつもりでレーンに進入してしまいがちです。
違反した場合、通行帯違反として違反点数1点、反則金が大型7000円、普通車で6000円が科されます。
もしバス専用レーンを見かけたら、「そもそも近づかない(特にラッシュの時間帯)」。これがもっとも検挙されるリスクが低い方法かもしれません。
Writer: 松村透
株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当。カーメディアの運営サポートや企画立案・ディレクションが得意分野。またオーナーインタビューをライフワークとし、人選から取材・撮影・原稿執筆・レタッチ・編集までを一手に担う。現在の愛車は、1970年式ポルシェ911S(プラレール号)と2022年式フォルクスワーゲン パサートヴァリアント。
































