斬新「“後輪駆動”スポーツカー」に注目ッ! 全長3.9mボディに「レトロ風」のロングノーズデザインを採用! 「490馬力」パワトレやガバッと開く「画期的ドア」も目を惹く「AIM EV SPORT 01」とは?
エイムが手がける「AIM EV SPORT 01」は、軽量コンパクトな車体に高性能モーターと先進制御技術を搭載し、環境性能と走る楽しさを高次元で両立しています。その魅力と開発思想に迫ります。
ル・マンの知見が生んだスポーツカー
エイムは1998年に創業し、愛知県に本拠を置く自動車エンジニアリング企業で、技術を通じて豊かで安全な社会に貢献することを使命としています。
オリジナルエンジンでル・マン24時間レースにも参戦してきた同社が、持続可能な未来を見据えて立ち上げたのが「AIM NEV(New Energy Vehicle)プロジェクト」です。そして、このプロジェクトを象徴するモデルが「AIM EV SPORT 01」です。
開発コンセプトは、「小型かつ軽量で、スタイリッシュなデザインを備え、ドライバーの意のままに気持ちよく走れるクルマ」。
単なる環境対応車にとどまらず、運転する楽しさを追求したスポーツEVとして設計されています。

EV SPORT 01は、2023年7月に英国で開催された自動車の祭典「Goodwood Festival of Speed」に出展され、大きな注目を集めました。さらに国内では、同年10月の「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」にも展示されています。
また、2024年5月に富士スピードウェイで開催された「AIM Legend’s Club Cup 2024」の決勝では、ローリングスタートの先導車として披露されました。
ボディサイズは全長3945mm×全幅1893mm×全高1220mm、ホイールベースは2475mm。乗車定員は2名です。
エクステリアは1960年代のデザインへのオマージュとして、エッジを抑え、面構成を重視したフォルムを採用。往年のスポーツカーが持つ美しさを現代的に再解釈しています。
ドアには上方へ開くガルウイングドア(シザードア)を採用。EVでありながらロングノーズ&ショートデッキのクーペスタイルとすることで、クラシックスポーツカーの雰囲気を色濃く感じさせます。
パワートレインには「APM200」を搭載し、最大出力490PS、最大トルク740Nmを発揮します。
駆動方式は後輪駆動(デュアルモーターRWD)。2基のモーターをリアに配置することで、左右輪への駆動力を独立制御するトルクベクタリング機能を実現。これにより内輪と外輪のトルク配分を最適化し、優れたコーナリング性能を発揮します。
さらに、モーターの優れたトルク応答性を活かしたABS制御も採用。エンジン車では難しい瞬時のトルク制御を可能とし、車両挙動をより精緻にコントロールできます。
これらの技術の組み合わせにより、後輪駆動ならではの軽快で気持ちのよい操縦安定性と、高いコーナリング性能を両立しています。
レーシングマシン並みのパワーやトルク、シャシー剛性を備えながらも、重量配分や車両制御によって扱いやすさを重視している点は、AIM EV SPORT 01の設計思想を象徴しています。ル・マン参戦で培われた知見が、随所に活かされているといえるでしょう。
なお、市販化の予定については現時点では公表されていません。
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国内外のモーターショーやサーキットイベントで披露を重ねることで、次世代スポーツEVの可能性を提示し続けているAIM EV SPORT 01。それは、「今、乗りたいEV」を追求した結果として生まれた一台です。
環境性能と走る楽しさの両立を実現しつつ、コンパクトな車体に世界最高峰のモーター技術を搭載する―その進化に、今後も大きな期待が寄せられます。
Writer: 青木一真
埼玉県生まれ。宅配ドライバーを経験した後に、車中泊関連の記事執筆を開始。現在はフリーライターとして、車メディアに従事している。自動車は輸入車、スポーツカー、SUV、ミニバン、軽自動車の所有を経験。月間3000kmほどを走行している。












