寒波襲来! でも頼りになる「雪でも走れる夏タイヤ」の実力は? ミシュランの新オールシーズンタイヤ「クロスクライメート3/3スポーツ」を試してみた

ミシュランから「雪でも走れる夏タイヤ」のフレーズでお馴染みのオールシーズンタイヤの最新作「クロスクライメート3」「クロスクライメート3スポーツ」が登場しました。従来製品からの進化度合、さらにはオールシーズンタイヤとスタッドレスタイヤの比較など、様々な車両で厳しい寒さのなか試乗してみました。

オールシーズンタイヤとスタッドレスタイヤの乗り比べテストも実施!

 次はアウディ「A3スポーツバック 40TFSI クワトロ」で雪上での定常円旋回です。ここではCC2とCC3Sに加えてスタッドレスの「X-ICE SNOW」を比較しました。横方向のグリップはX-ICE SNOW>CC3S>CC2の順なのは言うまでもありませんが、限界を超えるスピードを計測してみた所、X-ICE SNOW:42km/h、CC3S:40km/h、CC2:38km/hでした。

 つまり、雪上ではスタッドレスに匹敵する性能だと言う事です。ただ、X-ICE SNOWはデビューから6年が経過しているので、次世代モデルではその差は更に広がると予想しています。

RAV4にオールシーズンタイヤの「クロスクライメート3」とスタッドレスタイヤの「X-ICE SNOW」を履いて乗り比べ。タイヤサイズは225/65R17
RAV4にオールシーズンタイヤの「クロスクライメート3」とスタッドレスタイヤの「X-ICE SNOW」を履いて乗り比べ。タイヤサイズは225/65R17

 そして最後はトヨタ「RAV4」でワインディングを模したコースでCC3とX-ICE SNOWを比較です。

 もちろん、ただ走るのではなく日常で遭遇するシーン……坂道発進や下りの制動などを試してみました。X-ICE SNOWのグリップの高さと安心感は言わずもがなですが、CC3は比べると修正舵やVSCの点滅、ABSの作動などでグリップの違いは感じるものの、何も知らずに乗ったら「君はちょっと前のスタッドレス?」と勘違いするくらいの性能を持っています。

 恐らくFF/FRだともう少し差が出るかもしれませんが、RAV4(=4WD)との組み合わせは、まさにオールラウンダーです。

 ただ、中には「テストコースとリアルワールドは違う」と言う人もいると思います。実はあの大雪の日、筆者は群馬の取材を終え、自宅がある静岡まで移動していました。ちなみに愛車のGRヤリスにはCC3Sを装着済み。

 実は通行止めになるギリギリのタイミングでの走行でしたが、圧雪、アイス、シャーベット、ウエットと時々刻々と変化する中でも1度もヒヤリとするシーンはありませんでした。そして、CC3Sが舗装路ではサマータイヤ、雪道では雪道タイヤ……と天候と路面にシンクロして特性が変わる事を、リアルワールドでも実感することができました。

テストコースからリアルワールドまで、ミシュランの最新オールシーズンタイヤの実力をしっかりと確認できた
テストコースからリアルワールドまで、ミシュランの最新オールシーズンタイヤの実力をしっかりと確認できた

 そろそろ結論に行きましょう。CC3/CC3Sはまるで電子制御ダンパーの如く、夏は「サマータイヤ」、冬は「雪用タイヤ」と季節や走る環境によって2つの顔を見せるタイヤです。個人的には「カメレオン」と命名したいくらいです(笑)。

 ミシュランは全ての性能を追求する「トータルパフォーマンス」をモットーにタイヤ開発を進めています。将来的には1つのタイヤに全ての性能を賄う事を本気で考えているようですが、今回そんな「夢のタイヤ」の入り口を見たような気がします。

【画像】ミシュランが目指す理想のタイヤの入り口…かもしれない?「雪でも走れる夏タイヤ」の実力は?(17枚)

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Writer: 山本シンヤ

自動車メーカー商品企画、チューニングメーカー開発を経て、自動車メディアの世界に転職。2013年に独立し、「造り手」と「使い手」の両方の想いを伝えるために「自動車研究家」を名乗って活動中。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

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