ダイハツの「ロードスター」!? 1リッターで“35km”走る「4WDスポーツカー」! 全長3. 7m級の「ちいさなボディ」×1.5リッターエンジン搭載の「HVS」とは

「ジャパンモビリティショー2025」でオープンスポーツカーの「K-OPEN」を展示して話題を呼んだダイハツは、以前から夢のあるオープンスポーツのコンセプトカーをいくつか発表しています。2005年に展示された「HVS」も、そのような一台でした。

1.5リッタークラスのオープンスポーツカー

「ジャパンモビリティショー2025」に、ダイハツは後輪駆動(FR)の2シーターオープンスポーツカーの「K-OPEN」を参考出品。大きな話題を呼んだことは記憶に新しいところです。

 K-OPENは、ダイハツが2002年から2世代にわたって販売している軽オープンスポーツカー「COPEN(コペン)」と同様、軽自動車規格に収まるサイズの軽自動車で、次世代コペンを示唆するモデルとして発売が期待されています。

 いっぽうダイハツは、コペンの印象を強く残しつつ、軽自動車ではないオープンスポーツカーを提案したコンセプトカー「ビジョン・コペン」を「ジャパンモビリティショー2023」で発表しています。

 同社は過去にも“白ナンバー”のオープンスポーツカーのコンセプトカーを数多く輩出。古くは1991年の「第29回東京モーターショー」に展示された「X-021」、そして2005年に開催された「第39回東京モーターショー」の「HVS」を展示しています。

 HVSのボディサイズは、当時発売されていたマツダ「ロードスター(2代目・NB型)」に近い全長3715mm×全高1695mm×全幅1235mmで、車名のHVSは「Hybrid Vehicle Sports(ハイブリッド・ビークル・スポーツ)」の略で、当時のプレスリリースでは「走行性能と環境性能を高次元で融合させたハイブリッド・オープンスポーツ」と説明されていました。

前2基、後1基のモーターを用いた電動4WD

 パワートレーンには、その名の通りハイブリッドシステムを搭載。105psを発生する1.5リッターDOHCエンジンはフロントに横置きされ、これに36kW×2基のモーターを組み合わせていました。そしてリアにも後輪を駆動するための20kWモーターを1基搭載。つまりHVSは前輪駆動(FF)をベースにした電動4WDを採用していました。

 さらに後輪のモーターには左右駆動力制御装置を組み込み、2リッタークラス並のスポーティな走りと走行安定性を実現。それでいて排出ガスレベルは、平成17年基準排出ガス75%低減レベル相当、燃費も35km/L(10・15モード走行、社内測定値)を達成したといいます。

 ダイハツが「スピンドル(紡錘)シェイプ」と名乗ったエクステリアは、後方に向かって下がっていく美しいボディラインが特徴。先進性を有したディティールを持ちつつも、上半身が大きく出るような上端が低いドアからは、古典的なスポーツカーらしさも感じられます。灯火類は前後ともに三角形でイメージを反復。とくにリアのライトはフロントに比べるとセンター寄りに集められ、こちらもクラシカルな雰囲気を持ちます。

豪華な内装もイイ!
豪華な内装もイイ!

 ブラウン系の色でまとめられたインテリアは、ドアからダッシュボードまで連続したデザインが与えられ、ブルーに光るメーター、そしてメーターや空調吹き出し口のリングなど各部に配されたメタル風のパーツが、高品質感を生み出していました。

※ ※ ※

 インテリアの加飾などを廃すれば、そのまま市販してもおかしくないほどに完成度が高かったHVSですが、市販には至りませんでした。

 K-OPENの発表により、ダイハツのオープンスポーツカーは今後も軽自動車が担うものと想像されますが、再び1リッター以上のクルマが発表されるかもしれません。その時を楽しみに待ちたいと思います。

【画像】超カッコいい! これがダイハツの「ロードスター」です! 画像で見る(76枚)

【買取査定】ダイハツ車が高く売れる!?(外部リンク)

画像ギャラリー

Writer: 遠藤イヅル

1971年生まれ。自動車・鉄道系イラストレーター・ライター。雑誌、WEB媒体でイラストや記事の連載を多く持ち、コピックマーカーで描くアナログイラスト、実用車や商用車・中古車、知られざるクルマの記事を得意とする。

【中古車】がお得!? 新車不足で人気沸騰

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

【2025年最新】自動車保険満足度ランキング

【月々8千円!?】新車ハスラーに乗れちゃう!(外部リンク)

最新記事

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー