浜松〜長野の「最短・快速ルート」開通へ! 新東名と直結で「ダラダラ下道迂回」を解消! 天竜川沿いをぐんぐん進む「三遠南信道」3月に延伸開通 以降も工事が進捗中
愛知県の三遠南信自動車道・東栄IC~鳳来峡IC間が2026年3月14日に開通すると発表されました。
災害に強く、交通活性化に期待
国土交通省 中部地方整備局は2025年12月24日、愛知県にある三遠南信道・東栄IC~鳳来峡IC間が2026年3月14日に開通すると発表しました。
開通によってどのような効果がもたらされるのでしょうか。
三遠南信道は、長野県・愛知県・静岡県の3県をまたがる高規格幹線道路として整備されている、総延長約100kmにおよぶ自動車専用道です。
愛知県東部地域の旧称である「三河国」、静岡県西部の旧称である「遠江国」、長野県南部を示す「南信地方」から文字を取り、「三遠南信」と名付けられました。
長野県飯田市にある中央道・飯田山本ICと、浜松市浜名区にある新東名高速・浜松いなさJCTを結び、JR飯田線と並行して愛知県と静岡県の県境沿いに縦断するルートで敷設され、現在も各所でトンネルや道路の整備が進められています。

開通が発表された東栄IC~鳳来峡IC間は延長7.1km。すでにブツ切れで開通している浜松いなさJCT~鳳来峡IC間の13.9kmと、東栄IC~佐久間川合IC間の6.9kmの間に位置し、開通済みの両区間と合わせて延長27.9kmの高規格幹線道路として本格的に機能するようになります。
三遠南信道は、新東名と中央道を結ぶ広域ネットワークを確立しつつ、同時に災害に強い道路機能の確保、地域活性化や救急医療活動の支援が目的として掲げられています。
滝の名所や温泉街で知られる鳳来峡の周辺では、過去に台風による被害で土砂災害が発生し、主要道路である国道151号と国道152号が揃って通行止めになってしまい、救援活動に大きな支障をきたしました。そうした教訓から交通ネットワークの整備は急務でした。
今回の開通によって安定的に利用できるルートが確立したことで、周辺地域で生活する人々の安心につながるでしょう。
また、東栄町や豊根村などの奥三河地域と浜松市街のアクセスが向上したことで、浜松市天竜区の浜松市佐久間支所~浜松市役所間の所要時間が約30分も短縮。交通利便性が大幅に改善され、通勤・通学などの日常生活だけでなく、自然豊かな愛知県東部を中心としたレジャー・観光の活性化にもつながると期待されています。
三遠南信道では現在、難所とされている青崩峠道路(5.9km)や水窪佐久間道路(14.0km)などで工事が進められており、全線開通すれば地域間の産業連携が強化され、安全かつ広域的な医療ネットワークの充実など、多方面で大きな効果をもたらしそうです。
Writer: 春山優花里
フリーランスの編集記者。WEB媒体を中心に15年以上メディア業界で働くなんでも屋。幼少期に叔父の書斎で見た膨大なミニカーコレクションに圧倒され、クルマやバイクに興味を持つ。漫画やアニメ、ゲームが好き。










































