ダイハツの斬新「コンパクトSUV」! 全長4m以下の「5ナンバー」サイズ&「観音開きドア」採用! 1.2リッターエンジン搭載の「DNトレック」とは

2019年に復活し、人気モデルとなったダイハツ「ロッキー」。その原点には、2017年の東京モーターショーで公開された一台のコンセプトカーの存在がありました。はたして、どのようなクルマだったのでしょうか。

クールなデザインのコンパクトSUV

 コンセプトカーの中には、市販化を前提とした高い完成度を持ち、ほぼそのままの姿で世に出るモデルがあります。ダイハツが2017年に発表した「DNトレック」は、まさにその好例です。

 世界初公開は、2017年10月開催の「第45回東京モーターショー2017」。ダイハツブースに参考出品されたこのクルマは「日常と趣味の両立」を実現するコンパクトSUVとして提案されました。

 テーマは「アクティブ、ファン、タフ」の3つ。上質なスタイルとインテリアを両立し、平日の街乗りから週末のアウトドアまで幅広く楽しめる「活動的なトレッカー」の相棒を目指して開発されました。

 当時の報道では、完成度の高いデザインや日本の道路事情に配慮したサイズ感などが注目されたと伝えられています。

 現在でも、人気作「ロッキー」の原点として知られ、SNSなどでは「コンセプトの時点で完成されていた」「今見てもカッコいい」といった声が聞かれます。

ライズサイズのコンパクトSUV!
ライズサイズのコンパクトSUV!

 エクステリアは、SUVらしい力強さと先進性が融合したデザインです。鋭い眼光を放つヘッドライトや、力強さを強調した大径タイヤが、コンパクトながらタフな印象を演出。

 リアには左右のランプを一直線につないだ「一文字テール」を採用し、モダンで先進的な後ろ姿を形成していました。

 また、ショーモデルならではの遊び心として、左右のドアが観音開きになる構造を採用。乗降性の良さと開放的な室内空間を、視覚的にアピールしていました。

 インテリアも、上質かつ先進的です。センターコンソールを高めに配置し、ドライバーを包み込むようなコックピット感を強調。白を基調としたクリーンな空間に、未来的なインストルメントパネルや薄型シートが並びます。

 随所に配されたオレンジ色のアクセントカラーが、アクティブなギア感を表現。日常の運転でも気分が高揚するような、特別な空間演出がなされていました。

 特筆すべきは、その絶妙なボディサイズです。全長3980mm×全幅1695mm×全高1600mmというスリーサイズは、日本の狭い道路事情でも取り回しやすい「5ナンバーサイズ」に完全に収まる設計でした。

 コンパクトなサイズ感の中で、日常使いと趣味用途の両立を狙ったパッケージングが、DNトレックの大きな特徴でした。

 パワートレインは、1.2リッターハイブリッドシステムを基本としつつ、1リッターターボエンジンも搭載可能と想定されていました。

 これは当時、ダイハツ独自のハイブリッド実用化に向けた技術提案という意味合いも込められていたようです。ただし、エンジンの出力やトルクといったスペック、駆動方式、定員の詳細は未公表です。

 装備面では、メーターパネルからナビ画面までが連続したような、ワイドなデジタル式メーターの配置が特徴的。現代のトレンドを先取りした先進的なデザインで、機能性と視認性の両立が図られていました。

 先進技術に関して具体的な自動運転機能などは明らかにされていませんが、ダイハツは当時、次世代のクルマづくり「DNGA」実現に向けた方針も示しました。ただし、DNトレックにDNGAの具体要素がどこまで反映されていたかは明らかにされていません。

 なお、東京モーターショー2017では「DNプロカーゴ」や「DNコンパーノ」など複数のコンセプトカーと共に紹介され、出展テーマ「Light you up(ライト・ユー・アップ)」のもと、ダイハツの未来像を多角的に提示していました。

 そして2019年、市販コンパクトSUV「ロッキー」が登場し、DNトレックはその原点として語られることがあります。

 市販版では、観音開きドアなどの特殊装備こそ採用されず、フロント造形も変更されましたが、5ナンバーサイズに収まるコンパクトボディや、力強いSUVスタイルはそのまま継承されました。

 パワートレインは、発売当初1リッターターボのみでしたが、2021年11月の一部改良で、2WD(FF)モデルが1.2リッター自然吸気エンジンに変更されたほか、1.2リッターエンジンを発電用に使うシリーズ式ハイブリッド「e-SMART HYBRID」搭載車が新たに追加されました。

 DNトレックで描かれた「1.2リッターハイブリッド」構想が直接実現したかは不明ですが、形を変えてハイブリッドモデルが登場した点は興味深い事実です。

 コンセプトカーとしての役割を終え、人気市販車へと昇華したDNトレック。

 その「日常と趣味の両立」という思想は、ロッキーを通じて多くのユーザーに支持され、日本のコンパクトSUV市場で存在感を示すロッキーの原点として、DNトレックはいまも語られることがあります。

【画像】超カッコイイ! これがダイハツの斬新「コンパクトSUV」です! 画像で見る(20枚)

【買取査定】ダイハツ車が高く売れる!?(外部リンク)

画像ギャラリー

Writer: 佐藤 亨

自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。

イメージ画像
ダイハツ ロッキー
中古車検索 新車見積(外部リンク) 新車サブスク(外部リンク) 買取査定(外部リンク)

【2025年最新】自動車保険満足度ランキング

【頭金0円・車検込み】毎月1万5千円代で新車に乗れる!?(外部リンク)

最新記事

全国のガソリン平均価格
2026/03/02時点最新
直近の平均価格
レギュラー
154.5 +1.4
ハイオク
165.7 +1.4
軽油
142.0 +1.3
情報提供元:株式会社ゴーゴーラボ
gogogsで詳細をみる

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー