シエンタ・フリード対抗なるか!? 日産新型「小型バン」27年度登場! 車中泊にも「ちょうどイイ」はず 次期「バネット」から予想する今後の展望
日本市場でファミリー層を中心に堅調な需要を持つコンパクトミニバンカテゴリーは、トヨタ「シエンタ」とホンダ「フリード」が牽引しています。現在の日産には直接的な対抗車種が存在しませんが、2027年度に「NV200バネット」の後継モデル登場が予告されました。その際にシエンタ/フリードに対抗する乗用ワゴンを展開するのかなどを解説していきます。
次期バネットにはシエンタ/フリードに対抗する乗用ワゴンを! 求められる独自コンセプトは?
2027年度に登場予定の後継モデルは、あくまでの現状の商用バンとしての利用を想定としたモデルとなる可能性が高いです。
しかし、現行同様に乗用ワゴンを設定するのであれば、既存のシエンタやフリードとは異なるアプローチで市場へ参入することで、コンパクトミニバンのラインナップとして展開することも可能です。
現行のNV200バネットは、その積載能力や構造を活かした派生モデルが展開されてきました。
オーテックによる特装車として、大人2名が就寝可能なベッドシステムを備えた「マルチベッド」が設定されています。
また、2024年12月には木目を取り入れた内装や専用シートを採用した「MYROOM」も追加されるなど、商用バン特有の堅牢な構造や、車中泊時の換気に利用できる手動開閉式の小窓を持つスライドドアなどは、アウトドアや趣味の用途において評価されています。
次期型では、ルノー「カングー」のような実用空間とデザイン性を兼ね備えた方向性や、三菱「デリカD:5」のようにタフな走行性能を想起させる独自の立ち位置を構築することなどにより、独自個性により商品力強化も期待できます。
シエンタやフリードが日常のファミリーユースに最適化されているのに対し、日産はレジャーやアウトドア活動に軸足を置いたコンパクトミニバンを提案することで、明確な差別化を図ることができます。

現在の国内自動車市場において、コンパクトミニバンは手堅い販売台数が見込めるカテゴリーです。日産は現在、厳しい経営状況を好転させるために新型モデルの展開を進めています。
2026年夏には高級ミニバンであるエルグランドのフルモデルチェンジが控えており、2027年には本格SUVであるパトロールの投入も明らかになっています。これらに加えて、コンパクトSUVのキックスなどもラインナップされています。
こうした製品群の中で、量販が見込めるコンパクトミニバンの市場に新たなモデルを投入することは、日本国内での販売台数を確保する上で重要です。
2027年度に登場する後継モデルが、商用車としての高い実用性を維持しつつ、乗用モデルとしての独自性や魅力を持ったパッケージングとなれば、新たな顧客層を獲得する基幹車種となる可能性があります。
日産が今後、どのような仕様やコンセプトを持った後継モデルを発表するのか、2027年度の導入に向けた詳細情報の公開が待たれます。
Writer: 本山 かおる
クルマとバイクをこよなく愛し、道路や交通情報にも興味津々。
車中泊をしながら各地を巡るドライブ旅が生きがいです。
地図にない発見を求めて、今日もどこかの道を走っています。
































































































