まるでフルモデルチェンジ! パリの息づかい感じるルノー新型「キャプチャー」 で“フランスっぽい日本”へ出かけてみた【PR】

2025年6月、マイナーチェンジを受け日本市場に参入したルノー「キャプチャー」。欧州市場では2020年のコンパクトSUV販売台数でナンバーワンとなり、全世界で200万台以上を売り上げているベストセラーSUVです。その進化を確かめるべく試乗してみました。

欧州ベストセラーSUVがマイナーチェンジして登場

 ルノー「キャプチャー」がマイナーチェンジを受け、2025年6月、ついに日本で発売されました。キャプチャーは、乗用車をクルマのサイズや価格帯でカテゴライズした欧州の「Bセグメント」に属するコンパクトSUVで、このクラスはいま世界的に人気のカテゴリーです。

デザインを一新した新型キャプチャー。試乗車のグレードは「エスプリ アルピーヌ マイルドハイブリッド」(409万円)で、ボディカラーはブルーアイロンM、ルーフはオプションカラーのノワール エトワールMを組み合わせており、周囲の緑にも映える

 扱いやすいボディサイズでありながら、ゆとりある居住空間と十分に使える荷室を備えていることが人気の理由ですが、加えて「どんな個性を備えているか」という点も、ユーザーにとっては重要なポイントとなっています。

 そんなキャプチャーがどのような変化や進化を遂げているのか、さっそく確かめることにしました。

まるでフルモデルチェンジ フレンチデザイン息づく新型キャプチャー

 筆者(河西啓介)が実車を目にした第一印象は、「ぐっとカッコよくなった」「質感が上がった」というものでした。特にフロントまわりのデザインは、フルモデルチェンジされたかのように一新されています。

特に大きく変化したのはフロントフェース。新しいエンブレムを中心にデザインされ、まるでEVのようにグリルレスデザインとなっている

 2020年からルノーのデザインディレクターを務めているジル・ヴィダル氏によるデザインは、端的に言えば“曲線”から“直線”を基調としたものに生まれ変わりました。

 これまでの柔らかくフレンドリーな印象から、より硬質でハイテクなイメージになった、とも言えます。

>>【画像】斬新! 新型キャプチャーの美ボディを見る!

ボディサイズは全長4240mm×全幅1795mm×全高1590mmとコンパクト

 大きかったヘッドライトはシャープな細目に、ひし形のアイコン「ロザンジュ」を中央に配したフロントマスクも、一見グリルレスに見えるようなEV風のデザインになっています。全体として、スタイリッシュかつ高品質な印象を与えるデザインに仕上がっていました。

 今回試乗したクルマのボディカラーは「ブルー アイロンM」という、美しいダークブルー・メタリック。ブラックに塗り分けられたルーフのツートーンにより、全体がキリッと引き締まった印象になっています。

 フロントグリル下部のシルバー加飾や、ボディ下部に配されたグレーの樹脂パネルなど巧みなカラーコーディネートが施され、フランス車らしい“BCBG(ボン・シック・ボン・ジャンル)”なセンスが感じられます。

東京のリトル・パリで感じた「キャプチャー」“街なか性能”の高さとは

 筆者はこれまで、ルノーをはじめとするフランスメーカーのコンパクトカーを何台も乗り継いできました。

 そのなかで感じたフランス車の魅力は、「数値などのスペックだけでは表せない、日常生活での使い勝手や心地よさ」です。今回は1日という限られた時間のなかで、「フランス車のある生活」をテーマに新型キャプチャーを走らせてみました。

駐日フランス大使館を背に。細街路もBセグメント車ならなんのその

 最初に向かったのは、東京都港区の南麻布にある駐日フランス大使館です。このエリアは住宅街で道が細く、対面通行道路と一方通行道路が複雑に入り組んでいます。

駐日フランス大使館の周辺は坂が多い。マイルドハイブリッドモデルなら、エンジンの回転をアシストしてモーターが駆動する。1.3リッターエンジンとは到底思えない走りを体感できた

 それにもかかわらず交通量は決して少なくありません。エリアに踏み入った瞬間、「大丈夫かな」と一瞬不安になりましたが、キャプチャーのボディサイズ(全長4240✕全幅1795✕全幅1590mm)であれば、狭い路地でも扱いにくさを感じることはありませんでした。

路地対応性能は、新型キャプチャーにも受け継がれている! 新宿区の神楽坂は、「お忍びで遊びに来た人を後ろからつけて来ても、横に入られるとわからなくなる」といった理由から「かくれんぼ横丁」と呼ばれる裏路地が多い

 思えば、パリの路地の細さも相当なものです。そのようななかをフレンチ・コンパクトたちはスイスイと駆け抜けていきます。そう考えると、キャプチャーのアイポイントの高さやボディの見切りのよさといった“路地対応性能”は、当然のことと言えるかもしれません。

 試乗を始めたのはまだ朝7時台。フランス大使館を後にし、混む前の都心を抜けて新宿区の神楽坂へ向かいました。そう、神楽坂は「東京のリトル・パリ」と呼ばれているのです。

 その理由は、随所にある小さな階段や石畳の細い路地など、フランス・パリの街並みを思わせる風景があるからです。そのためか、この界隈(かいわい)には日本在住のフランス人も多く暮らしているのだそう。

「東京のリトル・パリ」として知られる神楽坂を走る。フランス政府公式機関の「東京日仏学院(アンスティチュ・フランセ東京)」もほど近く、それがリトル・パリとして栄えた所以(ゆえん)だ

 フランスを感じさせる風景を探しながら走っていると、なるほど、しゃれたカフェやビストロなどがたくさん目につきました。

キャプチャーのマイルドハイブリッド 坂と狭い道で真価を発揮!

 同時に気付いたのは、この界隈の「坂の多さ」です。調べてみると、新宿区は地形的な理由から、名前の付いた坂だけでも100カ所以上あるそう。特に神楽坂周辺は細い路地と急坂が入り組んでいて、ドライバーにとっては都内随一の“難所”なのです。

グリルレスの先進的なデザインが目をひく新型キャプチャー

 しかし実際に走ってみると、この“難所”こそが、キャプチャーの長所を感じさせてくれることになりました。

 今回、日本に導入されたキャプチャーには、ルノー独自のハイブリッド技術を搭載した「フルハイブリッドE-TECH」と「マイルドハイブリッド」という2つのパワーユニットが用意されています。試乗したのは1.3リッター直列4気筒直噴ガソリンターボ・エンジンに補助モーター(BSG)を組み合わせたマイルドハイブリッド・モデルです。

搭載される1.3リッター直列4気筒直噴ガソリンターボ。今回のモデルでWLTCモード燃費は17.4km/L、フルハイブリッドでは23.3km/Lにも達する

 このマイルドハイブリッドの特徴は、158馬力を発揮するガソリンエンジンをメインに、発進、加速、登坂時など「ここいちばん」の力が必要なとき、補助モーターがアシストしてくれることです。

「東京のリトル・パリ」こと神楽坂を散策する筆者の河西啓介。取り回しの良いキャプチャーでは狭い道も難儀せず進める

 より身近なところでは、電動アシスト自転車を思い起こしてもらえばよいでしょう。ペダルを踏み込んだときにグッと後押ししてくれるような、あの感覚です。そのため停止や発進を繰り返し、急な斜度の坂の上り下りが多いこのエリアにはうってつけなのです。

 キャプチャーの“街なか性能”を確認した筆者は、途中で見つけたカフェでコーヒーをテイクアウトし、次の目的地に向かいました。

パリが息づくコンパクトSUV!? ルノー新型「キャプチャー」をもっと見る!

【画像】超絶にカッコいい!ルノー新型「キャプチャー」のスタイリングをもっと見る(85枚)

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