自動車保険加入に必要な書類とは?更新や各種変更手続きについてもわかりやすく解説

自動車保険に加入するときは、運転免許証など複数の書類が必要です。また、事故が起きたときに保険金を請求する際にも必要書類を用意しなければなりません。しかし、加入する保険のタイプや保険会社によって必要な書類は異なります。必要な書類に漏れがあったら、手続きができないので注意が必要です。この記事では、自動車保険の新規加入や保険金の請求に必要な書類を詳しく解説します。保険の各種変更や乗り換え、解約に必要な書類についても解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

自動車保険に新規加入するときは申し込みには何が必要

 自動車保険に新規加入するときには、契約者や車の情報を記載するための決められた書類が必要です。また、保険には次の2種類があり、それぞれ必要な書類が異なります。

・代理店型自動車保険
・インターネット型自動車保険

 ここでは、タイプごとに必要な書類についてくわしく解説します。必要な書類のほかに、確認しておくべきことも紹介するので見積もり時の参考にしてください。

代理店型自動車保険

 代理店型自動車保険は、実店舗で補償内容やロードサービスについて説明を受け、代理店と契約するタイプの保険です。代理店への手数料が必要なため、保険料が若干高くなりますが、保険内容について担当者と相談して決められるメリットがあります。

 代理店型自動車保険に必要な書類は次の通りです。

・車検証
・運転免許証
・印鑑
・自動車保険加入申込書

 自動車保険加入申込書は、来店時に代理店から受け取って記入します。車検証はナンバーや車両の所有者、運転免許証は運転免許取得日を確認するために必要です。また、印鑑は代理店によっては必要ありませんが、念のために持っていくのがおすすめです。

ダイレクト型自動車保険

 ダイレクト型自動車保険は、代理店を介さずに契約者が保険会社と直接契約するタイプの保険です。代理店への手数料が不要なため保険料が安いメリットがあります。ダイレクト型自動車保険に必要な書類は次の通りです。

・車検証
・運転免許証

 このタイプの自動車保険は、手続きがネット上で完結しているため、書類の提出は不要です。しかし、必要な項目を入力するにあたって、上記の書類が手元にあると手続きがスムーズに進められます。

他の保険会社から乗り換えるときは何が必要な書類は?

 他社から自動車保険を乗り換えるときに必要な書類は次の通りなります。

・車検証
・運転免許証
・加入中の自動車保険の保険証券

 保険の乗り換えには、加入時に必要な書類に加えて、現在加入中の自動車保険の保険証券が必要になります。保険証券とは、保険加入後に手元に届く書類で、証券番号や車の情報、補償内容が記載されています。

 なお、最近では、保険証券の電子化が進んでおり、契約しても書類が手元に届かない場合があります。この場合は、契約者専用ページから保険内容が確認できるほか、印刷も可能な場合が多いです。

自動車保険の更新に必要な書類は?

 自動車保険は期限がきたら更新手続きが必要です。ただし契約内容に変更がない場合には、更新には書類は必要ありません。

 代理店型自動車保険の場合は、郵送やメールで案内が届くためそれに従って更新手続きを行いましょう。また、インターネット型自動車保険の場合は、保険会社の公式サイトにアクセスして更新手続きを行います。

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自動車保険の各種変更手続きに必要な書類は?

 自動車保険に加入後、車の買い替えや引っ越しがあったら登録情報の変更手続きが必要です。これらの手続きには、書類が必要になる場合があります。

 ここでは、各種変更手続きで必要な書類についてくわしく解説します。それぞれの手続きの簡単な流れも紹介しているので参考にしてください。

引っ越した場合(住所変更)

 自動車保険の住所変更手続きには車検証が必要です。

 引っ越しした場合は住所変更手続きが必要になり、これは保険料を算出する際に契約者の地域が考慮されるためです。手続きはネット上や郵送によって行えますが、保険会社によっては車検証のコピーが必要になる場合があります。

 引っ越しから住所変更手続きまでの期限は明確には定められていませんが、速やかに変更手続きを行うことが推奨されています。引っ越し後に一段落したら手早く手続きを済ませましょう。

車を買い替えた場合(車両変更)

 自動車保険で車両変更する場合には、新しい車の車検証が必要です。

 車を買い替えたら、車両入替手続きが必要になります。手続きは納車日に行うことで、無保険期間や重複期間なしで車両の変更が可能です。手続きには、登録番号や初度登録年月といった情報が必要になります。それらの情報は車検証に記載されているため、車検証が手元にある状態で手続きを行ってください。

 そのほか、車検証のほかに走行距離の情報も必要になるため、オドメーターで値を確認しておきましょう。

名義変更したい場合

 自動車保険の名義変更に必要な書類は次の通りです。

・運転免許証
・車検証
・加入中の自動車保険の保険証券
・変更届出書

 そもそも自動車保険には、契約者と記名被保険者、車両所有者の3つの名義があります。親子間で自動車を譲渡する際は車両所有者、運転する人に変更がある場合は記名被保険者の変更が必要です。名義を変更することで等級を引き継ぎ、新規加入するよりも保険料を抑えられるメリットがあります。

 名義を変更する際は、保険会社に変更届出書を提出する必要があります。また、車両所有者の名義変更には、手元に車検証を置いておけば手続きがスムーズです。そのほか、記名保険者を変更する場合は、運転免許証のコピーを提出する必要があります。

運転する家族が増えた場合

 運転する家族が増えた場合の手続きに、必要な書類は特にありません。

 上記の場合、運転者限定や年齢条件の変更が必要です。例えば、子供が免許を取り親の車を運転するようになったら運転者限定を「本人・配偶者限定」から「家族限定」に変更する必要があります。また、年齢条件の適用範囲外の場合は、こちらも変更が必要です。

 変更手続きは、保険会社や代理店に電話をする必要があります。また、場合によってはWeb上から手続きができる場合もあります。変更によって保険料が変わる場合があるため、利用している銀行口座の情報やクレジットカードを手元に置いておけば、手続きをスムーズに進められるのでおすすめです。

自動車保険を解約するときに必要な書類は?

 自動車保険を解約するにあたって、事前に書類を用意する必要はありません。保険会社や代理店に解約したい旨を伝えると、「解約申込書」か「契約内容変更依頼書」のどちらかが郵送されます。インターネット型保険の場合は、Webサイトから印刷する場合もあるので、事前に確認しておいてください。書類に必要事項を記入し捺印すれば書類の準備は完了です。書類は保険会社に返送するか、代理店に持ち込むことで解約手続きできます。

 なお、自動車保険の満期日に合わせて解約したい場合には、解約手続きは不要です。当然、書類も必要ありません。ただし、保険会社によっては、保険を自動で更新する場合があるので注意が必要です。その場合には、事前に解約したい旨を保険会社に伝えてください。

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自動車保険の保険金を請求する場合に必要な書類は?

 事故が起きて自動車保険の保険金を請求する場合に必要な書類は次の通りです。

・保険金請求書
・交通事故証明書
・事故発生状況報告書
・示談書

 保険金請求書と事故発生状況報告書は保険会社から送付されるため、自分で用意する必要はありません。送付されてきた書類に必要事項を記入して返送してください。

 交通事故証明書は自動車安全運転センターから発行されている書類で、事故の発生日や場所を記載しています。交通事故証明書を発行するには、事故を警察に届け出る必要があります。その後、交番や保険会社から交通事故証明書の申請書を取得し、必要事項を記入。郵便局の振替窓口に提出することで、郵送されてきます。

 そのほか、対人事故なら診断書や治療費に関する書類、対物事故なら修理見積書や被害物の写真が必要です。

 なお、保険会社によって必要な書類が若干異なるので注意が必要です。保険金の請求前に、自分が契約している保険に必要な書類を確認しておきましょう。

車検証や保険証券を紛失した場合はどうしたらいい?

 車検証や保険証券を紛失した場合、再発行の手続きが必要です。車検証は市役所、保険証券は保険会社に再発行を依頼する必要があります。

 ここでは、車検証や保険証券を紛失した場合に必要な手続きをそれぞれ解説します。

車検証を紛失した場合の再発行手順

 車検証を紛失した場合、市役所の窓口から「自動車検査証再交付申請書」を提出する必要があります。また、一緒に手数料納付書を提出しなければなりません。その際は、300円分の収入印紙を貼付してください。そのほか、利用者の印鑑や身分証明書が必要です。

 なお、車検証の再発行にかかる時間は30〜60分ほどですが、窓口の混雑具合によって異なります。

保険証券を紛失した場合の再発行手順

 保険証券を紛失した場合、速やかに保険会社に連絡して、紛失の旨を伝えてください。その際、保険の証券番号を控えておけば手続きをスムーズに行なえます。

 その後、再発行手続き書類が郵送されてくるため、必要事項の記入後に返送してください。手続きが完了次第、新しい保険証券が郵送されてきます。

 なお、くわしい手順は保険会社によって異なるので、契約している保険会社のサイトから再発行手順を確認しておきましょう。

まとめ

 自動車保険に加入するときは運転免許証や車検証が必要です。また、これらの書類は住所変更や車両変更、名義変更の際にも必要になります。自動車保険に関連する手続きを行う際は、これらを手元に置いておけば手続きをスムーズに進められます。

 そのほか、保険金の請求時にはさまざまな書類が必要になるので漏れがないようにしましょう。必要書類は保険会社によって異なり、場合によっては必要書類をまとめて郵送してくれる保険会社もあるので、保険会社の公式サイトを確認しておいてください。

※契約の詳細や手続きなどは、保険会社によって異なる部分があります。詳細については、契約中・契約予定の保険商品の必ず「パンフレット」、「契約概要」、「注意喚起情報」、「ご契約のしおり・約款」等を必ずご確認下さい。

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自動車保険の口コミと評判

  • アクサダイレクト

    • 30代・女性
      トヨタ プリウス

      以前加入していた大手保険会社よりも3割くらい安かったのと、事故時の対応の早さに利点を感じました。後ろからぶつけられた事故があったのですが、私も走行していた為2:8の過失になると警察の方からも想定されましたが、結果1.5:8.5に割合が減りました。お相手の方への連絡も早かったようで、ストレスなく終えることが出来ました。

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  • ソニー損害保険

    • 30代・男性
      トヨタ ウィッシュ

      1年間の走行距離により年間の保険料金が決まるしくみで、元々の予定走行距離を万が一超えてしまった場合でも高額な追加料金等は発生しないため、安心して利用することができます。変化の激しいライフスタイルで一年前に立てた計画とは大幅に変化することが当たり前の時代となったため、予定走行距を超えた際の安心感で利用をしています。

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      トヨタ アクア

      私の場合は事故当日の初期対応時間が長いことと弁護士特約が全員にセットされているので、もらい事故で車両保険を使っても等級に影響しないことが決め手でした。またインターネット割引が2年目以降もグリーンの免許証でもブルーの免許証と同じ保険料で割高にならないことが満足点だと思います。

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  • セゾン自動車火災保険

    • 40代・男性
      三菱 デリカD:5

      普段は車通勤ではなく自転車通勤であること、家族も自転車の使用が多いので、特約の中に自転車事故に対する補償が入っているものを探していた。また、個人損害賠償保険の特約もあったので、それが比較的安価で加入することができたのが、この保険に決めた大きな理由です。

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  • 東京海上日動火災保険

    • 50代・男性
      レクサス GS

      私が20代の頃に車を始めて買い、その時に加入した自動車保険を今まで引き続いて契約しており、きめ細やかなサービスを気に入っています。例えばふとした疑問について問い合わせをすると、調査してくれたうえで必ず正確な情報を迅速に提供してくれます。また忘れてしまいそうになる更新時期には必ず電話連絡をしてくれますので安心です。

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  • SBI損害保険

    • 60代以上・男性
      トヨタ CH-R

      以前は国産の大手保険会社に代理店を通して契約してましたが、家庭の3台の自動車保険契約で年間約30万円でしたが、SBIのオンライン見積もりの結果、補償内容もあまり変わらないのに、約半分の保険料になったので迷わず契約しました。自動車保険って代理店を介すると相当な手数料を含んでいるのかもしれない。

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