YAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀選手 8耐の負傷が癒えずとも優勝!

中須賀選手、チャンピオンシップには貴重な一勝

 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 中須賀克行選手(優勝)

YAMAHA FACTORY RACING TEAM 中須賀克行選手

「肩を痛めていたために本当に苦しいレースで、それだけに勝てたことはこの上なくうれしい。そう、うれしいのひと言に尽きるね。スタートでミスをしたけれど、すぐに挽回することができたし、トップの高橋巧選手に追いついてからは、自分の身体の状況を判断しながら抜く場所を探していた。でも、自分よりも前に野左根選手がトップに立ったのだけれど、路面温度が想定以上に上がっていたせいか、トップに立つとペースが上がらなくなるようだった。それなら自分が前に出てペースを抑えてしまおうと思って、これがうまく行った形。レース前は6位以内に入れればと思っていたけれど、チャンピオンシップを考えると貴重な1勝になった」

 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 野左根航汰選手(2位)

YAMAHA FACTORY RACING TEAM 野左根航汰選手

「第5コーナーでオーバーランしそうになったりと、レース序盤でペースを掴みきれずに追い上げを強いられてしまったのが優勝に届かなかった要因です。レース序盤は本当に心が折れそうになったけれど、10周過ぎ頃からリズムが戻ってきて追い上げることができた。でも、中須賀選手に対して勝負はできたけれど勝ち抜くことができなかったのが反省点だし今後の課題です。次のオートポリスは得意なサーキットなので挽回します」

 Team HRC 高橋巧選手(3位)

Team HRC 高橋巧選手

「今年はスタートがいいので、前に出て逃げながら、トップ争いの台数を絞り、じっくりと勝負できる状態を作りたいと思いました。ペースをコントロールしながらタイムを上げて1分48秒台に入れましたが、後ろは離れず、3台のバトルになりました。その中でトップに出るチャンスを探しましたが、3コーナー立ち上がりでミスをして離れてしまったあたりからリズムを崩し、それを取り戻そうとしましたが、ばん回することができませんでした。決勝朝のフリーから路面温度が10℃上がり、4輪カテゴリの走行後でコンディションが大きく変わってしまったようです。その路面に合わせきれなかったことも、逃げきれなかった要因でもあるので、セッティングを含めてしっかり見直していきたいと思います」

【了】

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