本州〜九州を結ぶ「新たな橋」開通へ! 事故多発&ボロボロの「関門トンネル」をサクッと迂回! 下関と北九州を接続する「第3のルート」下関北九州道路 都市計画決定

福岡県北九州市と山口県下関市を結ぶ新たな橋を架ける「下関北九州道路」の都市計画が告示されました。

老朽化が進む関門ルートの代替ルート実現へ

 北九州市は2025年12月23日、北九州市と山口県下関市の港湾部を結ぶ新しい橋をかける「下関北九州道路」の都市計画の告示を行いました。
 
 実現すれば九州と本州を結ぶ新たな陸路が誕生します。

 現在、九州と本州を結ぶ陸路は、海峡の下まで掘られた「関門トンネル」(延長3461m)と、北九州市門司区と下関市壇ノ浦を結ぶ道路橋「関門橋」(延長1068m)が供用されています。

 1958年(昭和33年)3月に開通した関門トンネルでは、1日あたり2万4800台(2024年度)が利用しており、1973年(昭和48年)11月に開通した関門橋では1日あたり3万8900台(2024年度)が利用しています。

 そのうち北九州市と下関市間の交通量は、2015年の全国道路・街路交通情勢調査によると約1万7000台にのぼり、そのうち約8割となる1万4000台が関門トンネルを利用しているそうです。

 概ね10年ごとにリフレッシュ工事を実施して対応していますが、完成から長い年月が経ったことで老朽化が進んでいます。

 事故やトラブルも増加傾向にあるといい、2020年度から2024年度にかけて通行止めになった回数は717回を数え、約2日に1回のペースで交通の流れが阻害されているというデータも出ています。

 また、北九州市と下関市の双方から交通が集中してしまうことで、必然的に周辺道路で渋滞が発生するようになっており、事故や災害などで通行止めになると、代替ルートがないために早期開放を願って待つことしかできないという状況も大きな問題となっています。

関門橋(画像:写真AC)。
関門橋(画像:写真AC)。

 そうした問題点を解決するべく考案されたのが、下関北九州道路です。福岡県北九州市と山口県下関市を結ぶ延長約8kmの都市計画道路です。

 橋を架ける距離を最短にするルートと臨海部を迂回するルートも候補に上がっていましたが、最終的に計画としてまとめられたのは「集落・市街地回避ルート」となりました。

 計画書によると、北九州市小倉北区西港町にある港湾部と、下関市彦島迫町にある港湾部に敷設されている既存の道路の一部で再整備が行われ、道路を延長するように双方から新たな道路橋を建設して接続。

 北九州市側には西港町JCTと西港町IC、下関市側には南風泊港ICと迫町ICを設けられる予定です。

 下関北九州道路が開通すれば、循環型の道路ネットワークが形成され、現在の関門トンネル・関門橋に頼りきった状況が改善されます。

 事故や災害で関門トンネル・関門橋が通行止めになっても、代替ルートが確保できるようになれば、九州と本州の海峡をまたぐ物流・産業の支援につながると期待されています。

 また、関門トンネル・関門橋は地域住民による日常的な生活交通も多く、下関北九州道路の開通によって交通が分散すれば、地域全体の交通ネットワークの快適性が向上し、より暮らしやすい環境になりそうです。

 早期開通が望まれている下関北九州道路について、北九州市は「今後も、下関北九州道路の早期実現に向けて、関係自治体(山口県、福岡県、下関市、本市)、議会及び経済界と連携し、整備促進に向けた機運醸成や国への要望などに取り組んでいきます」としています。

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Writer: 春山優花里

フリーランスの編集記者。WEB媒体を中心に15年以上メディア業界で働くなんでも屋。幼少期に叔父の書斎で見た膨大なミニカーコレクションに圧倒され、クルマやバイクに興味を持つ。漫画やアニメ、ゲームが好き。

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