約169万円! 全長4mなのに「9人乗り」の衝撃…ダイハツの斬新すぎる「ちいさなバン」が凄いッ! 対面シートに“窓なし仕様”まである多彩なボディ! 高い地上高で悪路もヨユーの「グランマックス」インドネシア仕様とは?
ダイハツ「グランマックス」は、全長4mという扱いやすいサイズながら9人乗りも用意される実用重視のバンです。対面シートや窓なし仕様など用途に応じた多彩な展開に加え、荒れた路面にも対応する設計が特徴となっています。日本とは異なる価値観で支持されるインドネシア仕様の実力に迫ります。
9人乗りと対面シートが生む独特なレイアウトの仕様も!
自動車メーカーは年々新型や改良モデルを次々と投入し、選択肢の幅が広がっています。
その中でも根強い人気を保っているのが、取り回しのよいコンパクトミニバンのカテゴリーです。
2026年2月の販売動向を見ても、トヨタ「シエンタ」やホンダ「フリード」といったモデルが堅調で、子育て世帯を中心に「大きすぎず、しかし家族で使えるクルマ」を求める声が続いていることが分かります。
一方で、日本ではあまり目立たないものの、海外ではまったく違う評価軸で活躍している車種も存在します。
その代表例がダイハツ「グランマックス」です。国内では商用車のイメージが強いこのモデルですが、実は独自の成り立ちと役割を持っています。
誕生は2007年で、もともとはインドネシア市場向けの多目的バンとして開発されました。
翌年にはトヨタ「タウンエース」「ライトエース」として日本にも導入され、2020年にはダイハツブランドから「グランマックスカーゴ」が販売開始となります。
2024年秋に一度生産終了が告知されたものの、安全性向上を中心とした改良を加えて2025年6月に販売が再開されるという経緯をたどり、需要の根強さを改めて示しました。

ボディサイズは全長4045mm×全幅1655mmとコンパクトですが、全高は最大1930mmに達し、室内の余裕は想像以上です。
都市部でも扱いやすい寸法でありながら、積載性を重視した設計が長く支持されてきました。
本国インドネシアではさらに用途に応じた展開が行われており、窓のない貨物仕様の「ブラインドバン」、荷台付きの「ピックアップ」、そして乗用と業務の両方に対応できる「ミニバス」の3タイプが用意されています。
特にミニバス仕様は最大9人乗りで、2列シートの後方に横向きの補助席を設けるという割り切ったレイアウトが特徴です。多人数を効率よく運ぶことを最優先にした設計思想がはっきりと表れています。
この9人乗りモデルは東南アジアの都市部で地域交通の主力として使われ、狭い路地でも小回りが利き、多くの人を一度に運べる点が評価されています。
日本のミニバンが快適性や質感の向上を競ってきたのに対し、グランマックスは移動手段としての実用性を突き詰めた存在だと言えるでしょう。
外観は飾り気のないシンプルなものですが、厚みのあるフロントバンパーや14インチホイールを備え、最低地上高は日本仕様より15mm高く設定されています。
そのため、舗装状態の悪い道や深い水たまりでも安定した走行が可能で、商用車に求められる耐久性への配慮が随所に見て取れます。
内装も同様に機能重視で、無駄のない配置と豊富な収納が特徴です。ドリンクホルダーの数など、日々の業務での使い勝手を意識した工夫が積み重ねられています。
豪華さはありませんが、使い込むほどに道具としての完成度を実感できる空間です。
パワートレインは1.3リッターと1.5リッターの直列4気筒エンジンが用意され、どちらも5速MTと組み合わされます。
1.5リッターモデルには電子パワーステアリングが採用され、狭い場所での取り回しも向上しています。
価格面でも大きな魅力があります。インドネシアでは1億8040万ルピア(約169万円 ※2026年2月9日時点)から2億3335万ルピア(約218万円)という設定で、日本の一般的なミニバンと比べると非常に手頃です。
日本では軽自動車やコンパクトカーが利便性の象徴とされがちですが、海外ではグランマックスのように「必要な分だけ、確実に運ぶ」という合理的な考え方が生活に根付いています。
グランマックスは単なる商用バンではなく、人々の移動を支えるインフラとして独自の価値を築いてきたクルマだと言えるでしょう。
Writer: くるまのニュース編集部
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