旅先などで突然のトラブル…自動車保険の無料ロードサービスはJAFの代わりになる?
実はすごい! JAFの会員優待
損保にはないJAF特有の会員サービスがあります。それは会員証やJAFMATE(JAF会員に届く冊子)についているクーポンを見せて受けられる各種割引です。例を上げると、マツモトキヨシで10%オフ、ロイヤルホストで5%オフ、かんぽの宿で1名1泊(会員以外も)500円引き、高速道路SAで200円のコーヒーが無料、同じく唐揚げ1個増量、ゴーゴーカレーで100円トッピング無料、ステーキ宮で合計金額から3%オフなどです。
海外でもサービスがあります。アメリカ版JAF「AAA」のロードサービスが日本と同様に受けられるのに加え、観光施設の駐車料金2時間分(20ドル)無料、カナダとの国境にある免税店では全品20%オフ、ホテルの宿泊料やハードロックカフェなどレストランの飲食代が10から20%オフなどです。
ちなみに、ここに書いたのは筆者が昨年1年間で利用した割引で、合計約8000円分の優待を受けられました。めったにJAFを呼ばないのでもったいないと思う方は、ぜひ会員優待を使ってみてはいかがでしょうか。
このようにJAFに入会すれば、さまざまな特典があります。ただし、かつては非会員でもロードサービスに来てもらってその場で会員になればすぐに会員用の無料サービスを受けることができましたが、現在はロードサービスを呼ぶ時点で会員になっていないと会員サービスは受けられなくなりました。ウェブ入会してコンビニ支払いでも仮会員証がダウンロードできるのは、翌日午前0時以降となります。どうしてもその日に入会してその日に会員サービスを受けたい場合は、各都道府県にあるJAF支部、または、最寄りの自動車ディーラーでも入会されることをお勧めします。
このように、損保付帯のロードサービスも充実してきて、JAFに入会する必要がないという方も多いと思いますが、クルマの利用状態や地域、車種によっては、JAFに入会する方が安心できる場合もあります。
【了】
Writer: 加藤久美子
山口県生まれ。学生時代は某トヨタディーラーで納車引取のバイトに明け暮れ運転技術と洗車技術を磨く。日刊自動車新聞社に入社後は自動車年鑑、輸入車ガイドブックなどの編集に携わる。その後フリーランスへ。公認チャイルドシート指導員として、車と子供の安全に関する啓発活動も行う。