「ノーマルタイヤ車がスタックしました!」国道事務所ブチギレ発表に批判殺到! 「もはやテロ行為」「タイヤ代ケチるな」の声も! 夏タイヤの「高級セダン」立ち往生案件に怒りの声相次ぐ 岐阜

国土交通省 岐阜国道事務所は公式SNSで、2026年1月12日の深夜にノーマルタイヤ車両によるスタックが発生したと明らかにしました。その投稿に対し、SNSなどにはさまざまな反響が寄せられています。

雪道だとわかってて「ノーマルタイヤ」で向かうのはなぜだ!?

 冬の厳しい寒さが続く2026年の日本列島において、各地で積雪による交通トラブルが相次いでいます。

 なかでも、中部地方の物流や観光の要所を経由する主要アクセスルートである国道21号において、国土交通省中部地方整備局の岐阜国道事務所がSNSへ投稿した内容が、異例の「怒りの投稿」として大きな注目を集めています。

 同事務所の公式X(旧Twitter)アカウントは、岐阜県各務原市内の21号で立ち往生した一台の高級セダンの画像を公開し、冬用タイヤを装着せずに雪道を走行することの危険性と、周囲に及ぼす甚大な迷惑について強く警鐘を鳴らしました。

スタックのイメージ(画像:PhotoAC/イメージです)
スタックのイメージ(画像:PhotoAC/イメージです)

 今回、同事務所が公開した画像に写っていたのは、国産高級セダンと見られるモデルでした。

 高い走行性能を誇るラグジュアリーなモデルですが、足元には雪道には全く適さない「夏用(ノーマル)タイヤ」が装着されていたといいます。

 この車両が積雪路面でスリップし、自力走行が不可能となったことで、後続車や除雪作業車が立ち往生する事態を招いたのです。

 同事務所は投稿の中で、「雪道をノーマルタイヤで走行することは、危険かつ迷惑行為であり、法令違反です」と、「迷惑」という非常に強い言葉を用い、再三の呼びかけを無視して走行したことへの憤りをあらわにしました。

 岐阜県は豪雪地帯が非常に多い県ではあるものの、現場となった各務原市内は気温こそ冷えますが、通常はさほど降雪もなく、記録的な積雪になることはまれです。ただし、21号は沿線地域に山岳区間など豪雪地帯も存在します。

 こうした地域では、冬期には冬用タイヤ(スタッドレスタイヤ)の装着やタイヤチェーンの携行が、道路交通法や各都道府県の道路交通法施行細則によって事実上義務付けられています。

 違反した場合には、反則金の対象となるだけでなく、何より事故を引き起こす重大な過失となり得ます。

 2018年には、記録的な大雪によって立ち往生が多発したことを受け、特定の区間でタイヤチェーンの装着を義務付ける「チェーン規制」が法制化されるなど、国を挙げた対策が進められてきました。

 それにもかかわらず、今回のような事例が後を絶たない背景には、一部のドライバーによる「少しの距離なら大丈夫だろう」「自分は運転が上手いから大丈夫だ」という過信や、冬の道路に対する認識の甘さがあると言わざるを得ません。

 一台の車両が立ち往生することで発生する交通麻痺は、単なる移動の遅れにとどまりません。救急車や消防車といった緊急車両の通行を妨げるだけでなく、寒冷下で長時間停車を強いられる後続のドライバーや同乗者の命を危険にさらすことにもつながります。除雪作業が滞ることで、道路全体の復旧がさらに遅れるという悪循環も招きます。

 この衝撃的な投稿に対し、SNS上では瞬く間に多くのユーザーが反応し、その数は数万件のリポスト(拡散)に達しています。

 インターネット上の反響を詳しく確認すると、立ち往生したドライバーに対する厳しい批判の声が圧倒的です。

 具体的には、「高級車に乗る余裕があるのに、なぜ命に関わるタイヤ代をケチるのか」「これはもはや事故ではなく、道路を塞ぐテロ行為に等しい」「立ち往生させた場合の罰則をもっと厳しくし、発生した多額の損害賠償を請求すべきだ」といった、無責任な行動への強い憤りを感じさせるコメントがあふれました。

 また、現場で対応にあたる国道事務所の職員や除雪作業員を労う声も多く寄せられています。

「事務所の方がここまでハッキリ言うのは、それだけ現場が限界に来ているということ」「丁寧な言葉遣いでは通じない相手がいる。この強い口調での警告は支持する」といった意見が見られ、公的機関が感情を露わにしてまで伝えようとしたメッセージの重みが、多くの国民に届いていることがうかがえます。

 一方で、今回の騒動を機に、冬のドライブに対する自己点検を促す声も広がっています。

「自分は大丈夫だと思っていても、雪国の天候は一瞬で変わる。改めてタイヤの状態を確認した」「チェーンの付け方をもう一度練習しておこうと思った」といった、自身の備えを見直す動きも散見されます。

 これは、国道事務所が発信した「怒り」が、単なる批判を超えて、実効性のある防災啓発として機能している側面があることを示しています。

※ ※ ※

 冬の道路を走行することは、ドライバー一人ひとりが「安全」に対して全責任を負うということに他なりません。

 特に雪道においては、適切な装備なしに走行することは、自分自身の命だけでなく、無関係な多くの人々の生活や安全を奪うことになり得ます。

 岐阜国道事務所による今回の異例の投稿は、冬の道路に潜むリスクと、個人の無責任が招く社会的損失の大きさを、改めて日本中に突きつける形となりました。

 この教訓を胸に、全てのドライバーが万全の準備を整えてハンドルを握ることが、冬の悲劇を未然に防ぐ唯一の道であると言えるでしょう。

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