眠気は「切替え機能」が原因? 空調の「内気」「外気」どっちが正解? 意外な落とし穴とカーユーザーの実体験
クルマのエアコン設定、「内気循環」と「外気導入」を正しく使い分けられていますか。 実は「内気」のまま走り続けると車内の二酸化炭素濃度が急上昇し、眠気や疲労の原因になることが判明しています。本記事では、基本となる「外気」の重要性と、ユーザーから寄せられたリアルな使い分けテクニックを解説します。
車のエアコン内気と外気はどちらが正解か?ユーザーの声から読み解く最適な設定
自動車の空調設定である「内気循環」と「外気導入」について、それぞれの適切な使い分け方に悩む運転者は少なくありません。
日本自動車連盟(JAF)が行った検証結果と、読者から寄せられた実際の使用体験や独自の工夫を交えながら、それぞれの設定が持つ特性と状況に応じた適切な選択方法について詳しく解説します。
車を運転する際、車内の温度や湿度を調整する空調システムは欠かせない装備です。
しかし、空気の取り入れ方法である「内気循環」と「外気導入」の切り替えについては、明確な使い分けの基準を持たずに操作されている実態があります。
こうした「内気循環」と「外気導入」の切り替えに対し、様々なユーザーから日々の運転における実体験や意見が寄せられています。

「内気循環」のリスクとは
車内の空調を「内気循環」のまま長時間維持することには、一定の懸念事項が存在します。
過去にJAFが実施した検証テストでは、空調設定が車内の二酸化炭素(CO2)濃度に与える影響が明確に示されました。
このテストは、2台の車両をそれぞれ「内気循環」と「外気導入」に設定し、高速道路、郊外や山道、市街地という異なる環境下で走行させる形式で行われました。
結果として、市街地走行時において最も顕著な数値の違いが確認されています。
「外気導入」で走行した車両の車内CO2濃度は常時1000ppm前後で安定していたのに対し、「内気循環」に設定した車両では最大で6770ppmにまで上昇。
これは「外気導入」時の約5.5倍に相当する数値で、高速道路や郊外の走行においても、「内気循環」では4000ppmを超える高い数値が記録されています。
JAFのテストに対して、東北大学大学院の専門家は「CO2濃度が3000ppmを超過した場合、疲労感の増加や注意力の低下、さらには眠気や頭痛を訴える人が増える」と説明。
こうした実態に対してあるユーザーは「住宅ほどではないけれど、車内もある程度気密が取れているので内気循環だとあっという間に二酸化炭素濃度上昇と酸素濃度低下が生じる。二酸化炭素濃度が2500ppmを超えると集中力低下や眠気、頭痛を催すので外気導入は重要」とコメントを寄せています。
基本は「外気導入」へ
CO2濃度の上昇に伴う運転への悪影響を避けるため、基本的には「外気導入」が推奨されています。実際のユーザーコメントを見ても、日常的に「外気導入」を基本設定としているドライバーは多数存在します。
企業における車両管理の観点からも換気は重視されており、ユーザーからは「コロナ禍以降、社用車で同乗者有りの時は外気導入が指導されてる」という声も。感染症対策としての車内換気の重要性が、業務用の車両運用ルールにも組み込まれていることがうかがえます。
また、空気の循環経路に着目した意見も見られます。
「内気循環だと、前席の足元から空気を取り入れて、その空気が顔に向けて吹き出してくるんですよね。皆んな足の臭いって気にしてると思うんですけど、その臭いを車内に回して事思うと外気導入一択に」と、足元の空気を吸い込む構造から生じる衛生面の懸念を理由に、外気導入を選択するユーザーもいます。
さらに、季節によるガラスの曇り防止という観点からの意見も寄せられました。
雪国に居住しているというユーザーは、「夏は内気循環でエアコン、冬は外気でエアコンオフ、暖房です。ガラスが曇りません」と、外気と内気を季節ごとに使い分けている状況を説明しています。
別のユーザーも、「オートだと常に室内循環になる。余計に外気温の差で曇る。オールシーズン外気循環にしてるよ」と述べており、車外との温度差による結露を防ぐ目的で外気導入を意図的に選択している実態があるようです。






















