日産新型「スカイライン」27年登場!? 伝統「FRセダン」継続!? SUVは? ハイブリッド化? 気になる次期型の行方
日産が経営再建計画「Re:Nissan」で開発中であることを明言した次期型「スカイライン」。長寿モデルである現行型からの刷新が期待されるなか、次期型はどのような進化を遂げるのでしょうか。伝統のFRレイアウトやボディタイプ、電動化の行方など、現在判明している情報をもとに今後の展開を予測します。
日産新型「スカイライン」は2027年登場か。FRセダン継続やSUV派生の可能性
日産は2025年5月13日に発表した経営再建計画「Re:Nissan」において、次期型「スカイライン」を開発中であることを明らかにしました。
同計画は、事業環境の変化に迅速に対応できるスリムで強靭な事業構造の実現を目指すものです。
この発表により、長期間にわたり販売が続く現行モデルから、いよいよ次世代へとバトンが渡されることが確実となりました。
次期型スカイラインの姿について予測します。
日産は2025年5月13日、経営再建計画「Re:Nissan」を発表しました。
この計画のなかで日産は、リードモデルの開発期間を37ヶ月、後続モデルの開発期間を30ヶ月へと大幅に短縮する取り組みを進めていると説明しています。
そして、本取り組みで開発される車種には、新型日産スカイライン、新型日産グローバルC SUV、新型インフィニティコンパクトSUVが含まれると明確に発表しました。
現行型となる「スカイライン(V37型)」は2014年に登場し、すでに10年以上が経過しています。
モデルライフが長期化するなかで、今後の存続を懸念する見方もありましたが、今回の事業計画において正式に次期型の開発が公言された形となります。
日産にとってスカイラインは、単なる一車種にとどまらない意味を持っています。
70年近い歴史を持つロングセラーモデルであり、ブランドのイメージリーダーとしての役割を担う存在です。
「Re:Nissan」における商品戦略では、日産のDNAを体現するアイコニックな車種群を「HEARTBEATモデル」と位置づけており、スカイラインは「フェアレディZ」や「パトロール」とともにこのカテゴリーに含まれています。
過去を振り返ると、2001年に登場した11代目(V35型)は、北米市場においてインフィニティ「G」として販売され、日産の業績回復に大きく貢献しました。
この成功により、インフィニティはレーシング活動の経験に裏付けられたFR(後輪駆動)ブランドとしての地位を確立しています。

日産がグローバルでの業績回復を目指すうえで、スカイラインはブランド再生の鍵を握るシンボルとしての役割が期待されています。
次期型スカイラインのメカニズムについて、まず駆動方式は伝統のFR(後輪駆動)レイアウトは継続される可能性が高いと考えられます。
現在、日産はプラットフォームの統合を進めており、2035年までに現在の13種類から7種類へと削減する方針を示しています。
現行のスカイラインとフェアレディZは、2001年のV35型から続く「FMプラットフォーム」を基本として共有。
設計の刷新が求められるなか、次期型スカイラインは日産の次世代FRプラットフォームを採用する第一弾となり、将来的に他のスポーツモデルと共有される基盤になることが推測されます。
次にボディタイプですが、ベースとなるのは従来通りのセダンであることがほぼ確実と見られます。
「Re:Nissan」の発表において、新型スカイラインは「新型日産グローバルC SUV」などと区別して記載されており、セダンとしての独立した立ち位置が維持されることが読み取れます。
しかし、派生モデルとしてSUVが設定される可能性も否定できません。
過去には北米向けのインフィニティ「EX」をベースとした「スカイラインクロスオーバー」が日本市場に導入された歴史があります。
また、トヨタ「クラウン」がセダンだけでなくクロスオーバーやスポーツ、エステートといった多様なボディタイプを展開している事例を見ても、単一のプラットフォームから複数の車系を生み出す手法は現代の自動車開発において標準的です。
SUVが市場の定番となっている現在のトレンドを踏まえれば、セダンを主軸としつつもSUV派生モデルが登場する展開は十分に考えられます。
パワートレインの構成も次期型の大きなポイントです。
ここ数年の日産はグローバルで電動化を推進しており、国内向けの多くのモデルにおいて純粋なガソリンエンジン搭載車の廃止を進めてきました。
日産は次世代のBEV向けとして「CMF-EVプラットフォーム」の開発を進めており、電動化技術の基盤を強化しています。
また、世界的に年々厳格化される燃費規制や環境対応の観点を考慮すると、従来のような純ガソリンエンジンのみでの展開は困難です。
これらの背景から、次期型スカイラインのパワートレインはハイブリッドシステムがメインになると予測されます。
日産の電動化技術とFRレイアウトを組み合わせることで、走行性能と環境性能を両立させる構成になることが期待されます。
※ ※ ※
最後に、気になる登場時期についてです。
2025年5月に発表された計画では、新たな開発プロセスにおいて「後続モデルの開発期間を30ヶ月」へと短縮する取り組みのなかに新型スカイラインが含まれていました。
この「30ヶ月」という数値を発表時点からそのまま適用して解釈した場合、次期型スカイラインの登場は2027年11月あたりになるという計算が成り立ちます。
そうしたことからまもなくの発売を控える「エルグランド」のように、複数段階のティザー展開を踏まえて、2027年秋に開催されるジャパンモビリティショーで、正式発表するという流れの可能性は高いかもしれません。
日産の次世代を担う象徴的なモデルがどのような形で姿を現すのか、今後の公式発表が待たれます。
Writer: 本山 かおる
クルマとバイクをこよなく愛し、道路や交通情報にも興味津々。
車中泊をしながら各地を巡るドライブ旅が生きがいです。
地図にない発見を求めて、今日もどこかの道を走っています。








































