マツダの「ちいさい高級車」に注目! 「デザイン秀逸!」「本革シートがいい」と評判に!全長4mの小型ボディに“クラス超え”豪華内装がステキな「ベリーサ」とは!
かつてマツダが販売していた「ベリーサ」というコンパクトカーが再評価されています。どのようなモデルなのでしょうか。
マツダの「ちいさい高級車」ベリーサに注目!
クルマは新しいほど高性能なのは間違いありません。しかし、最近はトヨタ「ヤリス」やホンダ「フィット」といったコンパクトカーでも、装備を充実させると200万円を超えるのが当たり前となっており、「コンパクトカー=安くて手軽」という常識が通用しない時代になっています。
そこで予算を抑える選択肢として中古車が注目されますが、なかには現役時代よりも、今、改めて評価されている車種も存在。
2016年に生産終了したマツダ「ベリーサ」もそういったモデルのひとつで、当時は地味な印象もありましたが、落ち着いたデザインや質感の高さが見直され、再評価が進んでいます。

ベリーサは2004年、当時の「デミオ(現MAZDA 2)」と「アクセラ」の中間を埋める上質なコンパクトカーとして登場しました。
ボディサイズは、全長3975mm×全幅1695mm×全高1530mm(ホイールベース2490mm)。扱いやすい5ナンバーサイズを維持しながら、少し背を高くした「トールワゴン」のようなスタイルで、ゆとりのある室内空間を確保しています。
パワートレインは、1.5リッターエンジンに4速ATを組み合わせた実用的な構成です。駆動方式は前輪駆動(FF)のほか、2014年まではモーターで後輪を補助する「e-4WD」モデルも設定されていました。
各メーカーの強豪がひしめく中、ベリーサは突出したスペックではなく、全体のバランスの良さで勝負した一台だったのですが、当時は、燃費性能に優れた「アクア」や、知名度の高い「ヴィッツ」「フィット」「ノート」といった人気車が揃っていたため、派手な特徴に欠けるベリーサは、その真価が伝わりにくい環境にありました。
しかし、一見目立つ機能がないことは、裏を返せば「あらゆる要素が高い次元でまとまっている」ことの証でもあります。
エンジンは必要十分なパワーを備え、1.1トン前後の車体を軽快に走らせてくれます。何より、このクラスでは妥協されがちなインテリアの質感、特にシートの仕立ての良さは、まさに「小さい高級車」と呼ぶにふさわしく、価格以上の価値があると高く評価されています。
ネット上でも「今さらながら、飽きのこないデザインは秀逸」や「(オプションの)本革シートが非常に快適」「トールワゴン的な頭上の広々さもあって快適」といったデザインの良さや広い車内空間に着目するコメントが多いようです。
日夜さまざまなクルマに触れている整備士のT氏も、ベリーサを高く評価する一人です。
「コンパクトカーながらシートの座り心地が抜群で、とても快適です。安全装備こそ一世代前ですが、運転のしやすさや視界の良さ、扱いやすいサイズ感には、どこか欧州車のような質の高さが漂っています。これほど出来が良いのに、中古車市場では手頃な価格で手に入るところに魅力を感じました」
その素性の良さに惚れ込んだT氏は、自ら中古のベリーサを仕入れ、徹底的なリフレッシュを行いました。エンジンなどの機関系を整備するのはもちろん、ボディを上品なブリティッシュグリーンに全塗装。さらに、あえてホイールを14インチにサイズダウンして乗り心地を重視したタイヤを選ぶなど、こだわり抜いた「大人のコンパクト」へと仕立て直したそうです。
「ベリーサは無理な走りをされていない個体が多く、車体の傷みが少ないのもメリットです。今の時代、新車にこだわらなくても、程度の良い中古車を選んでしっかり整備すれば、100万円前後の予算で新車に負けない上質なカーライフが送れるでしょう」(ベリーサーオーナーのT整備士)
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最新の安全装備や燃費性能も大切ですが、こうした「質の良い一台」を自分好みにリフレッシュして乗ることは、とても賢く、そして楽しい選択といえるのではないでしょうか。
Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ
2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。
































