シトロエンの「ハイドロサス」は壊れない!? 勇気を持って世界遺産と向き合ってみよう!【中古車至難】 1955年に発売されたシトロエン「DS」。20年間販売され145万台以上が製造されたベストセラーモデルだった。ヘッドライトの外側灯は機械的にサスペンションとつながっており、ステアリングと連動してヘッドライトも稼働する(C)Stellantis N.V. 低く優雅なルックスの「DS」には、駐車場での乗降に配慮して車高調節機能が搭載された。またハイドロによって実現した操作性の高さと快適性から、本国ではパトカーや救急車などにも使われていた(C)Stellantis N.V. 1970年から販売されたシトロエン「GS」。エアコン非搭載ながらも当時140万円という価格だったため、手軽にハイドロサスを味わえるとして日本でも人気が高く10年間以上輸入されていた(C)Stellantis N.V. 1979年には「GSA」へとアップグレードされた。流行遅れだった独立トランクはハッチバックへと変更、メーター類は特徴的なボビン式を採用するなどフルモデルチェンジ並の仕様変更だった(C)Stellantis N.V. 1982年から販売されていたシトロエン「BX」。中古市場では1.6もしくは1.9リッターが多く流通する。ロングホイールベース+ハイドロサスの快適性とリッター20kmの経済性の良さが特徴となっている(C)Stellantis N.V. 印象的なリアハーフスカート(後輪をボディで覆う構造)が採用されたモデルはこの「BX」で最後となる。またサスペンションには荷物による車体の沈みを検知し水平へと修正する機構が備わっていた(C)Stellantis N.V. 1974年に販売されたシトロエン「CX」。「DS」の後継モデルとして改良を加えられた大型FF車だ。エンジンはシトロエン初の横置きを採用、縦置きだった「DS」で不評だったダッシュボード下のスペース不足を解消している(C)Stellantis N.V. 「CX」という名前は空気抵抗係数を表すCx(現在はcdという呼び方が主流)から取られたもの。独立トランクながらもハッチバッククーペのようななだらかなボディとなっている(C)Stellantis N.V. ボディ全体を骨格とするモノコック構造と前輪駆動レイアウトを、世界でいち早く採用したシトロエン「トラクシオン アバン」。軽量で操作性に優れている上に室内空間が大きいということで、1934年当時から非常に人気を高い1台だった(C)Stellantis N.V. ハイドロサスを搭載した最後のシトロエンと呼ばれているシトロエン「C6」。2005年に登場しライバルであるメルセデス・ベンツやBMWなどとは一線を画していた。セダンの「C5」も同世代のハイドロ車としてラインナップされていた(C)Stellantis N.V. シトロエン「DS」はフォルクスワーゲン「ビートル」やBMC「ミニ」に次ぐ世界のクルマ史に残る名車だ。斬新なデザインと構造を持った「DS」はフランスを代表するクルマとして今でも絶対的な認知度を誇っている。そんな「DS」だが、サスペンション以外に安価パーツを使用した「ID」という廉価モデルも存在していた(C)Stellantis N.V. 他メーカーでは前輪のみの採用や車高調整用として採用されることが多かったハイドロサス。シトロエンでは全輪に搭載するだけでなくステアリングやブレーキも油圧で制御する効率的な設計だった(C)Stellantis N.V. 記事ページへ戻る シトロエン・CX の中古車をさがす 会員登録ポイントで豪華賞品ゲット
昨年末に2006年製のC6(2.2L HDi 6MT)を思い切って購入しました
毎日の通勤の足として使っていますが、もったいないかも…でも、最終進化型のハイドロ車をMTで走らせる時間は至福の一言に尽きます!