スズキ最新「軽セダン」は“走り”がイイ! 名車「アルトワークス」乗りの“開発者”が手掛けた「こだわりの一台」! エンジンも改良した“大幅刷新”の新アルトは「MTターボ仕様」登場にも期待大!

2025年7月に一部改良を実施し、大きく性能を向上させたスズキ「アルト」。今回、その開発責任者にお話をうかがいました。

燃費向上で全てができた

【Q】今回、パワートレーン系も少し変わりましたね。

【竹中】はい、アイドリングストップが無いこれまでと同じR06A型エンジンは、制御を少し変えて燃焼効率を上げ、理想空燃比で走れるところを増やしながら、ある程度トルクも出して排ガスも燃費もクリアできています。

 ハイブリッドのR06D型は燃費も少し改善しながら、車外騒音の法規対応もしなければいけませんので、吸気系を変えています。

 R06D型エンジンはゴロゴロした印象があり少し苦労しましたが、クランクの剛性を上げるなど内部をだいぶ変えて、同じエンジンの形式ですが音質もだいぶ変わりました。

 とにかく「本当に素を良くするところを頑張ろう、後付けのものはダメだ」と進めました。

 このクルマは特に後からお金や重量をかけるのはダメ、そこが大事なところです。

今回お話をしていただいた、「アルト」のチーフエンジニアの竹中秀昭さん
今回お話をしていただいた、「アルト」のチーフエンジニアの竹中秀昭さん

【Q】最後に、このアルトに関して強調しておきたいところはありますか。

【竹中】マイナーチェンジで燃費が良くなりました。

 ハイブリッドは0.5km/Lほど(27.7km/Lから28.2km/L)上がっています。

 これ、本当にすごく大変で、アイドリングストップが無いクルマは0.6km/L(25.2km/Lから25.8km/L)上がっていますので、開発者の努力のたまものです。

 そのためにタイヤも変えて、先ほどの構造接着剤にまで手が入れられました。

 一般的には転がり抵抗の少ないタイヤにすると、ちょっと硬くなってロードノイズが大きくなったり、操安性が落ちたりしやすいのです。

 そのためにパワステもチューニングしましたし、車体にもちょっと手を入れられました。

 そして安全についても、右左折時の交差点対応など最新の先進装備にしてます。

※ ※ ※

 通常、マイナーチェンジの多くはフェイスリフトなど外観の小変更にとどまることが多いのですが、このアルトはそれ以上に、かなり手が加えられえていました。

 実際に乗ってみても、改良前を知っていれば驚くほどの変化です。

 また、競合のダイハツ「ミライース」からは、競技車ベースながらMTターボ仕様が販売される予定なので、走りの良くなったアルトにも「新たなワークス」の登場にどうしても期待が高まってしまいます。

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